死にたいのに死ぬことすらできない
私はいよいよ明日、命日を迎えることとなります。
親や友人にも話はしました。
ただの冗談だと思っており、真に受ける人はほとんど居ませんでした。
お金をあげるのはやめました。こんな人達にお金を残したところで、私の事などすっかり忘れて豪遊していることでしょうし、それを思えば腹が立ったからです。
しかし不思議なもので、あれほど待ち遠しかった私の命日。
いざ来てみると何だか、嬉しい反面、怖いような、悲しいような、そんな気持ちが湧き上がって来ます。
そして、何故か今更、「まだ死にたくない」という気持ちが僅かに出てきてしまいます。
これほどまでに苦しくて。やりたいことも既に自分にとって無価値なものに感じるほど、こんなにも悩んで苦しんでいるのに。
くだらない煩悩を捨てることができず、そんな自分に対しても嫌気がさして死にたいと願っているのに。
どうして今頃、急に生きたいという気持ちが微かに出てくるのでしょうか。
全くもってわかりません。
本当はどこかに、まだ生きたいという気持ちがあるというのでしょうか。
これほどまで死を願い、徹夜してまで準備するほど必死だったのに。
あとはもう実行するだけなのに。
死ぬことさえまともに出来ないのかと思うと、余計に自分に嫌気がさします。
きっとこのままだと、私は誰かを傷つけてしまいかねないと思います。トラックで歩行者天国に突っ込んだ男のように....。
そうなる前に、自分は消えるべきなのです。
もしこの質問を見てくださっている方々。
僧侶の方に限らず、ここに立ち寄った一般の方々でも結構です。
どうか私が死んでしまうよう、誰かに殺されたり、不慮の事故に遭ったりするように願ってください。
呪って頂いても構いません。
もしかしたら、それによって私が気を変えて、自殺を実行に移せるかもしれません。それが一番良いのですが...。
罪作りなお願いであることは十分承知しております。
しかし自分から楽になることができない以上、何かが私を死なせるよう、願うしかないのです。
どうか、よろしくお願いします。
終わったことをいつまでも後悔して先に進めない。 恋人を忘れることができない。 努力しようとしても心が言うことをきかない。 自分のこともできないのに他人のことが放っておけない。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
追記 幸せになってから、満足してから
本当に煩悩がなくなったら、幸せな人生でありながら執着せずに、寿命を受け入れ死ぬでしょう。
煩悩がある私たちが死にたいと思うのは、不幸を感じているからです。
もしも幸せな人生だったら、まだまだ生きたいのです。
つまり、怒りの煩悩(嫌だ、悲しいなど)で、目の前の人生から逃げたいだけなのかもしれません。
食べることに満足した人は食べるのを止めます。
生きることに満足した人も、執着なく生きることを止められるはず。
まずは、生きることに満足できるような、「もう充分生きたぜ!」と爽やかに眠りにつけるような、幸せな人生を目指しませんか?
追記12月15日
みんなもれなく救われたら良いのになぁ。南無阿弥陀仏。
南無阿弥陀仏に共感できたら、あなたはいつか救われる側から救う側に回るのです。
男に二言はねぇもんな。
素直に
どうすべきか、よりも、(本当は)どうしたいのか
色々考えて、こうすべきだとか、こうしかできないとか、こうしなければならないとか、導きだしたものよりも
ここは自分の考え以前に自分の中から湧き上がってきた本当の願いに素直に身をゆだねましょう。
人が亡くなった日は「亡日」ではなく「命日」として大事にされます。亡き人からの「命(命令=はたらきかけ)」を感じさせていただく日です。
あなたはまだはたらきかけを受ける方にいます。
肉体が滅びても、あなたの意識(今の思い)はそのままです。
まして魂なんか全然死なないから。わざわざ多くの人をはねのけてまで生まれた来たので、その分、やるべきことをしてからでも遅くないです。
今日という日は・・
今日という日は、昨日亡くなった人がどうしても生きたかった明日でもあります。
この世において生きられる縁起が調うのは、誠に一瞬一瞬が奇跡中の奇跡であります。
ましてや、この輪廻の迷苦から脱するための教えがある世界に生じられることなど、更に奇跡中の奇跡中の奇跡でもあります。
真に煩悩を断ずるための教えが仏教でもあります。
是非、これから少しずつでも構いませんので仏教を修習していって下さりましたら有り難いことでございます。
川口英俊 合掌
お祈りさせて頂きます
拝読させて頂きました。
あなたに生きたいという気持ちが芽生えたことをこころからうれしく思います。
あなたなりの生き方でどうかじっくりと生きてください。
あなたがあなた自身の生き方で生き抜いて天寿をまっとうなさって往かれますようこころよりお祈りさせて頂きます。
南無阿弥陀仏なむあみだぶつ