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口臭について

回答数回答 3
有り難し有り難し 39

今回の悩みは夫の口臭についてです。夫とは結婚して2年(子どもはいません。)、夫は営業の仕事をしていて毎日休まず真面目に働いてくれています。
ここ最近夫の口臭がきつく気になり始めました。

前に一度、
「(仕事中)ごはん食べた後は歯磨きしたほうがいいよー。」と少し軽く伝えたのですが、
「忙しくてできない。」といわれました。

営業職だし清潔にしていたほうがいいとも思うし、
ただ彼を傷つけるだけなら気にしないほうがいいのかなと考えたり、内臓疾患であったり、過度なストレスが原因かもしれない…
などいろいろと悩んでしまいます。

こんな私にアドバイスいただけますでしょうか。


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

 こんにちは。

 「ピコレット」というトイレ用芳香剤をご存じでしょうか?
 今は様々な芳香剤がありますが、昔はトイレの芳香剤といえば「ピコレット」で、その香りは「キンモクセイの香り」でした。今でもキンモクセイの香りをかぐと、トイレのニオイがするなぁ、と思ってしまします(笑)。
 このように、キンモクセイのにおいひとつをとっても「お花の良い香りがするなぁ」と思う人もいれば「便所のにおいだ」と思う人もいるのです。ですので、ご主人の口臭も、あなたは気になるけど他人はそれほど気になるレベルのものではないのかもしれません。

 と、ここまで書きましたが、口臭は体の病気のサインかもしれません。虫歯や歯周病かもしれません。
 ご主人は会社員さんのようですので、健康診断は受けていると思います。結果はどうだったでしょうか?異常がないようでしたら虫歯や歯周病の可能性がありますね。私は年に一度、虫歯でなくても歯石を取ってもらいに歯医者さんに行きます。歯医者さんに行くと、頼まなくても歯周病や虫歯の検査をしてくれます。

 アドバイスですが、まずあなたが歯医者さんに歯石を取ってもらいに行き、帰りにご主人の予約も勝手にとってしまいましょう。そして、ご主人に「とても気持ちよかったので、あなたの分も予約しておいた」などと言って歯医者に行かせるのはいかがでしょう?

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・曹洞宗/静岡県/50代 平成27年鳳林寺住職。平成28年hasunoha回答僧登録。 好きな言葉は「和顔愛語」。和やかな顔と思いやりの言葉という意味です。曹洞宗開祖道元禅師は、愛語には世界を一変させる力があると仰っています。回答には厳しい言葉を入れることもありますが、相手を思いやる気持ちがあってこその言葉と捉え、受け止めていただきたいです。 ※質問の答えについて、話の大筋は変えませんが、投稿してから誤字脱字を直したり、内容をよりわかりやすくするため、若干加筆修正することがあります。ご了承ください。 ※「お礼」は必ず拝読していますが、それに対して回答の追記は原則しないことにしています。ご了承ください。 ・回答する件数は減っていますが、ほぼ全ての質問とつぶやきに目を通しています。
話すのが苦手なので、原則不可とさせていただいています。どうしても!という場合は運営さんに問い合わせてみてね。

たまに磨いてあげてはいかがでしょうか

オス、ダンナ、亭主、夫、男というものは、仕事ばっかりになったり、会社で病むことがあったり、奥さんに相談したくても奥さんがお子さんばっかりに気持ちを注いでいると静かなる自殺ウィルスが起動してすべてがどうでも良くなっていきます。お子さんはおられないそうですので、もっと恋人感覚を取り戻された方が良いのでは?
男性は仕事によってはブラック、戦場です。
疲れた傷をいやしてあげることをメインにしてあげれば自信を取り戻すのではないでしょうか。
アラフォー世代の男性とお話ししましたが、奥様が旦那さんに感謝やホメホメや寄り添いが無いとやさぐれ感たっぷりでグダグダになっていくというデータがあります。(当寺調べ)
ご主人にとってはパパ意識よりも恋人意識の方が良いそうです。
そのバランスが崩れますと、どんどんグダグダになりますので早めにケアしてあげてください。

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お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

原因は・・・

 口臭は直接言われると相手を傷つける恐れがありますので、まずは、相手の体調特に胃腸の調子を聞きましょう。悪いと言われたら、医師に診てもらうよう伝えましょう。気分転換にと飴やガムを渡すのもいいと思います。お釈迦様の教えに「服すと服せざるとは医の咎にあらず。」とあります。「医師が診察して病気が見つかり適切な処方箋を出してもそれを服用するかしないかは患者の自由であり、医師の知ったことではない。だから、しないからといってむやみに感情的になったり、強制しようとするな。」と言っておられます。布教を医師と患者の関係に例えて弟子たちにお示しになった教えです。だから、夫さんが別に言うことを聞かないからといって強制的に口臭予防させるのは返って逆効果です。営業しているならいつか会社の同僚や上司、お客さんに言われて気づくこともありますのでそれまで待ってもいいと思います。あなたが意固地になる必要もありません。
 それと前から夫さんは実は口臭があったけど、あなたは彼を愛していたがためにどんなことも許せたのではないでしょうか?しかし、愛の熱が時間の経過と共に冷静になってきて、気づいたら夫さんの口臭が気になり始めたということはありませんか?これは夫婦愛が冷めだしたサインかもしれません。これは時間が経つにつれて気持ちが冷めていき、気づいたら離縁なんてこともあるかもしれません。今のうちに愛を確かめ合う作業をしてください。
 

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目指せ!となりのお坊さん あなたの小さな悩み相談お答えします  私があなたの悩みを解決するのではありません あなたの悩みを解決するお手伝いを私がするのです ちょい悪坊主を目指しています。尊敬する人は一休さん。
ここだけの話し  どんな些細な質問でも回答します! ・私の目指す僧侶は一休さんのようなちょい悪坊主です。時には常識にとらわれずとんでもないことを言いますが、しっかり受け止めて下さい。私もしっかりとあなたの質問を受け止めたいと思います。 ・先ずは30分からで、システムに慣れたら時間を延ばしたいと思います。

質問者からのお礼

貴重なご意見ありがとうございました。

私自身神経質な一面があり、夫に窮屈な思いをさせていると思い反省しました。
口臭についての相談でしたが思いもよらない視点からのアドバイスに最初はびっくりしましたが、完全に否定できないところもあり、できる限り夫を癒し関係が悪化しないよう努力していこうかと思います。ひとつひとつの行動・言動に感情的にならず、柔らかな妻でいたいと思います。

あまり夫が話さないタイプなので気にしてなかったのですが、やはり男性にとって仕事は戦場なんですね。勉強になりました。

歯科受診は何もなくても大切ですね。夫はもちろんですが、私も。
デート感覚で今度夫婦で受診したいと思います。

口臭での悩みでしたが、夫婦関係を見つめなおす良い機会となりました。

本当にありがとうございました。

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