母親がどんどん嫌になります
母親のことが理解できなくて年を重ねれば重ねるほど嫌いになります。
私の母親は、私が小さな頃から不倫をしていました。私もよく不倫相手のところに連れていかれていました。母は美人でモテて、不倫をしていながらもその不倫相手に一生懸命です。幼い頃から、そんなことするならたちと離婚したらいいのにと思っていましたが、あなた(私)が大きくなるまでは経済的にも父といるほうがいいからと離婚をしませんでした。
そして私は25歳になり、父と母は別居までしていますがまだ離婚はしていません。父と母の仲は良好ですが、母には彼氏がいます。本当信じられません。
幼い頃は、そこまで疑問に思わなかったことでも大人の女性となった今、何十年もそんなことをしている母が本当に理解ができません。
だらしなく残念に感じます。
半年前ほど本当に嫌気がさして、母と大喧嘩しました。
母は自分でもだらしないことを理解しているようで、これからはちゃんとするとその時言っていましたが、全くちゃんとしていません。
今でもなお、自分には王子様がいて迎えにきてくれると信じています。
母のことを気持ち悪いとすら思います。
それでも母親で、私自身はしっかり育ててくれたので感謝していますが、嫌悪感を抱いているので母親と仲良く出来なくなってきました。
私も大人ですし、飲み込んでうまく母と付き合えればと思いますが、母親だからこそ出来なくて困っています。母との付き合いかたを教えてください。(母の性格を正すことは不可能だと考えています。)
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
精神的に殺しましょう
それはさぞかし辛いこととお察しいたします。何と言っても母親というのは「女性の標準」視される対象ですからね。
でも実は、どんな親子関係も終わりを迎えるのです。生物としてはありませんが、精神的・社会的には終わりを迎えます。誰でも。
言葉がおっかないので余り耳にしないでしょうけれど、「精神的親殺し」と言われます。
やり方は色々と人によって異なりますが、要するに「自立する」ということです。何かあっても自分で責任を引き受ける。「親がそう言ったから」とか「親がああだったから」は封印です。しかし「もう、あなたの思い通りには生きません」ということ。
お互いに辛いかも知れません。「私がこんなになったのは、アンタのせいだ」となじっても構いません。それは独立宣言です。
仏教では「出家」という言葉があります。テレビで宣言するのは出家でもなんでもありませんが、「一旦家族を捨てる」は、どこかの教団に属さなくとも、人生の通過儀礼です。
私たち僧侶、みなあなたの事を応援していると思います。どうかお幸せに。
期待しないこと
あなたの中の理想の母親像と比べたくなりますよね。
そうした理想があると、受け入れられなくなります。
お母さんであってもあなたではない。だから変えようとする事も、変わって欲しいと願う事も、自ら苦しみを作り上げる事にしかならないのです。
明らめるのです。明らかにするのです。あなたはお母さんではない。だから同じ道に進まないことができる。反面教師として学ぶことができるのです。
あなたの気持ちを伝えても、変わらないものとして期待しないことです。変わってくれたらラッキーくらいなものです。
あなたが本当に受け入れることができるまで、距離を置いていてもいいかもしれませんね。
思いを伝えたければ、一度真面目に向かい合い、しっかりと伝える場を作るのがいいと思います。