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新入社員の育て方がわからなくなりました

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有り難し有り難し 18

コミュニケーションが苦手で、わからない事を聞けない、聞かずに済ませたい、それによってわからない仕事はやったふりをする、困ったことがあると休憩室や保健室に隠れてやり過ごす…
そんな彼女でも、まだ若くこれからだと思い、真摯にアドバイスしてきたつもりです。
しかしある日、重要な報告をわかっていて怠ったので、注意したところ、自分は弱いから、◯◯さん(私)のようには仕事できません!と反論されてしまいました。
他部署の社員からも彼女について指摘される事があり、それもふまえて諭したのですが、周りからいろいろ言われてストレス過多で辛い、と上司に相談したらしく、まるで私や周りの社員が彼女にパワハラしたかのような状況になり、
信じられない事に、彼女の精神状態が良くなるまで、彼女には社内の掃除だけ、後は自分のやりたい仕事だけさせる、という対応に決まりました。

最近の社風は、離職率を気にして新人を守る傾向にあり、上司も面倒な新人から手を引き、もし辞めるとしても責任逃れをしたがります。

これでいいのか?と強く憤りを感じますが、会社の方針ですし、自分にも生活があるのでさじを投げて辞めるわけにもいきません。
周りの社員も、好き勝手な彼女を横目にモチベーションが下がる一方、当の本人はというと、最近仕事が充実している、と喜んでいる始末。
更には、周りが彼女に関わりたくなく、離れていっているのを本人も感じ取り、最近みんなが冷たい、仲間外れにされている、などとまた上司に報告している様子。

そんな彼女と、今後も同じ部署で働いていくのが苦痛です。どんな気持ちで向き合えばいいのか、わからなくなりました。

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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

能力の差を認める

勘違いしてはいけない(ストレスの原因になる)部分があります。
その彼女のふがいなさは、彼女の人格(善悪)の問題ではなく、能力の問題だと思いましょう。
極端な話、小学生レベルの能力の人を雇ったら、小学生レベルの仕事を与えないと仕方ないのです。
悪いのは彼女ではなく、彼女を採用した人事ではないでしょうか?
彼女は彼女で、能力にみあわない職場で苦労していると思いますよ。

なので、始めから人間の能力に差があることを認めた方が楽になると思います。
犬を飼ったら、犬がしゃべれなくても腹が立ちません。それと同じです。
犬には犬なりの能力がありますので、その能力を発揮させてあげましょう。

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有り難し
おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四十代男。 仏教は、悩み苦しみを制御したり消したりするための教えです。まだまだ未熟者の凡夫ですがよろしくお願いします。

和顔愛語の姿勢で、仕事はチームで、関わり合いは最小限に。

こんばんは。亀山純史と申します。

新人さんへの教育、お疲れ様ですね。私からは二つのアドバイスをしたいと思いますが、それらのアドバイスの内容を実行するときの姿勢があります。それは、「和顔愛語(わげんあいご)」です。和やかな笑顔と思いやりのある話し方で人に接することを意味します。このような姿勢の上に私からのアドバイスはあります。

アドバイスの一つ目は、仕事は一人で抱え込まずに、チームで仕事をしていく体制を確認していくことです。今もそうはしていると思いますが、今一度、みんなでチームで仕事をしていることを、確認しておきたいですね。チームで仕事をしていく上で大切なことは、縦(上司と部下)と横(同僚同士)の連携です。上司との定期的な面談はあるのでしょうか。同僚とのコミュニケーションは上手く図られていますか。新人さんへの愚痴だけがコミュニケーションの内容では困りますよ。

アドバイスの二つ目は、そのような人への関わり合いは、最小限にすることです。(その最小限の関わり合いにも、「和顔愛語」の姿勢は大切です。)その人をどうにかしたい、という気持ちはとても大切なことですが、人間関係でストレスが溜まるのは、その問題のある人とあなたの間に何らかの関係が成立しているからなのです。仮に、隣の部署に困った人がいても、その部署との関わり合いがあなたになければ、お隣の部署の困った人に対してのストレスは、あなたには生じないでしょう。あなたも含めた他の人たちの仕事の量は増えるとは思いますが、彼女に構うことへのエネルギーと比べれば、そのストレスは少ないはずです。(では、その人はどうやったら変わっていくことが出来るのか、と言えば、その人本人の気づきしかないと思いますし、また、いずれ自ら気づいていくのではないでしょうか。)

昨今、働き方改革が叫ばれていますね。何でも仕事は楽しく、そして生き生きと取り組んでいきたいものです。以上が私からのアドバイスです。参考になる点がありましたらうれしく思います。

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有り難し
おきもち

hasunohaを訪れてくれた皆さん、こんにちは。私は浄土真宗本願寺派の僧侶です。令和6年3月に、公立高校の教員を勧奨退職しました。その後、縁あって、令和6年4月からは「まちサポ雫石」というNPO法人のお手伝い、また、令和6年10月からは公立高校の非常勤講師をしています。 浄土真宗における僧侶は、仏さまの教えに生き、その教えを伝える者であり、人を悩みから救う能力を有した者ではありません。人の悩みを救う救いの主は阿弥陀さまです。ですので、hasunohaにおける私の回答では、仏さまの教えに救われているこの私の生き方、考え方を、皆様にお見せするだけです。そして私自身、お答えできるご相談の範囲はそう広くはありませんが、皆様のお役に少しでも立てればと思い、回答させて頂いております。

習う前に慣れていたのか??

質問拝見しました。

私も40代。
私の周囲でも似た話がよく話題にのぼります。
これからも同じような新人が入る可能性があるので責任転嫁しても解決にはならないし、
同じ人間だし、低い評価をしたり割り切れと言っても管理能力を問われるとなかなかそうはいかないですよね。

ちょうど明日、キャリアパスに伴う人材育成研修で話をするので、アメジスト様の置かれている立場すごくわかる(気がします)

職場の状況とアメジスト様のされたことは質問文拝見して何となく想像はできました。
会社は仕事をして給料をもらうこと。
報連相怠ったり、保健室にげることが仕事ではないことはわかっているけれど、
そこを「自分が責める」のでなく「相手の主張を聴く」だけに留めてみてはいかがでしょうか。

慣れることが十分でないうちに、言われたことを言われたとおりに理解して行動に移すって、実はすごくスキルの必要なことなんです。
会社側が求めることを口で言うことは正論です。でも、相手ができない時はその正論が武器になってしまいます。

そのため、最近では年代の近い人を相談出来る存在としてペアを組ませる方法を取り入れているところもあります(メンター制度)
「何を」ではなく「どうやって」するかの部分でその人にあった方法と会社の求める成果のする合わせをして人材育成と離職予防をする。

まずは職場環境に慣れることが大切かと思います。
その点では現在の清掃をしているときに、新人さんの気持ちを聴き、立ち位置を知ることは必要かと思います。
現在なら、アメジスト様と新人さんの立場が成果を出さなきゃいけない存在という位置関係ではなく、直接的な利害がないのでニュートラルな立場で新人さんの声を聴けるかと思います。

成長の土台として「強くなきゃいけないでなく、慣れれば何とかなる」、不安を乗り越えて新人さんがそう思って会社の戦力になることを念じます。

 

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有り難し
おきもち

僧侶として長い時間を過ごしてきましたが、 四十年以上経った今でも、言葉や文字にできない思いはあります。 どんなに経験を重ねても、 世の中で起きる出来事や、自分の中に生まれる感情のすべてを きれいに整理して表現できるものではないと思っています。 だから、うまく書けなくても安心してください。 ここでは、無理に言葉を整えることよりも、 いったん息を整えて、静かに耳を澄ますことを大切にしています。 まとまりのない文章でも、途中で止まってしまっても構いません。 言葉になる前の思いが、そのまま置かれてもいい場所でありたいと考えています。
特別な準備や、上手に話すことは必要ありません。 このオンライン相談の時間は、あなたのために差し出された時間です。 話すことだけが人生の目的ではありません。 言葉が浮かばないときは、 ただ呼吸に耳を澄ませる時間として過ごしていただいても構いません。 日常の中で受けている外からの抑圧やストレスから、 ひととき身を離れるための「避難の時間」として この場を使っていただくこともできます。 僧侶である私は、何かを答える人というより、 あなたがこの時間を安心して過ごせるよう、 静かに同席する存在でありたいと考えています。 話がまとまらなくても、途中で止まっても大丈夫です。 この時間が、あなたのペースを取り戻すきっかけになれば幸いです。 なんまんだぶつ。

質問者からのお礼

願誉浄史様
亀山純史様
泰庵様

親身に回答いただき、ありがとうございました。
少々熱くなっていたのかも知れません。
アドバイスにあったように、慣れるのを待つ、1人で抱え込まない、彼女の今の能力を受け入れる、
それらを実行してみましたら、少し肩の力が抜けて優しく接する事が出来るようになりました。
また迷った時は相談させてください。ありがとうございました。

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