悪いことをした時
人として言ってはいけない言葉を、大切だった人へ言ってしまいました。
去年、仕事とプライベートの疲れから鬱病と適応障害を患いました。
そのため感情の起伏が激しくなり、自分でもコントロールができない時があります。
少し前にお付き合いをしていた彼に、絶対言ってはならないであろう罵声を浴びせてしまったんです。
言い訳ですが…病気の影響もあったと思います。
謝罪をしたのですが、許してもらえず、そのままお別れという形になりました。
彼からは
「人としてありえない」と言われてしまい、とても反省していると同時に、これが私の人間性だったんだ…と思い自己嫌悪です。
こんな事を言ってしまう私は、今後幸せになる価値もないんじゃないかと思うのです。
30年生きてきて、何を学んできたんだろ。最低だなっと自分を責めてばかりいて、なかなか前に進めません。
過ちの処理の仕方を教えてください。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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過去は過ぎ去りもう無い
言葉を舐めて丸めてから使うこと
*** ま る め る ***
舌の上に
ことばをのせて
よくなめて丸めてから
ものを言ったほうがいい
角のとれた
まるいことばが
相手の心を癒すのだから
角ばったことばを丸めていると
自分のなかに
ふつふつとやさしさが
愛が湧いてでてくる
この詩は私の詩集「共生浄土」に掲載しているものですが、人は不用意に考えなしにものを言うと他人を傷つけるだけでなく、それが原因で自分の信用を失ったり、立場や地位を危くする事もあります。
言葉は人間にとって武器にも凶器にもなるようなものですね。「言いたいことは朝に言いなさい」と私などは母親からよく聞かされました。
朝にと言うのは翌朝にと言うことです。話し合っていてその場で感情的になった時に口にしてしまうと、きつい言葉を出したりしてしまいますが、朝になれば冷静になって相手を傷つけるような言葉は出さないで済むからでしょう。
一度発した言葉は取り消せないのです。
ぐさっと刺してしまった。
そういう、いい経験、失敗をされたのですから、今後は気をつけて誰にもやさしい気持ちで向かい合えるように、こころを育てていって下さい。