もう死にたい
もう死にたいです。ずっとがんばってきて、人生に疲れました。でも将来のこと考えると頑張らないわけにはいきません。しんどいことばっかりです。もう死にます。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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頑張るを目的としない
琥珀さま
「頑張る」ということが目的化してしまい、本来の目的である「幸せ」や「安心」というものが見えなくなってしまっている可能性があります。
頑張るというのは、あくまでも「手段」であります。
私たちは頑張るために生きているのではありません。
人それぞれとなりますが、自己実現や理想実現へと向けて生きているのであります。
頑張るのが目的となってしまっていたら、一生、頑張り続けて苦しくなります。
しかし、日本の教育や社会では、とにかく「頑張る」ことが目的となり、何でもとにかく頑張っていれば評価されてしまうような風潮があります。
それがゆえに、明らかに非効率、不必要、理不尽なことまで頑張ってしまって倒れてしまうものが多いのでもあります。
無駄に頑張ることは辞めなければなりません。
今一度、自分の人生の目的と手段についてこの機会に見つめ直して頂けましたら有り難くに存じます。
そして、明らかに今の頑張りは、自分の目的にそぐわないものであるとするならば、頑張らなくてよいものとして、目的に添う頑張りへと向かうべきであると存じます。
川口英俊 合掌
ご質問ありがとうございます。
「死にたい」と書くことができるということは、自分の感情や思いを言葉にできるということです。
それはとても大事なことです。
これからも自分の思いを言葉にする能力を大事にしてくださいね。
ところで、そのようにあなたが思うのは、あなたが大きなプレッシャーやストレスに押し潰されているからではないでしょうか?
将来のために今頑張ることは間違っていません。
しかし、頑張ることで死んでしまうなら将来のこと以前の問題ですよね。
生きるためには、時には将来を捨てることや、頑張ることをやめることも大切だと思います。
そして、周りからのプレッシャーや自身のストレスも捨てる。
そこから気持ちを新たにスタートしてもいいと思いますよ。
あなたが頑張っていることを否定しているのではありませんよ。
頑張ることは良いことです。
ただ、限度を超えてしまうと心が壊れてしまうのです。
あなたがどのような将来のために今何を頑張っているのかは知りませんが、将来はひとつじゃない、将来に続く道もひとつじゃない、今やるべきこともひとつじゃないと考えて、ガチガチに固まった肩の力を抜いて、狭くなった視野を広げてくださいね。
またどんなことでも質問してくださいね。
手放して下さいね
拝読させて頂きました。
あなたが一生懸命に頑張って生きていることを読ませて頂きました。とても苦しい思いをなさっているのかと思います。そしてご自分を追い込んでしまっているように感じます。あなたのお気持ちをこころよりお察し申し上げます。
今まであなたは一生懸命に頑張り抜いてきたのですよね、ですからその頑張ることを少しずつ手放してみて下さい。自分を追い詰めていることを手放してみて下さい。頑張っていることを止めてみて下さい。
そしてすこし心をやすめてみて下さい。
これから木々や山々は秋の紅葉を迎えます、生き物たちもゆっくりと冬眠していく季節です。厳しい寒さが来るのであるならばゆっくりと温かいところで生き物たちは身を守りながら長い休みに入るのです。それが自然の摂理です。
今あなたの手の中で必死につかんでいるもの。アタマの中で必死に守っているもの様々あるのではないでしょうか。そのことは本当にあなたにとって大切なことでしょうか、すこし遠目で見てみて必要がないものは手放してみましょう。
そして必ずあなたの中で大切なものが残るでしょうし、もしかしたら新たに発見できるものもあると思います。
あなたにとって大切なのはあなたです、そしてそれはみんなそうです。
こころを休めながらじっくりと見直してみて下さい。必ずあなたは本当に大切なことを見つけることができます。そのように祈っておりますね。
質問者からのお礼
みなさま、ありがとうございました。