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イベント日をスルーしたい夫と大事にしたい妻

回答数回答 3
有り難し有り難し 22

イベント日を、スルーしたい夫と、大事にしたい妻は、どうしたら折り合えると思いますか?

夫は記念日やイベントをスルーします。
彼はお正月、誕生日、クリスマスなど、気にせず普通にすごしたい人です。
私はイベント日は普段と違うことを楽しみたいタイプです。
イベントを無視されると二人の時間を蔑ろにされているように感じ、彼にとって自分は大事ではないように感じてとても苦しくなってしまいます。

単なる価値観の違いなのですが、どう対処していけば楽になれるでしょうか?

ちなみに、今は海外に住んでおり、家族や友達があまりいないため、夫なしでは必然的に一人になりがちです。
普段愛情深い夫ですが、自分の興味嗜好優先で単独行動をする点に、私が淋しく感じることは多々あります。
(たとえば、どこかに一緒に出かけても、往復の交通は一緒だけれど現地での行動は別など。
彼は一人だろうと二人だろうとそれをすることそのものに意義を感じ、私は二人でそれをする時間に価値を見出すので、むなしくなります。)

ゲーリー チャップマン著「愛を伝える5つの方法」という書籍がこの悩みに効果的であると感じ、彼にも読んでほしいと勧めたり、要点を説明してもみたのですが、まったく手ごたえがありません。

他愛ない質問で恐縮ですが、何かお言葉を頂戴できましたら幸いです。よろしくお願いいたします。


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

毎日を「イベント日」に!

夫様は毎日お仕事が忙しいのではないですか・・・?。
お仕事が忙しいと「イベント」を楽しむ気持ち(余裕)が出てきません。むしろ、時間があれば、家で何もしない時間が「有意義・有り難い」と思うものです。
どんな気持ちで勤務しているか、一度真剣に聞いてみて下さい。
もし、疲れているようなら、お家でゆっくりできるような「イベント」を考えてあげて下さい。
単に「面倒くさい」だけなら「一緒に食事に行こう」と甘えてみて下さい(これも立派なイベントですよ(笑))。
とにかく、❝毎日がイベント❞になるよう努力してみて下さい。
ちなみに、世間様が大騒ぎする「イベント」は、商売目的の「ヤラセ」みたいなものです。あまり「振り回されない」様にしましょう・・・😅。合掌

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有り難し
おきもち

私は出不精でしたが、

外出好きの妻に無理やり付き合わされていくうちに、
外に出るのが好きになりました。

お二人の愛情に自信があるなら、
半強制的に一緒に行動させるのもアリかなぁと…。

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有り難し
おきもち

和田隆恩
 浄土真宗(大谷派)/広島県広島市/17世住職。  1967年京都市生ま...
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そういう人もいる

 私も夫さんと同じです。なるべくひとりでいたくて、イベント事はあまり好きではありません。できればスルーしたいです。なので夫さんの気持ちがとてもよくわかります。世の中にはそういう人もいるんだと認めてあげてください。一方で、夫さんに、「あなたがイベント事が苦手な事はわかった。基本スルーで良い。でも年に1回か2回くらい(例えば盆と正月とか、ご先祖のご命日とか)はイベントにつきあってよ」とお願いするのも良いでしょう。
 ちなみに仏教では「三仏会(忌)」といって、お釈迦様が生まれた4月8日、悟りを開いた12月8日、入滅した2月15日を大切にしています。

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有り難し
おきもち

・曹洞宗/静岡県/50代 平成27年鳳林寺住職。平成28年hasunoh...
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質問者からのお礼

いただいたお言葉によって落ち着いて振り返ることができました。
このような質問にも答えてくださって感謝しております。

夫は職業柄、時間的、肉体的な拘束が少なく、私は仕事と家事でそうした拘束が多く、少し疲れていたようです。
疲れのせいで、夫のプレッシャーや、彼に余力があって私の不足を補ってくれるからこそ私は心配せずいられること、彼が精神力を保つために何をしているかなど、見えにくい部分を見る目が曇ってしまっていました。

年末年始、夫は2週間休み、私は大晦日夜遅くまで仕事でした。
それで、貴重な時間である年越し・元旦を少しでも共有したかった、私の日々にも労りがほしかった、というのが本音です。
これが逆の立場であれば求めなかったか、こちらから主体的に行動できていたかと思います。

とはいえ、イベントを介して関係を育てるという意識がない人には、それをスキップされるさみしさは全然わからないものですよね。
私が疲れていると思って放っておいてくれたなら、それは優しさですね。
自分があまり疲れすぎず、互いに、日常にも節目にも、労りや思いやりのある関係を育ててゆきたいと思います。

ありがとうございました!

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