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仏教における女性の立場について

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私は女性で、仏教の考え(特に原始仏教に惹かれましたが、家は浄土真宗です)にとても興味を持ち自分なりにいろいろと勉強しています。

そんな中、仏教は女性蔑視をしているとの意見を目にしました。調べてみると、女性は女性であるというだけで地獄に落ちることが決まっていたり、またお釈迦様もスッタニパータなどの中で女性はひどい生き物だというようなことを言っておられたりするということがわかりました。今まで信じてきたものはなんだったのだろうと正直ショックです。私は仏様にいくら念仏をささげても救われないということでしょうか。死んだら地獄行きなのでしょうか。どうか本当のことを教えてください。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

救われます

南無阿弥陀仏と念仏をとなえてください。
阿弥陀仏は、男女問わず、善人でも悪人でも、念仏すれば救ってくれます。

あと、お釈迦様の時代には、女性で悟った方もおられました。
女性だから救われないということはありません。

あるお坊さんの本で、女性の定義とは、子供を産む生き物のことだ、という内容がありました。
アメーバなど、細胞分裂で子孫を産むような、オス・メスの違いがない生き物だったら、全員が女性なのです。

子を産むのが女性だ、と定義した場合、子供を産むと子供に愛着が生まれますから、煩悩につながりやすい面はあると思います。
煩悩は、悩み苦しみの原因です。
子供への執着が悩み苦しみの原因になることは、現実的にありえます。
「女性が救われにくい」としたら、そういう理由があるかもしれません。

ちなみに、極楽浄土には女性はいません。
極楽浄土では、生き物は子供を生まないのです。
極楽浄土の住人は、蓮の華の中に生まれるのです。
なので、南無阿弥陀仏と念仏をとなえて、阿弥陀仏の本願力によって極楽浄土に往生すれば、男性(非女性=子供を生まない者)になるのです。
極楽浄土では、執着を捨てて阿弥陀仏の弟子して修行できるのです。

女性でも救われるし、女性でも悟れます。
ただし、男女問わず悟るのは難しいですね。
念仏で往生するのは簡単です。
念仏で往生すれば女性ではなくなります。

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がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四...
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今日時間があったのでスッタニパータを読み直してみました。女性を軽蔑する文章は見当たらないのですが、少し近いものに、その中の「八つの詩句の章」の九節の最初にこうあります。
(ある時マーガンディヤという名のバラモン教の信者が娘を連れてブッダの前に現れ、娘をブッダの妻にするように言いました。それに対してブッダはこのように語りました。)
「私は悟りを開こうとした時に、愛執と嫌悪と貪欲という3人の魔女を見ても、彼らと淫欲の交わりをしたいという欲望さえも起こらなかった。糞尿に満ちたこの女がそもそも何ものなのだろう。私はそれに足でさえも触れたくないのだ。」
「マーガンディヤよ。(略)諸々の事物に対する執著を執著であると確かに知って、諸々の偏見における過誤を見て、固執することなく、省察しつつ内心の安らぎを私は見た。」
(以後は略)

ブッダは決して女性を軽蔑しているのではありません。ただ性欲や所有欲を離れるために、女性は(もちろん男性も)肉と骨と皮からできているだけの糞尿を出す物でしかない、と自らを厳しく戒めているのでしょう。また、娘を出家者に嫁がせようとするマーガンディヤに対して少し厳しい言葉で語ったのかもしれませんね。

なお、浄土宗の宗祖法然上人は極楽浄土で女性の姿のままの母に会えると信じていると語っていました。ですから、私も極楽浄土という所は、決して男性しかいないのでは無く、男女の差別が無い所と解釈しています。
南無阿弥陀仏

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私は浄土宗の坊さんです。 少しでも何か参考になればと思って回答しています...
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質問者からのお礼

ご回答ありがとうございます。極楽浄土では子供を生むことがないから男性(非女性)になるという意見にハッとしました。どうして極楽浄土では男性にならなきゃいけないんだ!と少し立腹していましたが、子どもを生まなくて良くなるからなんですね。顔貌まで男性に変わることなく自分は自分のままで極楽浄土でも修行ができるとわかり安心しました。本当にありがとうございます。

三宅聖章さん、ご回答ありがとうございます。ブッダは自らを戒めるために厳しくおっしゃったのですね。誤解していました。法然上人のお話、とてもいい話だなぁと思いました。女性は極楽にいけないと勘違いしている人もまだまだ多い気がするので、皆さんのお考えをみんなに知っていただきたいなと感じました。ありがとうございました。

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