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【失礼をお許し下さい】仏様は、精神医学がそんなに嫌いかい。

回答数回答 3
有り難し有り難し 58

いつもお世話になっております。
暴言、失礼発言お許しください。
仏教、坊さんって精神医学とか発達医学そんなに嫌いなんですか?じゃあ今まで私が拝んできた仏様は一体なんだったのさ?
✳︎
先日、菩提寺の僧侶と話をしました。
「貴女は自分を自閉症だって言ってるけど、思い込まされているだけだからね。
医者如きが数値や検査結果で人格決めるとかwあなたの何がわかるっていうの?
そんなだったら宗教成立しないからwww」
確かに私は自閉症ではありません。
「自閉性スペクトラム障害(別名:広汎性発達障害)」と診断は受けましたが、それで混同したと思われます。
✳︎
その後薬を自己判断で中断し、著しく症状が悪化、職安の担当者さんにきつく叱られました。
「無責任な発言。希死念慮のある人だったら自殺未遂をする」とも言っていました。
✳︎
この話をその僧侶にしたら
「本当にごめんね!ちゃんと病院行ってる?薬飲んでる?」と心配してくれている様ですが、
未だに腹の虫が治りません。まるで
「仏教的に見ても精神疾患、障害者は悪!!」
とでも言いたげな発言でした。
✳︎
仏教は、精神医学、脳神経医学が嫌いなんですか?だとしたら、
これから私は何に縋ればいいの?
極楽浄土にも行けないの?
教えてください。よろしくお願いいたします。


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

その人なりの最高の助言が自分にフィットしない場合もある

まず「仏教は~」ではなく、その坊さんがね。
そんでもって、あなたの総合的判断がそう思っただけで、別にすべての坊さんがそうだなんてことはありません。
優れた患者は自分に合わない間違った薬(教え・導き)を処方されても、そこに愛を感じて相手の事を悪く言わないことです。相手を思いやる心、愛を愛として受け止める心、優しさを優しさとして受け止める心が、自分の体に善玉エネルギーになるからです。
その人が実際はどうかはわかりませんが、実際世の中には薬漬けにされてしまった人たちは沢山います。
別に薬がいけないのではありません。
ですが、薬なしで生きていけたほうがより健全です。
あなたはあなたの人生です。
自分で自分に何がフィットするかは自分でないとわかりません。
人任せでも見つかりません。
その人は、その人なりにあなたには何が良いかは試行錯誤されたのかもしれませんが、あなたにはフィットしなかったのです。
相手の善意は善意として受け止め、薬を飲んだ方がしっくりくるのであれば薬に頼るのも悪いことではありません。ただ、薬は依存しやすく、医師も最低〇週間~数か月の観なさいという人もいるでしょう。人によってはそれでもう依存体質になって、薬なしではいられなくなってしまう人もいるので、注意をした方がいいよ、という程度の事ではないでしょうか。
薬で治せることは限りがあるでしょう。
薬を飲んでも日頃、心の中で歩む思考回路AとBとをどちらを選ぶかは、あなた次第ではないでしょうか。
本当は、薬を飲んでそこを治すというよりは、薬があってもなくても、自分が苦しんだり、傷ついたり、やけになったり、批判的にならないように、改めていくということが自分をお助けする上でよいあり方ではないでしょうか。
仏教的に見て云々と言いうことではなく、その人があなたに薬依存になってほしくなかっただけなんじゃないでしょうか。
なにごとも、悪意より善意。
悪く思うよりは、よいところを探して「よりよく」受け止めてあげてください。
それがあなたの心を乱さないためにも苦し以上によい薬となるかもしません。

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有り難し
おきもち

医学は必要なものです

私もですが、そのお坊さんもまだまだ未熟な愚かな学の浅い凡夫なのです。ですから、どうか許してあげてくださいね。
これまで通り、医学と仏教の両方を、そしてあなた自身の考えを頼りに生きてくださいね。
なお、極楽浄土に往生する方法は南無阿弥陀仏と唱えることですから、すでに何度も唱えているあなたは何があっても間違いなく極楽浄土に往生するのですから、安心してくださいね。
南無阿弥陀仏

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有り難し
おきもち

私は浄土宗の坊さんです。 少しでも何か参考になればと思って回答しています...
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ご安心なさってくださいね

拝読させて頂きました。
そのように言われたのではあなたもショックでしょうし相当不安になられるのも無理もないでしょうね。
お話し読ませて頂きましたが、聖章師のおっしゃるとおりかと思います。
そのお坊さんはとても早合点でろくに話を聴かないままに勝手に決めつけおられるように感じます。又医学や精神的な分野に対してもあまり関心も興味もないのかもしれませんね。
人それぞれですからやむを得ないことですがその様な姿勢であることは嘆かわしくも思います。
私もそうですが浅学非力の凡夫であるという事です。
とはいえ宗教者や僧侶であっても医学や精神世界については関心ある方は多いと思います。
科学の進歩なくして現代社会はあり得ません。
まして私もそのお坊さんも風邪ひいたり病気になれば病院に行くでしょうからね。
医学的な見地も今生きている中では大切なものごとの見方になっていますからね。
まあ、そのようなお坊さんもいるということです。

あなたは浄土宗檀信徒として日々三心具足のお念仏なさっておられますから間違いなく阿弥陀様の西方極楽浄土に往生なさいます。
どうかその点ご安心なさってくださいね、そしてこれからも日々お念仏おとなえなさり信仰を深めてくださいね。
これからもどうぞ宜しくお願い申し上げます。
南無阿弥陀仏 合掌

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おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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質問者からのお礼

【聖章 先生】
ご回答ありがとうございます。
南無阿弥陀仏ナムアミダブツ…。
坊さんなったばっかりなんですよ、この人。
はい、聖章先生のお顔(拝見したことないけど)と阿弥陀様のお慈悲に免じて、
今回は許してあげるワ!!(笑)

【kousyo Kuuyo Azuma 先生】
ご回答ありがとうございます。
南無阿弥陀仏ナムアミダブツ…(–人ー)
そう、医学的見地には本当に助けられてます。私自身、客観的に自分を観れるようになったのと、お寺やその他公共施設で困った感じの人を見ても、前はピリッていたのが、
(そっとしといてあげよう…ごめんね)
と言った対処ができるようになりました。
お寺の転籍、つまり墓じまいも視野に入れようかな…。新米住職なんですよ、彼。
外科医学には賛成のようです。
「こういうとこ切ったとかだったらわかるだろうけど」ってその時言ってましたから。
許して檀家を続けるか、思い切ってお金貯めて菩提寺かえるか…。勘弁してくれよ。
今タダでさえ忙しいのにさ。とりあえず総代に報告はしておきます。

【丹下覚元 先生】
 ご回答ありがとうございます。うーん…まずは私はひと呼吸おく技術を磨くべきなのかしら。
そういえば何年も前私が前入っていた病棟で、21錠飲まされてる奴がいたっけ。
1食でですよ1食でェ!!
 私は朝晩あわせて3錠だけで1錠のグラム数も一番少ない、それと副作用もないので、
恵まれている方なのかなぁ…
 私は私の人生…わくわくと同時に、ちょっと不安でもあるなぁ…うまくやっていけるかなぁ。

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良い人・優しい人が損する理由

YouTubeのオススメに「良い人・優しい人が損する理由はこれです」みたいな動画があったので、とりあえず観てみました。その動画には「ブッダの教え」というサブタイトルが付けられていました。 優しさと思いやりが、いいように利用され苦しむ主人公の話でした。 その後、主人公が見つけた答えは、 ①「自己尊重と他者への尊重のバランス(自分自身と他人の間に健全な境界線を引く)」 ②「自分の気持ちや考えを尊重してもらえない関係は健康的ではないと理解しそのような関係とは距離を置く」 ③「支援や協力が真に価値を持つ場合にのみそれらを提供するようにする」 というものでした。 私にはとても良い話に感じましたが「我を無くす」から遠のいてるようにも見えて、この話をどこまで鵜呑みにしていいのか迷っています。 「ブッダの教え」とありますが、この動画に出てくる登場人物名や逸話をネットで検索してもそれらしいソースが見つかりませんでした。 (生きにくさを抱えた現代人向けの創作?) ここでお坊様方にお聞きしたいのは①②③は仏教的に見て、実行しても大丈夫な内容でしょうか。 またお坊様方の考えなどもお聞かせ頂けたらと思います。 よろしくお願いします。 補足です。 私は優しさ・善良さとは程遠い人間ですが、周りではよく聞く話だったので、このテーマに関心がありました。

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