hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

主人の失敗に寛容になれない

回答数回答 2
有り難し有り難し 20

主人の生活習慣(酒の失敗、たばこの過剰摂取、オンラインゲームを朝までやるなど)に関して、かなり口うるさく注意してしまいます。
先日も、主人がゲームのし過ぎで寝不足になり朝から体調不良を訴えていた事をきっかけに大喧嘩し、仲直りの話し合いの末に夜11時以降はゲームをやめようという約束をしたのにも関わらず早速破っていたので、コイツ‥!と思い強い口調で責めたてたところ、[俺は理想の夫になるために、酒もたばこ減らしだろ?!いちいち俺を監視して、ヒステリックに大事にするな!!ワザワザ約束を守っているか探るな!!俺をダメな男にするな!!]と怒られてしまいました。それを聞いて私もハッとし、言い過ぎたなと反省しました。

妻として主人の生活習慣をもっと良くしたいと思う一方で、確かに今の私の行動は主人にとって押し付けでしかないのかなと思います。言い方もついつい責めるような言い方をしてしまいますし‥このような喧嘩も一度や二度ではないため、そもそも、私は主人の生活を本当に改めてあげたいのか、ただ自分の思い通りにしたいのか、よくわからなくなってきました。そもそも、生活習慣に口を出すこと自体が余計なお節介なのか‥

子供も今後作っていく予定なのですが、同じようにヒステリックに叱り立ててしまわないか不安です。どのようにすれば、人のダメなところや苦手なところに寛容になれるのでしょうか。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

あぁ…アレな(´・ω・`)

う〜ん…ゲームですか…実はゲーム依存って酒・タバコと同列になりつつあるんです。下のリンクをご覧ください。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/54464

オンラインゲームは本当に止め辛いんです。リンクの報酬うんぬんに、さらに人付き合いを上乗せしてしまいますので。私も社会人のオンゲーとお寺の朝のお勤めの相性の悪さに苦しんだことがあります。

社会人でオンゲーをやっていると、どうしても風呂上がりに集まって9時10時あたりからスタートしますでしょう?そこで0時解散にしていても、ついつい盛り上がっちゃったり逆に引き下がれなくなっていたらズルズルやっちゃうわけですよね。

その時の心理は飲み会で一番盛り上がっている時や、逆に真剣な話し合いの途中で自分独りだけ帰らせてもらうような感じです。さらにゲームの場合、自分が抜けることによってクリアできなくなったりするので、迷惑をかけてしまう申し訳ない心理も働くわけです。

しかも集まりが悪いとメンバーが他の人を呼ぶようになって、ジワジワ居場所がなくなるんですよね。人数が決まっているものだと特に。これが辛い。いっそ辞めようにも、一度仲良くなっちゃったらやっぱり人の情として別れ難いんです。一方で、いつか再開したとしてまた腕が同じくらいで人間的に合うメンバーを集めるのは、時間も労力も運も物凄くかかりますし。

だから「俺をダメな男にするな!!」という言葉は「奥さんも裏切れない。かといってフレンドも裏切れない」という板挟みの言葉なんだろうなぁと私は感じます。

でも、話を最初に戻しますが、だからこそゲームへの依存は酒・タバコと同等のリスクになり得るわけです。じゃあどうすべきか?1日1日の調子ではなく健康や、仕事や私生活に支障が出ていないか観察して下さい。支障がないのに干渉するのは哀れです。
同時にゲームは酒・タバコに類するものと伝えてあげて下さい。直接指摘せず、何かしらのサイトや本がそれとなく目に入るように仕向けるのが良いでしょう。

ゲームは趣味の範疇です。趣味は仕事や家族と両立できねば不健全です。そして仕事や家族を尊重させ合えないフレンドは悪友です。もしそうだったなら、心を鬼にせねばなりません。
子育てと同じで監視はダメですけど、それとなく目の届く範囲においておくことは大切だと私は思いますよ。

{{count}}
有り難し
おきもち

曹洞宗副住職。タイ系上座部仏教短期出家(捨戒済み)。仮面系お坊さんYouT...
このお坊さんを応援する

夫婦とは思いやりです!

質問読ませていただきました!

夫婦とは他人同士が一緒に暮らすので、本当に色んな困難に当たってしまいますよね!
生活習慣の違い、価値観の違い、考え方の違い・・・たとえ同じ家庭で育ってきた家族であってもバラバラです。違う家庭で育ってきた者なら、もっと異なるのは当然の事です。

では、そんな2人が一緒に暮らすのに必要なことは何かと言えば、それはお互いへの思いやりでしょう。
相手は何をしてあげたら喜ぶだろう。
相手のためになるのは何だろう。
相手が頑張ってくれてるから、ほめてあげたりお礼を言ってあげよう。
相手との約束は守ろう。
相手が楽しいとき苦しいときは、共に分かち合おう。

一度ゆっくり考え、相手の良いところ、悪いところ、頑張ってくれてるところ、どうしても直して欲しいところ、見つめ直して下さい。
そして、相手にも、同じ事を聞いてみても良いかもしれません。

お互いが相手を思いやり、会話でそれを伝えていく。自分本位にならず、お互いの妥協点を見つけていって下さい!
あちこさんとご主人が、お互いを尊重し思いやれる素敵な夫婦になれるようお祈りしております。

{{count}}
有り難し
おきもち

京都府・大阪府・奈良県の県境に当たる、京都府京田辺市の天王院というお寺でお...
このお坊さんを応援する

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ