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無明の闇

回答数回答 4
有り難し有り難し 97

無明の原因はなんでしょうか?
どうして無明という状態に陥ってしまうのでしょうか?


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お坊さんからの回答 4件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

思考停止(回答になっていなくてごめんね)

それってさ、
「なぜ1+1=2なんですか?」
という質問と一緒じゃない?

ちなみに「1+1=2の証明」は、何やらすごく高度な数学の理論では証明できるらしいんだけど、僕なんかは論文を見てもサッパリわからない。
でも何も困らない。

たしかに仏教では、【苦】の原因は【無明】であると説明し、無明の闇を破す事で人生の苦悩を超えていくメソッドを教えているわけだが、はたして【無明】の原因を追求する必要はあるのだろうか。逆にいよいよ無明を深める事になって危険なのではないだろうか。

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おきもち

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無明の闇を打ち破る。

無明の病みというと、
常に口ずさんでしまうのが、

無明の闇を破るゆゑ  智慧光仏となづけたり

一切諸仏三乗衆  ともに嘆誉したまへり

思い出しました。
個人的にはなんとも懐かしい。
有難い気持ちになります。

無明という、闇の世界、
不安な気持ちを打ちぶって、
くださる有難い仏さまなので、
阿弥陀さまを、智慧の光の仏さまと、
申し上げます。

仏さまがたが皆さん出てこられて、
阿弥陀さまをお讃えになりました。

心の闇、不安、葛藤、
誰でもがみんな持っています。

その闇を信心、
阿弥陀さま一尊にお縋りして、
お救いいただく。

無明とは、
救いを求める心の叫び、
渇望と考えています。

南無阿弥陀仏

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おきもち

浄光寺の三浦康昭です。 くよくよと考えてもしかたがありません。明るく前向...
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「実体視してしまう悪い執着」

川口英俊でございます。

問いへの拙生のお答えでございます。

無始なる無明・・

いつからこの無明により輪廻を彷徨うことになってしまっているのか・・

いや、無明という病にさえ気付けなくされてしまっているのでもあります・・

その病に、ようやく気付けるようにして下さったのが釈尊でございます。

無明の原因は、突き詰めれば無限遡及に陥ることになり、あまりそれを考えるのは益でないのではありますが、今、この自分の無明のありようを理解することができれば、その無明を対治していく処置は、仏教により可能となるものであります。

無明は、「有染汚の無明」とか、「倶生の諦執」とか、「真実執着」とか申すものでございます。

簡単には、モノ・コト、ジブンを「実体視してしまう悪い執着」であります。

この「実体視してしまう悪い執着」が我々に悪業を働かせ、そして、迷い苦しみを輪廻させる大元なのであります。

これがまた厄介なのであります。

仏道修行をある一定段階進めれば、煩悩は無くすことはできて参ります。しかし、「実体視する悪い執着」というものは、なかなか容易には無くせられない、ラスボスなのであります。

しかし、決して倒せない相手ではありません。しっかりと仏道修行における智慧と福徳の力がレベルアップしていければ、必ず倒すことのできるものとなります。

頑張って参りたいものでございます。

川口英俊 合掌

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おきもち

Eishun Kawaguchi
最新の仏教論考はこちらでご覧頂くことができますが、公開、非公開は随時に判断...
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しばらく目を閉じてみてください。
何が見えましたか?
何も見えなかったですね?
それが無明です。
目を閉じている、つまり、目の前の現実から目をそらしているのです。
ではどうすれば無明から抜けることができるのか。
目を開ければいいのです。
目の前の現実をありのままにしっかり見ることが無明から抜ける為には大切なのです。

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有り難し
おきもち

私は浄土宗の坊さんです。 少しでも何か参考になればと思って回答しています...
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質問者からのお礼

たいへん貴重なご回答を頂き、本当にありがとうございました。
この質問をして、よかったです。
何度も読み返すような気がします。
これからの自分に、とても役立つと思います。
本当に、ありがとうございました。

「仏教全般」問答一覧

良い人・優しい人が損する理由

YouTubeのオススメに「良い人・優しい人が損する理由はこれです」みたいな動画があったので、とりあえず観てみました。その動画には「ブッダの教え」というサブタイトルが付けられていました。 優しさと思いやりが、いいように利用され苦しむ主人公の話でした。 その後、主人公が見つけた答えは、 ①「自己尊重と他者への尊重のバランス(自分自身と他人の間に健全な境界線を引く)」 ②「自分の気持ちや考えを尊重してもらえない関係は健康的ではないと理解しそのような関係とは距離を置く」 ③「支援や協力が真に価値を持つ場合にのみそれらを提供するようにする」 というものでした。 私にはとても良い話に感じましたが「我を無くす」から遠のいてるようにも見えて、この話をどこまで鵜呑みにしていいのか迷っています。 「ブッダの教え」とありますが、この動画に出てくる登場人物名や逸話をネットで検索してもそれらしいソースが見つかりませんでした。 (生きにくさを抱えた現代人向けの創作?) ここでお坊様方にお聞きしたいのは①②③は仏教的に見て、実行しても大丈夫な内容でしょうか。 またお坊様方の考えなどもお聞かせ頂けたらと思います。 よろしくお願いします。 補足です。 私は優しさ・善良さとは程遠い人間ですが、周りではよく聞く話だったので、このテーマに関心がありました。

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