人が信じられない。自分で自分を追い込んでしまう。
私は今、両親と下に弟と祖母と暮らしているのですが
過去に祖母が家族に対しての文句やすごくきつい毒舌などを
言っていたりした事が今だに自分の中ですごく深い傷になっているみたいで今はもう弱ってて、嫌味や毒舌を言うわけでもないのに
今だに私たちがいなくなるとなにか言っているのでは?とか
祖母のささいな事でさえわざとにやっているのではと敏感になったりして自分を追い込んで苦しめてしまいます。
家族に考えすぎと言われたり
自分でも自覚していてなんとか考えを変えようとするのですが
やっぱり信じきれていないせいか
本人が目の前にいるとまた同じ事の繰り返しになり
結局また自分の首を絞めるような事になってます。
その当時に祖母が文句を言ったり毒舌を言ったり
していたのにもちゃんと理由があったと最近になって判明して
その時の事はおばあちゃんも苦しかったからだったんだと
そこで私が納得して思いやりをもって理解してあげればいいと分かっているのにやっぱり祖母に対しては今だに信じきれずにいます。
私が中学の頃不登校になった時も味方になってくれたりしたのも
祖母だったのでもうちょっと私が器を広く持てばいいのかもしれないですがでもなかなか難しく疑いの気持ちが、日に日にひどくなる一方です。
元々、他人に「もしかして嫌われているのではないか?」
「悪口言われてるかもしれない」と周りを気にしすぎたり
自意識過剰な所や被害妄想がひどい所もあり
自分でありもしないような事まで考えて
実は取り越し苦労だったなんてこともあるくらい。
結局こうなったのは
自分のせいだから変えていかなければと思っているのですが
なかなかうまくいかなくて。
それと今はずっと家の中にいる事が多いので
何かやりたいと思った物をみつけても
周りの人たちを気にしすぎるあまりに
前に踏み出せないままです。
長くなってしまいましたが
今の私の心の中の苦しみを全部書いたつもりです。
どうすればこの苦しみから解放されるのでしょうか?
こんなどうしようもない私でも変わっていけるのでしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
「お釈迦様と悪口男」
aki様
川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。
字数の制限上、下記引用のみですが、ご参照までにて失礼申し上げます。
「お釈迦様と悪口男」 出典:変わりたいあなたへの33のものがたり
あるところに、お釈迦様が多くの人たちから尊敬される姿を見て、ひがんでいる男がいました。
「どうして、あんな男がみんなの尊敬を集めるのだ。いまいましい」
男はそう言いながら、お釈迦様をギャフンと言わせるための作戦を練っていました。
ある日、その男は、お釈迦様が毎日、同じ道のりを散歩に出かけていることを知りました。
そこで、男は散歩のルートで待ち伏せして、群集の中で口汚くお釈迦様をののしってやることにしました。
「お釈迦の野郎、きっと、おれに悪口を言われたら、汚い言葉で言い返してくるだろう。その様子を人々が見たら、あいつの人気なんて、アッという間に崩れるに違いない」
そして、その日が来ました。
男は、お釈迦様の前に立ちはだかって、ひどい言葉を投げかけます。
お釈迦様は、ただ黙って、その男の言葉を聞いておられました。
弟子たちはくやしい気持ちで、「あんなひどいことを言わせておいていいのですか?」とお釈迦様にたずねました。
それでも、お釈迦様は一言も言い返すことなく、黙ってその男の悪態を聞いていました。
男は、一方的にお釈迦様の悪口を言い続けて疲れたのか、しばらく後、その場にへたりこんでしまいました。
どんな悪口を言っても、お釈迦様は一言も言い返さないので、なんだか虚しくなってしまったのです。
その様子を見て、お釈迦様は、静かにその男にたずねました。
「もし他人に贈り物をしようとして、その相手が受け取らなかった時、その贈り物は一体誰のものだろうか」
こう聞かれた男は、突っぱねるように言いました。
「そりゃ、言うまでもない。相手が受け取らなかったら贈ろうとした者のものだろう。わかりきったことを聞くな」
男はそう答えてからすぐに、「あっ」と気づきました。
お釈迦様は静かにこう続けられました。
「そうだよ。今、あなたは私のことをひどくののしった。でも、私はそのののしりを少しも受け取らなかった。だから、あなたが言ったことはすべて、あなたが受け取ることになるんだよ」
・・ここまで。
川口英俊 合掌
トラも馬も飼いならして
おそらく過去の嫌な経験の再発を恐れるが為の故の、
「防衛反応&フラッシュバック」のダブルパンチでしょう。
ご安心ください。(*'▽')私も似たような経験があります。
一般的にトラウマと分類されるものですね。過去に委縮してしまう、抑圧されるような嫌な経験がベースにあって、似たようなことが起こると体が委縮してしまうのでしょうね。
その時れと共に原因と思われることを想起してシマウマなのです。ひひーん(>_<)
そのトラウマの解決を坐禅ビジョン、禅ビジョン的に解説したものがコチラにあります。
http://hasunoha.jp/questions/173
ご一読頂き、アクシデント時に心をいつも通り状況に持っていかれない様に冷静になられることで、すぐに克服しケロリンと直りました。
おばあちゃんのせいではないです。
おばあちゃんはそこにはいませんし、化けて出てきてもいません。
大切なのは、以下のことを知る事。
自意識過剰も、人の目が気になるのも、おばあちゃんの事を思い出しているのも
全部、自分の内側でやっていることではないでしょうか。
外に存在があると認めないことです。「あ、全部アタシがやってるのか」ということに気づけるように自分観察を怠らないことです。そうしていくうちに出家せずとも坊さんビジョンになって、心を上手におさめることができますよ。
考えてみてください「あの人の事を気にしていたのは全部自分であった」その自分の思いだけを修めればよいのです。おさめるということは今までのようにトラも馬も放し飼いではなく、制御することです。まずは動物園の飼育員になったつもりで自分の寅さんとウマウマをウマく乗りこなしてみてください。ドウドウ。
あ、ちなみにお釈迦様の事を調御丈夫ともいいます。自分の心を馬車を操る御者(ぎょしゃ)のようにウマく乗りこなしたからなのです。
すでによい方へ前進しています
人が信じられないというのは本当に苦しいですね。
“自意識過剰な所や被害妄想がひどい所もあり”
とありましたが、中学の時の不登校もこの事に関連があるのでしょうか。
おばあ様の嫌味や毒舌ですが、昔の方はそういった形でしかコミュニケーションがとれなかった、ということもままあります。極端な話、ボキャブラリーが少ないと、誰と話してもケンカを売っているような会話になってしまいがちです。
例
「おい、飲め」「いらねえ」
「よろしかったらもう一杯いかがですか?」「いえいえ、もう十分です。お気遣いありがとうございます」
ただ、akiさんはそのことで敏感になり、苦しい思いをされているのですから、何とかいい考えがあれば、と思います。
こんな私も変わっていけるか、とありましたが、私は変わっていけると思います。被害妄想が強い赤ちゃんがいないということは、akiさんが今日に至るまで、何か大きな出来事があったのではないか、と思います。ご両親や弟さんに相談できないようなことでしたら、匿名でお話を聞いてくださる電話相談などがありますので、どうぞそういったものをご利用されてはいかがでしょうか。
変わりたい、という気持ちを持たれたこと、ここに質問を書き込まれた事、それら一つ一つが大きな大きな前進です。その事に関してはどうぞ自信をもたれてください。