孤独死した父の供養
先日、父が孤独死しました。
死因もわからず、棺桶の窓も開けられない状態。
遺体は布団の中だったそうで、苦しんでいなかったのでは、というのが唯一の救いでした。
両親は離婚していますため、実家の菩提寺には葬ることができませんでした。
父の親戚の霊園に埋葬することが決まり、先日無事に納骨が終わりました。
父のためのお仏壇はありません。
生活保護を受けていた関係で、火葬されるまで一度もお経はあがっていません。
あまりにも可哀想だとうちの母が実家の菩提寺にお願いして、お経だけあげてもらいました。
納骨にも時間の都合で立ち会うことができませんでした。
自宅に遺影だけを持ち帰り、我が家には仏壇はありませんので、テレビ台の上に遺影を飾っています。
この話を母にしたらお父さんが迷うからそんなことをするな、水も酒も下げろ、花も飾るなと言われました。
そんなものなのでしょうか?
いまは、ビールとたばこを供えています。
わたしとしては、供養らしいことも何もできていないのが心残りでしているのですが。
ほんとに迷うのでしょうか?しないほうが良いのでしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
自分の家でご供養を
メリー・クリスマス
あなたにとってはたった一人の親でしょう。
お父さんお母さんの関係=夫婦というのは複雑な関係であると純粋な気持ちで供養できない場合があります。
ですあ、あなたはあなた。
あなたにとってのお父さんへの気持ちは、あなたがあらわにしない限り解消される事はありません。
クリスマスに何かプレゼントしてもらったことはありませんでしたか?
お月様は太陽の光を受けて暗い夜道を照らします。
あなたもお父さんから頂いた無量無限のプレゼント・布施・恩愛を受け取ったままではいけません。
月が反射するように、報恩の反射、報謝をなさってください。
よって、今日はクリスマス。
神も仏も仲良し大国日本です。
どうしてお父さんにだけ、そんな寂しい思いをさせてしまえるものでしょうか。
お父さんが好きだったものを買ってきて一緒に楽しみましょう。良い一日を。メリー・クリスマス。
迷うのは残された家族の心
供養をする事は、残されたあなたの心を救う事にもなります。ぜひできる事をしてください。可哀想な思いをさせてしまったという残された人の思いを、供養というかたちで、浄化していくのです。
お父様が迷う事はありません。お線香やお水などを上げる事は、良い事だと思います。手を合わせ、今のご自分の存在に感謝し、日々の習慣にしてください。是非是非。
迷いません
確かに嫁にいけば他人となりますが
火葬拾骨に立ち会うことまでは妨げません。
あなたが不在であってもお父様にお経があがっていればそれで安心なさい。
遺影は片付け、経木に俗名、死亡年月日を書いて読み上げ、それに毎朝、熱いお茶をお供えしてください。
経木は仏壇屋に。なければ紙で。
毎朝、一番水で沸かし一番茶をお供えします。手間暇かけるところに供養の真が通じるのです。
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気持ちが大事といいます。ならばその気持ちは必ず形、態度にあらわれます。
形、態度を見れば内心など簡単に見透かされると、緊張感をもってしっかりとお父様のご供養をなさってください。
質問者からのお礼
お坊さんに迷いません、と言い切っていただけることがこんなにありがたいとは。
本当にありがとうございます。