お坊さんへの相談が殺到しており、質問受付数を制限中です。

回答が追いついておりません。今を生きる人のために仏教の智慧を伝えてくれる僧侶の方を募集中です。

提婆達多品より。「仏様は男」という考え方について。

いつもお世話になっております。
私の通う病院の近くに、日蓮宗の寺院が
あります。気になっていたのですが、
思い切って行ってみました。
寺庭さんも住職さんも、皆さん気さくで、
お堂も綺麗に整備されていました。

置いてあった勤行経典を読ませて
頂いたのですが、「提婆達多品」の
龍女成仏のクダリが気になりました。
女には、5つの穢れ、障りがあるとか…。
梵天、魔王、などと言われても、いまいち
理解できません。

女は菩提を得るのが困難、というのは、
何かの例えなのでしょうか?
まあ確かに、男性より感情的になりやすい
といわれていますが…

だとしたら、化粧もせず、スカートも
履かずズボンスタイルでいると、
頻繁に男性と間違われる私は非常に
理想的と言えるかも…

ご意見お待ちしております。

仏教
有り難し 49
回答 4

質問投稿日: 2018年12月14日 15:41

回答は各僧侶の個人的な意見であり仏教教義や宗派見解と異なることがあります。答えは一つとは限りません。多くの回答(法施)からあなたの人生を探してみてください。

差別ではないのです

質問を読ませていただきました。
問題の部分は「5つの障(さわり)」についてですが、これは「龍女が成仏できるよ」と言った時にシャリホツが示した女性が成仏できない理由の部分です。
日蓮宗的解釈になるかもしれませんが、法華経以前のお経では女性の成仏はできないと考えられていましたが、その理由として「5つの障」が出てきます。これはそれまでの差別的な常識を表しています。
次に龍女はお釈迦様に世界全てと交換できるほどの値打ちのある宝珠を捧げ、次に龍女友達は変成男子して瞬く間に成仏を表します。
ここで次の問題が出てきます。それは「変成男子」男に変化して成仏を表すというところです。
字のまま読めば、現代ではかなり差別的ですが、成仏がどの段階で成立しているかを考えなければなりません。
実は龍女の成仏はお釈迦様に宝珠を捧げたときに成立していると考えます。
何故ならば、世界全てと変えることのできる宝珠とは悟り以外には考えられません。その宝珠をお釈迦さまは、直ぐ受け取られました。
お釈迦様の目で見れば、この時点で龍女の成仏が成立していますが、仏さま以外では理解できないので、龍女は誰が見ても理解できるように、「変成男子」して8歳の幼い少女でも「法華経」ならば成仏できることを表されたのです。
ですから、古来より法華経は「女人成仏」のお経として、女性の方の信仰を集めてきました。
決して差別ではなく、むしろ女性の優しさが際立つお経になっています。
法華経は難信難解のお経ですので、文章の表面だけ読むのではなく、その奥にあるお釈迦様のお心に触れてみてください。

3ヶ月前
回答僧

大慈

私は支持しません

経典に書いてあっても全部が全部、間に受ければいいというものではありません。差別的な内容とは訣別すべきです。
この手の話は南方でも見られますので法華経オリジナルというわけではありません。しかし一方で、『テーリーガーター』という尼僧さんとお釈迦さまの経典では、女性もドンドン悟り、菩提を得ています。
仏教は八万四千の法門。矛盾する内容も込みで…です。

曹洞宗ですが、道元禅師も法華経推しです。しかし女性については「人間ってのは、つまるところ地水火風の集合体だ。男も女もあるもんか。」と平等を説いています。何でもかんでも間に受ければいいというものではないと考えていらっしゃったのでしょうね。
それを自分に都合よくパッチワークする言い訳に使うのは絶対にダメですが、差別的な記述についてはスルーすべきでしょう。

※あえて擁護する方向で考えれば、ガチガチの女性差別の社会の中で許容される範囲で精一杯、女性の救いを説いたらこうなったのかもしれないと想像できます。
しかし現代の私の感覚としては差別です。経典成立時の話ではなく、日本における私の信心の問題として、差別思想として訣別しております。

追記
なるほど、讃岐師のご回答を拝見して大変勉強になりました。
修証義第4章に「たとえ七歳の女の子であっても自未得度先度他の菩提心を起こせば、あらゆる人々への導師となる」というくだりがあります。これが法華経の変成男子を受けているわけですね。
この場合、利他を先とするわけですから自分が宝珠(仏法)を得たときではなく、「実は龍女の成仏はお釈迦様に宝珠を捧げたときに成立している」、むしろ宝珠(智慧の象徴)が菩提心である…と。初発心時、便成正覚も受けているわけですね。なるほど面白いです。

一方で、南方ではお釈迦さまが定めた比丘尼制度を認めない国や地域もあります。つまり女性は現世で功徳を積み、来世で男性になってからでないと菩提を得られない。だから男性は黄衣なのに女性は白い衣、男性は出家用の200以上の戒を受けるのに女性は在家用の5〜10の戒しか受けられない。女性は正式な出家ではなく半分出家のような日本には無い発想というものです。
その論拠が変成男子なのですが、同じ変成男子の逸話でも大乗経典の以前と以後でこれだけ違いが生まれた…と。なるほど勉強になりました。有り難し。拝

3ヶ月前

女性成仏

悟りへと至るための要件、つまり、仏陀となるための要件としては、智慧と福徳の二資糧であります。

それは、性別に関係なく、二資糧を円満に修めることができる存在であれば、成仏は可能になるものであり、特に無上瑜伽タントラでは、女性の身であっても、成仏することができると示されています。

その代表格として、チッタマニターラ尊は、女性のままにて成仏されておられます。

また、秘密集会タントラにも、明妃が、女性のままで即身成仏が可能であることが示されています。

川口英俊 合掌

3ヶ月前

私の解釈としては、、、
文殊菩薩が龍女達を悟りに至らせました。
しかし、舎利弗が龍女に「女性は五つの位になった前例が無い。」と言いました。
これに対して、龍女は(男であるとか女であるとかの姿形は悟りに至ることの妨げにはならない、ということを舎利弗に知らしめる為に)、自らの姿を一瞬で男性に変えて見せたのでした。
つまり、、、
成仏するのに男も女も関係ないよということですね。

2ヶ月前

質問者からの有り難し - お礼

【大慈 先生】
 ご回答ありがとうございます。なるほど、あくまで成立した時代に合わせていたと。
「こんな、差別とカーストまみれのクソみたいな国、時代でも、頑張れば
君らも成仏できるで」という例えが龍女ちゃんの宝珠、という考え方もできますね。
 仏法とは、宝である。とも言いますもんね。

 つまりこの段は、「今となっては時代遅れ」ということですね。
まあ、人権の歴史の勉強にはなるかもしれませんね。
 性別を理由に差別するのは、現在では、我が国における法の下では
れっきとした違法行為ですから。

 そして、八万四千の法門の、センシティブな箇所をそれこそパッチワーク的に
寄せ集めた奴がカルトに走る、と…
 八万四千、数えきれない程の、という意味のようですね。全部が全部実践しなくても
よいということですかね。

【讃岐英昌 先生】
 ご回答ありがとうございます。なるほど。
 まず「5つのサワリ」について。
 当時古代インドにおいて蔓延していた差別思想、またそれによる人々の認知の歪み
のことだったのですね。結論として、付き合う人は慎重に選べと。
 そういえば、お寺の門前の立て看板にも、「周りの人の影響で、あなたは変わる」的な
ことが書いてありました。

 「男に変わった」という記述について。
 当時のインドの時代背景を鑑みた結果に基づいて、悟りを開いた様子をわかりやすく
表現したに過ぎないということだったんですね。
 怒られてしまうかもしれませんが、この時代から、「擬人化」や「異性化」
といった、現代においてようやくメジャーになってきた、主にサブカルチャーや
創作業界などで用いられる表現技法が存在した、という考え方もできますね。

 法華経は難信難化の経典、という概念について。頑張って勉強します!
これからもどうぞよろしく!!

【大慈 先生へご追伸】
 ありがとうございます。 南方の人たちかわいそうです!
 お釈迦さまはそのような軽薄、軽率な人ではないのに!
 私は日本に生まれてよかった。私が死んで仏になったら、仏になりたくてもなれない人を
真っ先に助けに行きたいと思いました。
 そして、ますますいろんな経典を読んでみたいと思いました。

【三宅 聖章 先生】
ご回答ありがとうございます。
やっぱり、一つの宗派に拘り過ぎる
っていうのもアレですよね…

実は私は、今まで私は浄土宗のお坊さん
と対面で会った時、
「我が宗派こそ至高!他の仏や経典は
冷徹で軽薄だ!!」というような人しか
見てこなかったので、まともな人がいて
よかった。というのが素直な意見です。

「お経・経典」問答一覧

「お経・経典」問答一覧をすべて見る
関連する問答
関連するワード
このページの先頭へ