人と話をしたあと、暗い気持ちになってしまいます。
わたしは、人と話しをしたあと、必ず暗い気持ちになってしまいます。
「あのとき、ああいえばよかった」とか、「あの言葉は人を傷つけたんじゃないか」とか、いろいろと思い悩みます。
人と話しをしたあとも、気持ちが華やぐようなお言葉を教えていただきたいです。
よろしくお願いします。
過去の出来事に、クヨクヨ悩みます。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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一人反省会をやめましょう
人と話す前や、話した後に頭の中で、会話を練習したり、反省会をする癖がついてしまっているのでしょう。
私たちは、過去でも未来でもなく、今この瞬間を生きています。まず、その現実に気付きましょう。
今しか生きることができないのに、未来や過去のことを考えているのは、意味の無いことです。
人と会って話した後の反省会をまずはやめましょう。考え出してしまった時は、今の自分の姿の意識を向けてください。たとえば、車を運転していたら現在のその運転している手の動き、足の動き、景色、音などの様子に意識を向けていきましょう。
私も良く、一人で反省会を良くやっていました。「こう言えば良かったかも」「もしかしたら傷つけてしまったかも」など・・・
しかし、現実に気付き、過去のことを考えないようになったら、そのような反省会もすることはなくなりました。いまの自分の様子をよくよく観察することです。
独り合点ではありませんか?
邦元師も仰っていますが、「必ず」というのは本当でしょうか?たまにそういう時があって、クローズアップして「必ず」と感じてしまっているのでは?と、まずは思います。
あなたが、そのような「一人反省会(By邦元師)」をするのは、いつからでしょうか。何か思い当たる事件がありましたか?「私の言い方が悪くて、相手を怒らせてしまった、困らせてしまった」、そんな相手からの指摘があったのでしょうね、きっと。そのショックが大きくて、未だに引きずってしまっている…のかな?と推測します。
「人に対して、何かを話す」のが、億劫というかおっかなくなっていませんか?あなた自身は「勢いよく本音を言う、それだけが大事」と思い、「だって本当に、そう感じるんだもん」で全てを貫こう…という訳ではないのだろうと思います。仲良くやりたい、楽しくやりたい…そんな思いが、時として相手の心中を考えない発言になってしまう事が、あったのではないかと思います。(これも推測)
次に「人と話をした後も、暗い気持ちにならない」事を考えてみます。会話の楽しみは、実は恐らく「話者」としての方が、簡単に味わえると思います。つまり、あなたが「気持ちよく話させてくれる相手(つまり、聞いてくれる人)」になれば、きっと「いい会話ができた」のです。一旦「聞き上手」を目指してみては如何でしょうか。そのポイントは、それこそウェブで見れば沢山見つかります。
正直いいまして、「自分が喋って、しかも終えたときに華やかな気持ちになる」は、ちょっと望みすぎのように感じます。それは、「よい聞き手に出会い、聞いてもらえた」からであり、話した貴女の方が感謝すべきことである、ということです。
相手の話を聴く。それも感心しながら、というのがあると良いですけど。
相手の気持ちを想像しながら聴く、というのも良いですね。
相手を賞賛する、も良い! 自分よりも相手中心で会話ができるようにする。
そうなるように、すこしずつしていく、というのはどうでしょう?
そうなれば、あなたに話しを聞いてもらった相手の人は、明るい気持ちになります。
相手が明るい気持ちになれば、もし仮に自分が暗い気持ちになっても、
まあそれでいいんじゃないですか?
自分を良く見せようとしない
自分からかまえ事や繕い事を外してみましょう。
本当の語らいって、本当の素の話し合いなのです。
気を使う人と話をするとかまえ事が生まれます。
作り事や装いや自分をより良く見せようとする心が働いてしまうのです。
素の自分でいることに勤めてください。
人間は一番なにもかまえ事が無い時にこそ最高の力を発揮するものです。
質問者からのお礼
相手の気持ちを想像しながら聴く。
自分よりも相手中心で会話ができるようにする。
この2つのお言葉が心に深くしみわたりました。
すこしずつ、この2つを表現していきたいと思います。
そうですねぇ。相手の方が明るい気持ちになれば、わたしが暗い気持ちになっても、それはそれでいいですね。なんだか、心が整理できたような気がします。
遠藤喨及様。ありがとうございます。
邦元様と佐藤良文様のお言葉で、またまた元気がでてきました。
わたしが、一人反省会をするようになったのは、社会にでて働きだしたときからです。
わたしの一言で、相手の方を怒らせてしまって、そのことがあってから、相手の方がわたしを避けるようになってしまったことがあったんです。
わたしはすごくショックでした。
佐藤良文様のご推測どおりで、わたしは人と話しをするときは、仲良くやりたい、楽しくやりたいって思いながら人と話をしていました。
わたしは、相手の方のことをまったく思っていませんでした。
深く反省します。
これからは、一人反省会をやめて今を生きて、人に感謝の気持ちを忘れないように生きていこうと思います。
邦元様。佐藤良文様。ありがとうございました。
丹下覚元様のお言葉は、心に深く響きました。
かまえ事や繕い事はしてました。
これから、素の自分でいることに勤めます。
丹下覚元様。ありがとうございます。