劣等感を持ったまま、幸せになれる?
幼い頃から、何かあるたびに「そんなんじゃ、変われないよ」と言われて育ちました。
内向的で、誰から見ても大人しく、あまり喋らない子でした。
元気に明るく振る舞うよう努めてきましたが…本当に明るくて穏やかな人を前にすると、萎縮してしまいます。
私は偽物だから、本物には敵わない。
ぼんやりした劣等感を持ったまま大人になり、その劣等感が、いつからか自分の一部になってしまったようです。
そもそも、どこをどう変えるべきだったのか、今になっても分からずにいます。
ただ、今の自分では駄目なのだと思わされる出来事があまりにも多かったからか、自然とその言葉を受け入れていました。
以前にも相談させていただいた、男性からの心ない態度について…最近思うのは、あの人たちは本当は見る目のある人なのではないかということです。
私が中身のない人間であると見抜き、関わりを拒んだのであれば、凄いことです。
改めるべきは、彼らではなく私なのかもしれません。
hasunohaに出会う随分前、堪らなく苦しくなったときの相談相手が占い師でした。
占いを完全に信じきっていたわけではありませんでした(当たればいいのに…と思った部分はいくつかありましたが)。
「出掛けなければ、出会いはないよ」と言われ、その言葉が今でも頭に残っています。
外に出ることで、なにかが変わるかもしれない。そう思って、外出の機会を増やしました。
しかし、外には楽しそうなグループや幸せそうなカップル。同年代の子供連れの夫婦。
また、劣等感です。
肩身の狭い、ただのお出掛けで終わってしまう事が殆どです。
家に籠っていれば良かった!と後悔したことはもう、数えきれません。
劣等感は、いつか消えて無くなるものなのですか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
累 かさね
土屋太鳳さん主演で、ただいま映画上映中の映画「累 かさね」も劣等感がテーマですね。劣等感は容姿も性格も脱却することができます。
ちちんぶいぶい♪とおまじないを唱えて、ってそれ秩父のCM。
( ゚Д゚)あーははは!変な顔!
顔をバカにされて育った主人公の丹下タン子。
鏡を見る度に負の思考が。
「(メ ゚Д゚)こんな…、こんな顔じゃなかったら…!」
鏡を見る度に嫌な気持ちがわく。
割ってしまえ!ガチャン!!
「そうよ、見なければいいのよ!」
鏡を割るタン子。
そこにあらわれる第二の自分。
オーホホホ!
( ゚Д゚)鏡割ったってあんたのその顔は変わらないのよ!👠
アンタは私からは逃げられない。この醜い顔からはね…!
( ゚Д。)せいぜいプリクラで凸ることね!HA‐HA‐HA!!
くっ…誰があんな勝手に目がデカくなる元顔全否定マシンなんかに!
どうすればいいの?そうだ!
相談しよう、あの無料サイト、無課金で坊主が答えてくれるあのサイトよ♡
するとある坊主がこう助言。
「あなたは今、足の裏を意識してましたか?」
「え?」
「足の裏、見てください。あなたを誰かが見ています。」
すると、そこには…!あなたを見つめる第三の目!
魚の目が!キャー!
「あなた今、足の裏をみていた時に、顔がブサイクだとかデブだとか寺の借金があるとか性格がどうだとか、高1の時にフラれたとか、意識していましたか?」
( ゚Д゚)「…?」
( ˘ω˘)「取り上げていなかったでしょう。みんな一念なのです。」
「一念?」
「その事を問題にした時の思いだけが問題なのです。あなたを苦しめる劣等感とは、こころ。思い方。負の一念をそこで毎回新たに起こしているのです。全部、自分が自分をいじめているのですよ。」
「そんなことはないわ!今だって苦しんでるのよ!」
「じゃ❝そんなことはないわ!今だって苦しんでるのよ❞って言ったのは誰ですか?いつですか?
「…あたし…だ。」
「そうです。あなた。で、も少し。いつそれを思いましたか。」
「今?」
「いいえ。さっきです。今はもう気にしてないはず。」
「あ」
「一念の意味が分かりましたか。」
「毎回私がやってるってこと?自分で」
「そうです。」
タン子は自分の劣等感の正体が見えはじめました。
「ああ、私は…それを気にする自分の思いで病んでいた?」
(*´Д`)気づいたようね…✨ 完!
劣等感はこの瞬間に終わります。
劣等感・・・そもそも劣等感は誰が決めたのか。ということです。
私も、中学生の頃は、背が低く、あまり頭も良くなく、運動神経も決して良いわけではなく、でも好きな子がいても、こんな自分なんて・・と思い、まさしく劣等感の塊でしたね。
そんな中、高校はいきなり総本山の山奥へ行かされ?でも、劣等感はあれでも、そんなことは考えておれないようないわゆる修行の日々でした。
やがて、高校、大学と進み、卒業して戻ってきて現実と向き合うと再び劣等感が湧き出てきました。しかし、ある時、劣等感って何と思ったら、結局は自分で勝手に他人と比較しているだけで何の価値も効果もないということでした。
劣等感を持っていた時は、ぜんぜんモテません。だって自信がないから、どうせダメだろうと思うから進まないのです。でも、それをやめたらそれなりに・・・
劣等感は、自分で作って、自分で悩んでいる、他人には、まったく関係ないことです。
香世さんのご質問で、いつ劣等感がなくなるのですか?それは、そうかと思ったこの瞬間に、劣等感から解放されます。だから大丈夫です。
自然に任せて生きる
拝読いたしました。
親御様から「そんなんじゃ変われない」そうずっと言い聞かされていれば、今の自分は間違った自分なのかなと感じます。
あなたの捉え方は正常でしょう。
でも、変わるって何なのでしょうか。
私にも分かりません。
あなたはあなたのままで、いいのではないですか?
それを間違った自分と言われ、育ったからこそ、明るく振舞っている人を正常だとみなしてしまう。
それが、変わらなければいけない自分だと。
でも、あなたは他人にはなれません。
逆に言えば、なれない自分を演じている状態が、偽物の自分です。
中身のない人間と見抜き、と思っておられるように、あなたはどこか無理をしているのではないか。
知らず知らずのうちに、自分でない自分が出ているのではないか。
そう思うのです。
外へ出たくないのに外へ出るのもそう。
傷ついて家に帰ってくるだけです。
心無い男性の言葉は、あまりにも冷酷極まりない言葉でしたが、無理をしていれば、何となく伝わってしまう場合があります。
じゃあ、自分とは何かという事になりますが、実体はありません。
ですので、実体がないのに自分を作っていれば、それは不自然になってくるのです。
お経の中に「青色青光 黄色黄光」という言葉が出てきます。
青い花は青く光っている、黄色い花は黄色く光っている、という意味です。
そんなの当たり前ですね・・・
笑ってしまいますよね。
でもあなたは、あなたの光を放っていますか?
今までの育ちで、青い花を黄色くする癖がついていませんか。
あなたが外に出るという事は、黄色い絵の具を顔に塗りたくって歩いているのと同じことですよ。
私にも劣等感はあります。
でも心の持ちようによっては、それが力にもなってくれます。
大体は辛いですが・・
しかし、辛くなっているのも、自然に生きているからこそ。
惨めだとは考えていません。
自分の事を笑ったり、否定するような事を言われた時、傷つきますが・・・
私はそうなれば、そのこと自体を否定します。
自分らしく生きているんだから、それでいい。
人の価値観を迎合ばかりしていては息が詰まる。
不退転の心でとことん生きてやろうと。
自然な自分でのんびり生きる心構えを持ってください。
恥ずかしいことでもないし、間違いでもありません。
むしろそれこそが正解です。
独りを楽しむ!
香世さん、こんにちは。
内向性の性格で、お付き合いが苦手なのですね。
人間、いろんな人がいて人間です。全員、明るい人ばかりでは疲れます(笑)。
あなたの性格が好きな人も必ずいるのですよ。
私も劣等感の裏返しで元気にしている人間だから、よくわかります。友達たくさんいそうでいません(笑)。もともと独り好きなのです。独りも面白い。まずは、独りで生きることを楽しむことが大切ですね。趣味を持って独りを楽しんでいきましょう。すると趣味つながりで自然と友達もできます。ネットで同じ趣味仲間と話すことから始めましょう!
劣等感も性格だからなかなかなくすことはできません。だから私も劣等感に悩まされますが、自分が劣等感に悩んでいるなーと思うと、少しがんばりを止めて、楽しい趣味に没頭します。そうやって、乗り越えていますね。
友達がいなくて話あいてがいないのであれば、私と友達になりましょう。日頃はネットで、そしてたま電話で楽しいトークもしましょう。せっかくハスノハに来たのですから。占い師よりも良いと思いますよ(笑)。
自分はネガティブ人間なんだと、自分を肯定してから、自分の楽しさを見つけること。人生はたくさん楽しいことがあるのです。自分で好きなものを見つけて楽しめていきましょう。
応援します。がんばって!ご連絡待ってますよ(笑)。
合掌
質問者からのお礼
染川智勇様
お言葉をありがとうございます。
早くにお返事をいただいたにも関わらず、お礼が遅くなってしまい申し訳ございません。
私の性格が好きな人なんているでしょうか…。ネガティブな時は本当に鬱々としてしまって、しかも几帳面過ぎるのか、本当に細かくて面倒くさいのですよ。自覚があります。
染川様も、一人で過ごすのがお好きなのですね。確かに趣味があれば、一人でいても寂しくないのかもしれません…。
また、機会があればぜひ、お話しさせてください。
海老原学善様
お言葉をいただき、ありがとうございます。
お礼が遅くなってしまい、申し訳ございません。
親から言われた言葉というのは、いつまでも頭に残り続けるものですね。
周りが黄色なら、無理してでも、黄色になりたいし…黄色になれない私は、きっとどこかがおかしい。確かにそんな考えを今でも持ち続けて、失敗して、辛くなって…今、何とも言えない緑色状態です。もう、青色にも戻れないかもしれません。
自然のままにのんびり生きることは、中々難しいです。本当にこのままで大丈夫なの?と、どうしても不安に思っていまいます。
鈴木海祥様
お言葉をいただき、ありがとうございます。
お礼が遅くなってしまい、申し訳ございません。
人と比べる気持ちなんて、どう考えても邪魔なだけですよね。
その人本人になにか言われたわけでもないのに、自分で勝手に劣っていると感じてしまうなんて、よく考えればおかしいです。
自分の心ひとつなのは薄々感じていても、気が付いたら常に誰かと比べているなんて、もう生活の一部のようです。
劣等感がすっと消えてなくなる瞬間は、どんなものでしょうか…。
大丈夫、と言う言葉を何度も読み返してしまいました。
丹下覚元様
お言葉をいただき、ありがとうございます。
お礼が遅くなってしまい、申し訳ございません。
hasunohaのお坊様は、文章を打つのがとても早いのですね!
累は、原作を少しだけ読んだことがあり…映画の方は見に行こうと思いながら、中々行けずにおります。
醜いと言われ悩む人がいれば、綺麗な自分を嫌う人もいる。結局はないものねだりなのですかね…。思い悩む自分の心に病んでしまっている、なんてその通りですね。
私も、もしかしたら、そうなのかもしれません。