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初盆など法事は和尚様にお経をあげて貰うべき?

回答数回答 3
有り難し有り難し 25

お忙しい中、私達の悩みに真剣に答えてくださり、ありがとうございます。
今回は私の仲良しの友達の事でききたいことがあります。
友達のお父さんが去年亡くなって、葬儀の際、里のお寺は離れてるため近くのお寺の和尚様で宗派は違うけれど、お経をあげてくださる方に頼んだそうです。
今年の初盆は、和尚様を呼ぶこともなく
お経もあげなかった。そうです。
友達は 気にしてましたが、お母さんが全くの無信心だそうです。
亡くなった方にお経をあげる事はどのような意味があるのでしょうか?
また、全くの無信心でも何の障りもなく、幸せに暮らし、とても前向きなお母さんです。
私の育てられた環境からだと、仏様を大事にしないと何か悪い事がある!みたいな感じなので…
僧侶の方の考えを伺いたく質問させて頂きました。


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

あげてもらうべきでしょう

質問読ませていただきました。

結論から申しますと、ご僧侶にお願いしてお経を唱えることが大切でしょう。

お経の中に、盂蘭盆経というお経がありまして、このように説かれています。
「お釈迦様の弟子の中に目連尊者という方がいた。神通力第一と呼ばれる方で、超能力に長けていた。
ある日、亡くなった母親がどこに生まれ変わってるかを知りたくて、得意の超能力で見てみた。すると餓鬼に生まれ変わっていた。
なんとか超能力を駆使して母親を苦しみから救ってあげようとするが、どうにもこうにもならない。慌てて師匠のお釈迦様のとこに飛んでいき、どうしたらいいかを尋ねた。
すると、『この日に、たくさんの僧侶にお願いしてお経を唱えてもらいなさい。そうすれば、母親の苦しみは少しではあるが和らぐだろう』と仰せになった」
というお話しです。

このように人は死んだら終わりではなく、生前に行ったことが原因となって、次の命を受けるのです。
また、仏教では「仏法僧の三宝」を敬う事が基本となります。

ですので、ご僧侶にお願いしてお経を唱えてもらう事は、亡くなった方の苦しみを救うためにとても大切な事なのです。

しかし、その理屈は仏教徒であるから「なるほど」と思えるのかもしれません。
無信心な方や仏教徒以外の方には、まず仏教の教えって素晴らしいんだよ、ということをわかってもらうことから始めないといけないでしょう。

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京都府・大阪府・奈良県の県境に当たる、京都府京田辺市の天王院というお寺でお...
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お経を読まないと悪い事が起こるとかオカルト的なことはありません。
お友達のお母さんにはお母さんの考えがあってのことでしょう。
気になるならお母さんに直接聞いてみるのがいいと思いますよ。
また、宗派によっても違いますが、「亡くなった方にお経を上げる事はどのような意味があるのか」というのは2つの意味があります。
1つ目は、私達のお経を読む事などの善行によって得る功徳を亡くなった方に送り届け、亡くなった方の仏道精進の糧にしてもらう、という意味があります。
2つ目は、亡くなった方のお導きでお経を読ませていただく、それが私達の現世での仏道精進の糧となる、という意味があります。

亡くなった方と、生きている私達がお互いに糧を与える、共存している、このような関係が仏教、とくに日本の仏教の特徴であり、良いところだと思いますね。
お母さんに説教などせずに、お母さんにはお母さんのやり方で供養したらよいし、お友達はお友達のやり方で供養したらいいと思いますよ。
お二人とも、御先祖様やお父さんに感謝して、しっかり前向きに生きる、という事を大切にされたらいいですね。
なお、お寺が管理しているお墓に納骨する場合、そのお寺の許可なく他のお寺で葬儀などした場合、納骨時にトラブルになることがあるそうなので、そこだけご注意くださいね。

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おきもち

私は浄土宗の坊さんです。 少しでも何か参考になればと思って回答しています...
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僧侶(教団)と親しくなるイベント

お盆は、僧侶(仏教教団)にお布施(供養)をするイベントでもあります。
仏教教団にお布施をすることは、仏教に親しみを持つため、いずれは悟りに近付くために、重要な修行です。
日本では、お布施は読経のお礼かサービス料金のような感覚が強いですね。しかし、本来は、僧侶は読経などの対価としてお布施をもらってはいけません。
僧侶がお布施のお礼に読経をするのもよくありません。
お布施をもらえるからとかもらったからとか関係なく、僧侶は教えを説き読経をする。
在家信者は、読経してもらったからとか関係なく、僧侶にお布施をする。(日常的に教団を支える。)
供養(お供えし、養う)とは、本来は、僧侶(教団)に対してするものです。
そのような、僧侶(教団)と信者の良好な関係そのものが、お盆の重要なイベントと言えます。
善いことをして、功徳を積み(心に善い癖をつけて)、その功徳を亡くなった方にも回し向ける。
その「善いこと」の一つが、僧侶に供養するというイベントです。
(そのときに、僧侶は読経してくれる。)
法事も、読経をしてもらうというよりは、僧侶を交えたイベント開催全体が善いことなのです。
仏教への信仰を深めることは、悩み苦しみをなくすコツを学ぶことにつながっていくのですから。

前起きが長くなりましたが、
読経やお盆や法事などは、やればプラスになりますが、やらなかったからってマイナスにはなりませんので、ご安心ください。

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がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四...
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質問者からのお礼

圓常寺 三宅聖章様
天王院 誠海様
願誉浄史様
どうも ありがとうございます。
ずっと気になっていたので、回答をきくことができ良かったです。
人はこの世に生まれてきて、この世の中だけで終わらせるのではなく、亡くなった後、先々も思って生きて行かなくてはいけないんだな〜って思いました。ご先祖様に感謝して生活したいと思いました。
お忙しい中、どうもありがとうございました。

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