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感情の起伏をコントロールしたい。

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こんにちは。
ずっと気にしながらも改善できていないことがあります。

それは感情の起伏です。感情の起伏が激しく、怒りや悲しみの感情をコントロールできません。それで、余計な事を言ってしまったり、必要以上に落ち込むのです。

数日経ってから、良くはないけど、そこまで腹を立てる程でもなかったと後悔することも多く、自分でもそんな自分に嫌気がさし、結果疲れてしまいます。

私は自分を好きになりたいのです。自分に嫌気がさすようでは、それもかないません。短気は損気と申します。
どうやればマイナスの感情の起伏を我慢できるのでしょうか。

アドバイス、頂ければ幸いです。


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お坊さんからの回答 4件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

感情を主人公にさせないことです

ヽ(^o^)丿←写真の顔がいかついのでこんなトーンで。
ハーイ♡こんにちは。
感情は、言葉に出すか、態度に出すか、思いで出すか。
イヤイヤ出さずとも、出てくる感情を眺めるぐらいがよいでしょう。
感情を表すのに、
一番下手な人は、言葉に出します。「てめーこのやろう」
二番目に下手な人は、態度に出します。「ドスドス」「ガタン」「バタン」
三番目に下手な人は、心の中でメラメラと現れますが、幸いにもかろうじて態度や言葉にはしません。
一番上手な人は、感情が出ても、そこから距離を置いています。
さらにうまい人は、出来事に対して、思いを起こさず、出来事をそのまま観察し続けることだできます。
「思いは自然に出てくるもの」だという事を知っておいてください。
だから自分の思いにも、いちいち真っ向から向かっていかない、取り扱いもしない。
自分の感情に押し流されない。
ちょっと離れたところで川のながれを観ているようなものです。
坐禅をお勧めいたします。
自分の思いを客観的に見ることができるようになり、かりに感情が出てきたとしても、その感情を主人公とさせること無く、自分が上手に主人公のまま、感情を転がせるようになります。
自分を好きになるなら、感情を露骨に堕してしまう自分も認めてあげることです。
無理して好きになろうとせずとも、せめて嫌いにならないコト。
否定する、悲観する、批判する、の三つの火を心の中でつけないことです。

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いろんな方の考えを受け入れていくことも大事かなと思います。

うん〜分かります。私も、自分の気持ちに振り回されっぱなしです(^^;;
ただ、30代になってきまして、思ったことを 感情的に そのまま口に出しても、誤解を招いたり 自分自身も後悔するだろうな〜と、学んできたので。必ず 一呼吸 するように、意識しています。もちろん、我慢はよくないけれど、冷静になることは、自分のためにも大切ですものね◎

仕事関係だけでなく、他方面の方々と 接する(趣味や地域交流を通じて)ようにしています。いろんな経験のある方との交流は、自分の考えや判断をより 柔軟にしてくれます。
性格は、なかなか変わらないけどね〜 いろんな方の考えを受け入れていくことも大事かなと思います。

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はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として...
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「中道」

もも様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

「感情の起伏をコントロールしたい」とのことですが、大鐵様もおっしゃられているように、まず自分の感情の起伏に気づくことができていることが重要となります。大抵の場合、自分が感情的かどうかなど分からない場合が多く、結果的に大きな失敗や挫折があって、ようやくにやっと気づいて反省、後悔することになるからであります。

恐らくもも様は、自分のことをある程度客観視できるのだと存じます。また、受け入れるかどうかは別にして、他人の意見に対して素直に耳を傾けることもできるのだと思います。これも非常に大切なことであります。

また、お暇な時にでも下記のように感情コントロール力診断も試してみても面白いかと存じます。

“感情”が表に出やすい? 出にくい?「気持ちのコントロール力」診断
http://woman.mynavi.jp/shindan/control/
八つ当たりしてちゃ半人前 感情コントロール力診断
http://lifestyle.jp.msn.com/life/shindan/start.aspx?documentid=252563978

さて、感情をコントロールできない原因の一つとしては、「とらわれ」が強いということが言えるのではないかと存じます。

「とらわれ」とは、例えば、こうでなければならない、こうであって当然だ、など、こだわり、かたよりが強くあるために、周りとうまく同調できないという場合であります。もう少し加えますと、感情的な人は、極端な考え方を持ってしまいがちであると言えるかもしれません。そのため、許せないことや見逃せないこと、妥協できないことがあると、すぐに感情を出して全てを極端に否定してしまったりすることがありえます。

とらわれ、こだわり、かたよりに対処する方法として、仏教では、「中道」を歩むことを説きます。これは簡単に申しますと「バランス」のことであります。難しくには、「非有非無の中道」、「八不の中道」(不生不滅・不常不断・不一不異・不来不去)とございますが、この理解はまた先に置いておいて下さい。

とにかく、極端を排して、「ほどほどに」と何事も心掛けてみることで、少しは感情もコントロールできるのではないかと存じております。かくいう拙生もまだまだでございますが・・

川口英俊 合掌

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Eishun Kawaguchi
最新の仏教論考はこちらでご覧頂くことができますが、公開、非公開は随時に判断...
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その気持ちがスタートです。

 私の経験上、女性は物事をはっきり言う方が多いと思われます。感情に任せて、結構言われる人も多く、よく私は傷つけられました。さらに神経質や潔癖症な性格が重なると大変。周りの空気が不快になるのも気付かずズカズカとモノを言う。さらにそのことに意見言おうもんなら、自分を正当化しようとする意見を言うわ言うわ。ちょっと私は引いているところです。その人を変えるのは難しいので、自分はそうならないように反面教師として見習っているところです(笑)(※あくまで個人の見解です。)。
 ももさんはそのことに気付かれて、何とかしようとしたいのは一ッ歩前進だと思います。そこで私から助言を少々。
①必ず、1日1回朝起きたら、洗面した後に、自分が苦痛にならない程度、坐禅を行う。坐禅の仕方が分からなければ、坐禅会を開いている近くの寺院で1回参禅会に参加してください。私は曹洞宗なので、できれば曹洞宗をお願いします。菩提寺がそのような行事を行っているなら、そちらへお越しください。
②毎晩寝る前に明日の目標をノートに手書きで書く。これは知らず知らずの内に意識しだします。出来るだけ具体的に。(例)○○さんが何をしようとも怒らずに接する。
③出来る限り、怒りは想像にだけにする。そして、何か優しいことは出来ないかを考え、行動する。
(例)たらたら歩いている部下を想像で早く歩けと注意し、重そうな荷物を持ってあげる。
実は最初の①と②はメンタリストのDaiGoさんが言っていたことを私なりにアレンジしました。③は私が短気なところがあり、親しい人に八つ当たりしていた自分に反省するために始めたことです。
 これを実践するようになって、自分の中で色々と何かが変わってきた気がします。トゲが抜けたような感覚になってきましたが、綺麗ごとでは何とも出来ないこともあり、私が嫌いな人に対しては自分の感情を抑えられないこともあります。どうしたらいいと思いますか。嫌いな人は私が親しくしようとしても向こうも心を開かなので分かり合えそうにもない気がします。難しいですな。
 

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