失敗が多い。失敗が続くとモチベーションが下がる。
この質問を開いてくださりありがとうございます。長文になってしまい申し訳ないのですが最後まで読んでいただけたら幸いです。
悩みが2つあります。
1つ目は工学部のクセに計算ミスが多すぎることです。
小学校の頃からずっと簡単な計算ミスを犯し続けてます。大学受験本番の途中計算では少し緊張しただけで1+1を間違えました。大学に入ってからも定期試験での計算ミスで必須科目を10単位以上落としました。
大学の友達には「計算方法はあってるのに“えっ!?ここで!?”ってところで計算間違うからもったいなさすぎる」と言われます。先生には「実際に車とかロボットを設計するときに計算ミスをしたら人が死ぬぞ」と言われてしまいました。
こんな質問をしているのが先生に知られたら「こんな質問する暇があったら計算練習しろ」と言われてしまうかもしれませんが、練習量は自分なりに増やせるところまで増やしたつもりです。計算中にどうしても焦ってしまう点を改善したいです。
2つ目の悩みは一度モチベーションが下がるとなかなか回復しないことです。
普段は多少試験,課題,実験がしんどくても「全ては自分のため,親友たちのため,夢のため」と自分に言い聞かせることでギリギリモチベーションを維持しています。
しかし、上記のようにしょーもない計算ミスで単位を落としたり、図面に醤油をこぼして書き直しになったり、実験データやプログラミング課題が入ったUSBを落としたりといったことが続くと、徐々にではなくある日突然無気力状態になることがあります。
そうなってしまうと、授業に行くことやペンを握ることすらできなくなってしまいます。夢や親友達のことを考えると、やる気よりも自己嫌悪が表に出てしまい、モチベーションが下がっていく悪循環に陥ります。
毎年上記のような状態になってしまうことがありました。だいたい11月の終わりから1月の頭にかけてが無気力スパイラルになりやすいです。
今年もそうなってしまってはもう取り返しがつきません。なんとかしたいです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
自分をコントロールしましょう!
質問読ませていただきました。
大変素敵な夢を持たれて、とても素晴らしいことです。
是非、その夢を叶えていただきたく思います。
さて、2つの悩みとのことです。
1つ目の悩みは、焦りや不注意からくるものです。
そして、2つ目の悩みは1つ目の悩みの積み重なり、もしくは不注意から来るものです。
ですので、焦りや不注意を無くすことができれば、自ずとそれらの悩みは解消されていくでしょう。
では、焦りや不注意を減らすにはどうしたら良いのか。それは自分の心をコントロールする術を学ぶことです。
まずは感情にまかせて行動するのではなく、一呼吸置く訓練をしてみて下さい。大きく息を吸い込み、ゆっくりはき出して下さい。時間にしたら5秒くらいでしょう。
その5秒が長いと感じるか短いと感じるかは分かりませんが、「急がば回れ」と申します。その5秒で自分の人生が変わると思えば、試してみる価値はあるでしょう。
そして、あまり自分を周りと比べないことも大切です。比較すると自分の劣っている部分ばかりに目がいき、どうしても焦りが生まれます。
他人と比較しても仕方ありません。人は人、自分は自分なのですから。人の方が優れている部分もあるし、自分の方が優れている部分ももちろんあります。ですので、人と比べたところで何の解決にもなりません。
もし何かと比べるのであれば、自分と比べて下さい。過去の自分より今の自分、一瞬前の自分より今の自分が素晴らしくなれているのであれば、最終的にはとても素晴らしい自分となれるでしょう。そして過去の自分と比べることは、心を落ち着けて自分を省みることにも繋がります。
このように、自分の心をコントロールし、周りと比較しすぎないように心がけてみて下さい。
それだけで、かなり自分自身が変わってくることが実感できると思いますよ。
何か少しでも参考にしていただければありがたく思います。
決めつけない、こだわらない
拝読いたしました。
あなたの二つの質問。
そこには、じつは共通点があります。
その共通点とは、未来について悩んでいるという事です。
人間は未来について悩み苦しみます。
どうなるか分からない未来なのはわかっていても、人間として生きているならば、誰しもが抱く悩み。
すなわち煩悩です。
何とか良くしたい。
そう切に願うからこそ、起こる苦しみ。
でも、いくら努力しても、人間の未来は決定できるものではありません。
お経に「不増不減」という言葉が出てきます。
人間など、いくら悩んでも、いくら努力しても確実なものなど、有り得ません。
極端な話、明日死んでしまうかも知れないのです。
そう考えれば、あなたには本来失うものもなければ、獲得できるものもないのです。
この世は「空」に満ち溢れた世界なのです。
ですが、そうは書きましたが・・・
そんな知識を得ても、何ら満たされませんね。
じゃあどうすればいいか。
「空」という現象が、あなたの中に在ることを理解する生き方。
それを実践してください。
質問ですが・・・
逆算していけばいかがでしょうか?
何も、机に向かうだけが解決の手段ではありません。
じっと考えてみるのも、有効な作戦です。
計算ミスをする→うっかりしていた→難問に集中していた→ギリギリに試験会場に来た→前日一夜づけで寝不足
もしあなたがそうだったとしましょう。
ならば
前日は9時台に布団に入る→試験会場には1時間前に着き、場に慣れる→1+1などの計算を軽く見ない→ミスが減る
このようにサッとだけまとめてみましたが、意外と単純なことで解決の糸口が見つかるかも知れません。
またモチベーションが下がるのは失敗が原因なのでしょうか?
もしかすれば、あなたの予期不安が原因かも知れない。
ああなればこうなってしまう。
もしこんなことがあれば、すべての努力が水の泡になるんじゃないか。
自分はうっかり者だから、必ずまた災難に遭遇する。
何かどこか、あなたは自分の未来を決めつけているような気がするのです。
取り越し苦労。
本来はどうなるか分からないのに。
あなたもそれは、理解できるはず。
すべては「空」なのに。
少しでも振り返っていただければと、私は思います。
決めつけない、こだわらない。
これが仏教の考え方です。
「急がば回れ」と「自分を認めること」
明けましておめでとうございます。亀山純史と申します。
「1つ目は工学部のクセに計算ミスが多すぎること」とのことですが、その原因は、「計算中にどうしても焦ってしまう」からなんですね。やはりまずは、早く正確に計算できる練習をすることでしょう。以前、ラジオ番組で算数や数学が不得意な人の多くは、計算が遅いことを専門家が言っていました。時間を測りながら計算練習をしましょう。次に、たとえば、10個の計算をしなければいけない場合、10個とも計算したけれども、焦って計算したために、5個しか正しく計算できていなかった。一方、10個中2個計算できなかったけれども、計算できた8個とも正しく計算できていたら、こちらのほうがいいですよね。「急がば回れ」です。
「2つ目の悩みは一度モチベーションが下がるとなかなか回復しないこと」とのことですが、まずは、モチベーションが下がらない状態を作ることです。ご相談内容をみると、どうも注意力散漫なところがあるようですね。部屋の整理はどうですか。特に勉強をするデスク周りの整理はどうでしょうか。散らかっていたら、整理整頓をしましょう。次に、一度に複数のことをせず、一つひとつのことをこなしていくことが大切ではないでしょうか。そして、何が大切かという意識を常に持つことでしょう。特に失くしてはいけないものや、汚してはいけないものへは、特に注意して扱うようにすべきです。
さて、それでもモチベーションが下がることはあるものです。そのようなときは、そのような自分を認めることです。自己嫌悪とは、今ある自分を認めたくない心の現れですから、自分のことを認めれば、自己嫌悪は消えます。そして実は、自分に都合が悪いときに、その現在の自分を認めることが出来る人が、本当に精神的に強い人なんだと思います。
以上が私からの回答になります。充実した学生生活を送ってください。応援しています。
お経みたいに音読(口ずさむ)で確認
学校のテストと違って、仕事では、電卓やパソコンで計算すれば良いのです。
あまり不安に思いすぎないようにしましょう。
ただ、計算ミスをしやすいという特性を自覚しておくのは重要です。
ミスを減らすためには、思考を言葉に変換し、口ずさむ(声は出さなくても)のが有効です。
私もこのハスノハの回答を書くとき、誤字(変換ミス)だらけです。
書いた回答を音読すれば絶対に間違いに気付くはずなんですが、怠けの煩悩から、ついつい映像的に文字をパパッと眺めるだけで「送信」してしまいます。
お坊さんがお経を声に出して読むのは、お経をきっちり読むために、すごく意味があることです。
映像的に文字を見るだけでなく、1文字ずつ音声情報に変換すると、気付き(念)が入りやすいのです。
たとえば、緊張すると「1+1=1」と書き間違うかもしれませんが、口の中で「いちたすいちはいち」と音読すれば、ミスに気付くでしょう。
と、偉そうに書いている私ですが、これからも誤字脱字だらけだと思います。
ご容赦ください。
2つ目、モチベーションですね。
止まらなければ、少しずつでも進める、と思ってはどうでしょうか。
勉強に集中できないときは、とりあえず先に食事を済ませようとか、お風呂を済ませようとか、絶対にやらなきゃいけないことを片付けちゃえば、その時間を後で何かに使えるかもしれないし。