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前向きに生きるには

回答数回答 4
有り難し有り難し 170

はじめまして、まめと申します。
相談をさせてください。

私は自己嫌悪がとても激しく、
特に夜中になると他人と比べて劣等感を感じたり、
過去にしてしまったことについて、すごく罪悪感を感じます。
そのせいで色々考えてしまい眠りにつくことが出来ず、
日常生活に支障をきたすこともあります。
また、自己嫌悪のせいで鏡で自分の顔を見るたび
吐きそうになるほどです。

友人や家族からも自己を貶すことは良くないと言われますし、
私自身、前向きにに生きること、
自分を肯定することはとても良いことだと思います。
人と比べても仕方が無く、
過去の過ちは背負っていかなければいけないと、
わかっているつもりなのに、
なかなか前向きに考えることが出来ません。

前向きになるためにはどうすれば良いのでしょうか。
どういったことから始めればいいのでしょうか。
お言葉をいただけたら幸いです。


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お坊さんからの回答 4件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

唯一の道。これをやれば救われる。

プラス思考の講座も開いております丹下です。
自己嫌悪
劣等感
過去についての罪悪感
顔をみると掃きそうになる
自己を貶す
…これらに共通していることは何かというと、一言でいうと「悪い事を考えている」という事、たった、それだけです。
御質問の中だけからでも、これだけのネガティブな言葉が出てきました。
無自覚ながら普段から頭の中で、マイナスワードをたくさん口にして使っているのです。
まずはそれを慎むこと。
ですが、口にしなければよいだけではありません。
口に出しているということは、頭の中で思いに出しているということです。
頭の中の泉で悪いコト、ネガティブ、マイナスな事を思い起こせば、それが情報となってからだ中を駆け巡ります。
よって、その根源を今から断ち切ります。
まず、今日からは、よくよく、繊細な観察眼をもって、ご自身の心の動きをよく客観視なさってください。
①悪い思いが出てくる。
②それにつられて悪いことを連鎖する。
③どんどんいや気持ちになる
④ふと我に返るも、気持ちが暗い。
⑤ああ、また悪い事を考えてしまったと自己を責める。
あなたは大体毎日この調子で①~⑤まで悪い思いのフルコースです。

よって、①が出たときがチャンスだと思ってください。
自分を変えられるからです。
「暗い思いが出てきた時こそチャンス」なのです。
出てきた①の思いそのものには、もともと良い悪い暗い明るいの区別はありません。
たまたま、考えてしまっただけです。
TVや何かを縁としてポワッと出てきただけ。
その①が出たときに、普段は②のように思いを展開させてきました。
ですが今から、まず練習として、悪い思いが出たときに、そのままにしておくのです。
絶対に②にしてはいけない。
なった鐘が自然に静まりゆくように、ポワッと出た思いに、一切自分の思いを連鎖させずに放っておくことが、唯一あなたを救う道です。
実は、優れた禅僧や悟りを得た人の心境というものは①が出たままで過ごしているのです。
けっして②には展開させない。
それだけコツコツとやってください。
思いを展開させる癖がなくなり、ネガティブな連鎖が一切なくなります。
今からが修行です。
思いが出てきた時、その思いを客観的に観て、そっとしておく、放っておく。
それだけです。
またわからなくなったらご質問に挙げてください。

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有り難し
おきもち

「私は、私を、許します」。

ミャンマーで瞑想していた時、思うように修行が進まず自己嫌悪に苛まれた私に、先輩が教えてくれたおまじないの言葉です。
「私は、私を、許します」。

ネガティブな感情の渦に押しつぶされそうになったら、
「また会ったね」と微笑みかけてください。
「そこにいてもいいんだよ」と寄り添い抱きしめてください。

自分の中に浮かび上がる感情、自分を取り巻く出来事はどんなものであれ、本来、自分を苦しめるものではありません。
ですが、自分がそれを許せなければ、「あるべきではない」と否定すれば、それは大きな苦しみの源になります。

仏教の修行法の一つに「慈悲の瞑想」Mettā Bhāvanāがあります。
私は幸せでありますように、私の悩み苦しみがありませんように、私の願い事がかなえられますように、私に悟りの光が現れますように…など、まずいちばん最初に自分の幸せを念じます。それから念じる対象を、親しい人々、一切の生命、嫌いな人、私を嫌っている人…と範囲を広げていきます。
「幸せになりたい」「苦しみたくない」という自分の心に気づき、認めるところから始まります。

まめ様が、ご自分の幸せをしっかりと願えるようになりますように。
劣等感や罪悪感にもほほえみを向けて、安らかに生きられますように。

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有り難し
おきもち

「有り難う」で満ちてゆく

まめさま。
なごみ庵の浦上哲也と申します。

反省をするのは悪いことではありませんが、過ぎた出来事に罪悪感を感じるのは確かに前向きとは言えませんね。また、その思いが強く、日常生活に支障をきたすというのは、とても心配です。

自己を批判的に見つめる性格はそうそう変えることは出来ないでしょうから、他者からの良い評価を積み重ねていくのはいかがでしょうか?

大きなことをしろと言うのではなく、小さな親切や努力の積み重ねです。家族や回りの方に、ちゃんと感謝の言葉を伝える。何かお手伝いをする。電車で席を譲るのもいいでしょう。

まめさんと周囲の人が発する「有り難う」が満ち満ちてくれば、少しずつでも前向きになれる…というのは少々楽観的でしょうか。

もうひとつ。
まめさんが、どんなに自己嫌悪しても、後ろ向きであっても、いつも慈悲の目で見守って下さっている仏さまがいらっしゃいます。そのことが心の片隅にあると、人はほんの少し強くなれる、と私は考えています。
よろしかったら、まめさんの心の片隅にも仏さまの席を用意してあげて下さい。そこだけは まめさんを否定せず、暖かさを発する場所になってくれると思います。

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有り難し
おきもち

浦上 哲也
横浜市神奈川区で、新しく小さなお寺を営んでいます。 仏教の教え・浄土真宗...
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確かなる灯火を

まめ様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

「前向きになるためにはどうすれば良いのでしょうか。」・・

まず、前向きになるためには、いずれの方向が前なのかを定めないと進めません。

前向きとは、進むべき方向へと向かって歩むこととなります。

例えば、真っ暗闇の中では、どちらへ向いて進んで良いのか分からずに立ちすくんでしまうものでございます。恐らく、今のまめ様も、そのような状態であるのではないかと存じます。その今の暗闇とは、自己嫌悪・劣等感・罪悪感というマイナスの感情によるものであるかと存じます。

仏教的には、この真っ暗闇の状態のことを「無明」(根本的無知)と申します。字の如しで「明るさが無い」のであります。真理に暗いという意味でございます。この無明のために私たちは迷い苦しむこととなってしまっているわけですが、この無明の世界を脱するためにおける確かなる道筋が仏教であり、仏法はまさに暗闇を照らす灯火です。この灯火を頼りにして無明を脱していくことが望まれることとなります。

まめ様も前へ向いて歩いていくためにも、やはり道筋を示すための灯火が必要となります。前向きになるためには、まずは灯火を持つことから始められてはどうかと存じております。

その灯火は、まめ様にとってのしかるべき目標や夢など実現したいこととするのが良いのではないかと存じます。

その灯火を頼りにして、これから前へと進むことが肝要となります。もちろん、人生という道も平坦ではありません。でこぼこ道もあれば、砂浜道や砂利道、坂道もあり、危険な岩場道もあるでしょう。雨や雪も降れば、強風の時、炎天下の時もあるでしょう。それでも真っ暗闇ではなくて、確かなる灯火さえあれば、困難(自己嫌悪・劣等感・罪悪感など)を乗り越えても前へと進むことができるのではないかと存じております。

是非、この人生という道に確かなる灯火を持って進んでみて下さい。そして、その灯火により、まめ様が歩んでいった確かなる道、自らで切り開いていった道が、またきっと誰かの役に立ったり、助けにもなるのではないかと存じております。

川口英俊 合掌

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有り難し
おきもち

Eishun Kawaguchi
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温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ