この問答を娑婆にも伝える
お坊さんからの回答 1件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
心身無垢
入浴は排泄とか食事と違って「しないと命に関わる」事じゃないから、思った通り出来なくてもそんなに思い詰めなくても良いですよ。そんな貴方でも必要性を感じる時は必ずあると思うんで、その時はそれまでの分を取り返すようになさっていただければよろしいかと思います。
因みに我ら禅寺では、入浴も修行のひとつと捉えて勤しみます。加えて「三黙道場(ほかにお手洗い・僧堂)」と言っていたずらに音をたててはいけない場所、極めてそこを重視する場所のひとつともなっております。
自己の心身を外からも内からも洗浄し垢を落とし、明日の修行(生活)がさらにより良いものであるようにとの思いで使わせていただくのです。すすぎ流す水一滴にも感謝しながら、一切の無駄使いをも排除し、かつ一身と心を清めて明日への活力をいただく…有り難いことです。
以上お風呂の事ばかりになってしまいまして恐縮ですが、これからは日を追うごとに暑くなる時期へと入ってまいります。ある程度清潔を保っておかないと生活もしにくくなろうかと思いますので、生活習慣はある程度こなしていけるように心掛けてください。唯々事務的に自動的に洗うのではなく、「清めさせてもらっている」という感覚は大事に。リフレッシュの本意はそこかもしれませんね。
{{count}}
有り難し