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仏教における障害者への認識について

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こんにちは

常々気になっていたのですが、仏教において、障害者(知的障害者〜身体障害者まで様々)はどのような見方をしているのでしょうか?

キリスト教だと、『神の御力が込められた存在』として聖書にも大勢出てきて、イエス・キリストの奇跡を受ける対象として大切にされている節があります。

仏教だと、お釈迦様の弟子の1人にも物覚えが悪い人物がいたけど、お釈迦様から直接指導を受けると悟りの境地に至ったとの話があります。しかし、それ以外の話は聞かないです。

詳しく知りたいので、ご教示をお願いします。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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私達はみんな病人

そうですね、確かにお経にはあまり記載がありませんね。それはおそらく、お釈迦様の目から見ると、私達ほとんど全ての人達が精神的な病人(あるいは障がい者)に映っていたのだろうと思います。
煩悩に犯され、執著に犯され、目の前にある真実をありのままに見ることもできない、そして、その為に苦しんでいる、そのような病人に見えていたのではないでしょうか。
ですからお釈迦様は各地を回って説法(精神的な治療)していたのでしょう。35歳の時に悟りに至り、それから80歳でこの世を去るまで45年間もインド各地の沢山の人達に説法したのですね。
私達は程度の差はあれどもみんな病人、だからこそ、煩悩や執著を無くすように自らを整えて、時には他の人の力も借りながら、日々努めなければならないのです。
また、自分が病人であると自覚することによって、他の人の病を理解することに繋がり、必要な時は協力してあげるような思いやりを持つことができるのではないかと思います。

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私は浄土宗の坊さんです。 少しでも何か参考になればと思って回答しています...
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