以前より「死」に向きあうことはできたものの…
難病を患い、あまり生きられないかもと一年前に相談した者です。
あれから多少悪化し、実は今、入院中ですが、まあ穏やかに過ごしています。
あれから僧侶の方が書かれた本を何冊か読みました。
解釈の仕方を間違っているかもしれませんが、
この世は全て「諸行無常」で常に変化するから、私が亡くなるのも仕方ないと。
8割納得しました。
でも私を看取るであろう主人に言ったとて納得しません。
主人は今、日々の大半を私の為に過ごしています。
どうしても言うこと聞かないので「毎日同じ顔見たくないから遊びに行って」
とも言いました。
自宅の仕事もあるので、本当に世間との交流を断ってしまってます。
私が死んだら、主人は孤独です。
自分の死より怖いです。
一昨日、小林麻央さんがお亡くなりになられました。
勿論、麻央さんが一番おつらいと思いますが、看病したり
悪化していく様子を見ていた海老蔵さんもつらかったと思うのです。
なのに海老蔵さんのあれだけ号泣する姿を見て、
「私はまだ死ねない」「旦那を泣かせられない」と思いました。
けどそれは現実に逆らうことですけどね。
まずは私は体調に気をつけることだと思います。
そこでお伺いしたいのは、
それでも私が今から迎える「病状の悪化」「死」について
主人の心身のダメージを最小限にできる方法ってありますか?
お忙しいところ申しわけありませんが教えて下さい。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
あなたの元気になろうという笑顔がご主人の励みになる。
猫大好きさん、こんにちは。
病気のご療養、お見舞い申し上げます。
自分よりも夫の事をご心配する、お心は、仏道、菩薩そのものです。
仏教の布施行という修行には、お金だけと思いがちですが、仏教のお布施とは自分の心身を他人に施すという修行なのです。その中で、財産をもっていなくてもできるお布施として「無財の七施」が説かれます。
1 眼施(がんせ)…いつも優しい眼差(まなざし)しで人に接する。
2 和顔悦色施(わがんえつじきせ)…いつも笑顔で接する。
3 言辞施(ごんじせ)…優しい言葉で接する。
4 身施(しんせ)…困った人を見たら助けてあげる。
5 心施(しんせ)…ほかの人のために心を配る。
6 床座施(しょうざせ)…席や場所を譲る。
7 房舎施(ぼうじゃせ)…訪ねてくる人がいれば一宿一飯の施しを行い労をねぎらう
今の猫大好きさんが、仏様の教えを通して、ご主人さんの心を労おうとするならば、優しい眼差し、笑顔、優しい言葉、心、の四つはできます。
そのお布施をすれば、ご主人の介護もやりがいのあるものになるでしょう。介護が大変なのではありません。介護を通しても、あなたと心がつながらないことがご主人にとって辛いはずです。ご主人を愛してあげてください。そしてあなたの愛を無財の七施で施してあげてください。たとえ病気の身であっても、心の通った素晴らしい夫婦になると思います。
合掌
※良かったね。近くだから希望があればお見舞いに行きますよ。いつでもいってくださいね。合掌
旦那様には感謝の言葉を
あなたはとてもお優しい方なのですね。ご自分が入院されて大変な時に、旦那様の心配をされて、本当に旦那様のことを愛しているですね。
仏教は生老病死の苦しみからの解脱という事が根本にあると思います。この体は常に変化している。体だけではなく物も周りの環境も。
ここにあったという記憶が人間にはあるから、その記憶によってあったものがなくなったと思い、悲しみが生じます。悲しむことができるのです。悲しい時は泣けばいい。無理に我慢しなくても、楽しい話の時には笑顔になれる。お茶を飲めばお茶の味になる。そうしてコロコロと変化して生きているのが私たち。
文字に目を向けると文字を読むことができる。
歳をとったり、病にかかるとできなくなることもあるでしょう。それも、過去のできたはずという記憶が苦しくさせますが、あるのは今の様子だけ、これが事実。すべて。ここに満足いくかどうかです。
死については、生まれたことを知らないのと同じで、死んだことも知らないぐらいなものなのだろうと想像します。
旦那様のことは旦那様自身がやること、あなたは感謝していたらいいでしょう。旦那様はしたいことをしているのです。ありがとの言葉を伝えてあげてください。
質問者からのお礼
染川様
私の主人は格好いいわけでもなく、ビール腹だし、女心分からないときあるし…
でも「バカなんじゃないの」と言いたいぐらい優しいんです。
主人みたいな人は幸せにならなきゃダメなんです。
私にできる4つのお布施を心にとめて、日々過ごしていきたいと思います。
ありがとうございました。
邦元様
私が優しいんじゃなく、主人に幸せになって欲しいだけなんです。
でも感謝はいっぱい言えます。できます。
ありがとうございました。