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活力が湧いてこない

回答数回答 5
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こんにちは。
私はまだ20半ばなのですが、最近どうも活力が湧いてこないと感じています。
具体的には、平日の仕事は全く問題がないのですが、週末になるとどうも布団から出られず。その後ふらとご飯を食べに出ては、近くの喫茶店でゆっくりして1日が終わっていきます。
ある一面を見れば、ゆったりした休日を過ごし満足しているところもありますが、一方でまだこの歳でこの活力のなさはいかんなあ、と感じるところもあります。
今のままでも不便はありませんが、できればどこかのタイミングで思い切ってこの活力のない自分を大きく変えてみたいなあと思います。
半分ぐらいは好奇心から生まれている考えなのですが。

そこで、今のような自分がもっと活力をもっていきいきと週末を過ごすための、「きっかけ」になりそうなものをいくつか教えて頂けませんでしょうか。

毎朝の早起きでも、週末の山籠もりでもランニングでも、どんなものでも構いませんが、お坊さんが自分を律するために取り組んでいるようなものなどがもしあればぜひ聞きたいです。

宜しくお願いします。


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お坊さんからの回答 5件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

苦楽は常に一体であり、喜びもそこにある

すがさん、こんにちは。一妙寺の赤澤と申します。よろしくお願いいたします。

『もっと活力をもっていきいきと週末を過ごすための、「きっかけ」になりそうなものを』ということですが、すがさんの仰られる「早起き」「山籠もり」「ランニング」など・・・どれも正解だと思います。

ただ、きっかけは外部から教えられるのでなく、すがさんの心の内部から湧き出るものです、自分が感じるならきっとそれだよ、というのが私たち僧侶の立場です。

これまでの人生の中で忘れられない喜び、感動とはどういうものであったかと反省してみると、一番心に残る喜びとは、苦難や逆境、試練を乗り越えたり、克服した時の感動であろうと思います。

逆に簡単に手に入った喜びは心に残ることはありません。

なのでこれからやってくる困難に未来のすがさんが打ち克った時に、今のすがさんが求めるいきいきとした活力があります。

苦楽は常に一体であり、喜びもそこにあることを、すがさんにお伝えしたいと思います。

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サラリーマン家庭で育った私が作った小さなお寺。目指すは「アットホームテンプ...
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「何かしなきゃいかんのか!?」

すがさま。
なごみ庵の浦上哲也と申します、よろしくお願いします。

平日をしっかりと働き、週末はゆったりと過ごす…おそらくこれを読んだ僧侶たちは羨ましさに煩悶していることでしょう(笑)。

なぜなら、お寺というのは365日・24時間営業です。もちろんコンビニのように常にオープンしていてスタッフが起きていて、ということではありませんが、常時待機していなければならず、外からかける鍵が無い(全員で外出することが無い)お寺もあるぐらいです。

ですのでお坊さんたちは、「家と仕事場が離れていること」「オフの日があること」「皆で出かけられること」を渇望している…方が多いと思います。

さて、本題に入ります。
私が思ったのは、すがさんがご自身が思っている以上に、お仕事で疲れているのではないかということです。ですので、休めるうちは休んでもいいのではないですか。

故いかりや長介さんが「お休みの日はなにをしているんですか?」とインタビューされた時に「休みの日は休んでる。休みの日にまで何かしなきゃいかんのか!?」と答えたそうです。

いずれ仕事が忙しくなって、休日出勤をしなくてはならないかもしれません。熱中出来る趣味が見つかり、週末はどっぷりになるかもしれません。今はその充電期間なのかもしれませんよ。

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おきもち

浦上 哲也
横浜市神奈川区で、新しく小さなお寺を営んでいます。 仏教の教え・浄土真宗...
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焦らずとも良いかと

ボクの20代後半、というか、独身時代は宗派の職員として働いていましたが、平日は勤務し、土曜の夜は朝まで呑んで騒いで、日曜は夕方まで寝て、太陽を見ることなく終わるというものでした(苦笑)。

もともとインドア派で、趣味も読書や料理、ネットサーフィンというものでした。

自分を大きく変えるとのことですが、規則正しい週末を過ごしたい、あるいはもっとアクティブに過ごしたいということでしょうか?

でも、週末にゆったりと自分の時間を過ごすということが、とても貴重なことであるということは、結婚するとわかります。特に子どもが生まれて小学校卒業くらいまでは、子ども中心の週末になります。ボクは結婚してお寺に入ったので、週末は特に法務多忙と家族との時間に追われ、独身時代のゆったり自分の時間を過ごしていたことの貴重さを痛感しました。

そこで、というか、以前より興味のあったバイクに乗ってみようと思いました。結婚して7年ほどヘソクリして中型バイクを購入(嫁さんは大反対でしたが)し、息子が小学校に上がったのを機に平日の午後から近郊の山や海を走ることが何よりの楽しみとなりました。

どんな形であっても、自分の時間をゆったり過ごせる今、その今を大事にされて良いかもしれません。職場の変化(転勤や転職など)や、環境の変化(結婚や転居)などで心境の変化もあり、またそこからひょんなことで「きっかけ」が生まれることも多々あると思います。

今のあなたは、今のまま、あるがままなり。変化はご縁によって生まれますよ、きっと。

合掌

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おきもち

真宗大谷派寺院で住職をしております。真宗目線でお話できることがあれば幸いで...
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心身両輪

心と体は自転車でいえばそれぞれが関わりあっているタイヤです。
まずは体に関しては食生活こそ大切だと思います。
血の通った野菜、生気あふれる野菜を食べていますでしょうか。
私は僧堂時代いきものがかりでした。漬物をつけていたのです。それはまさにいきものでした。スーパーなどに売られている漬物は、醗酵しません。殺菌されているものがほとんどです。タクアン一つにせよ蛍光ペンの先っぽかい、といわんばかりの着色料たっぷりのタクアン。作る業者側のほとんどが煮沸煮沸、消毒消毒、殺菌殺菌で要は私たちが口にしているものののほとんどが保存料状態なのです。
酵素が活きているものを食べてみてください。体が喜ぶと思います。
精神面では、自分の希望する理想を先に立てずに、それが体の現在の真実であることをよく感じ、そこに親しめるようになると良いでしょう。必ずしもいつも元気であるとは限りません。ほかに何か心配事でもあるのでしょうか?自分に向き合うためには一人の時間こそ大事です。時には音楽、スマホも自ら関わらないで祖語すことも大切です。ぜひまた相談してみてください。

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おきもち

「戒律」

すが様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

まあ、平日は仕事でお疲れでしょうから、無理にまで週末の休みに何かをしなければならないと思うこともないかとは存じております。仕事が充実していましたら、仕事を活力となさられて、更にご自身の向上に努められても良いのではないかとは存じます。

しかし、仕事だけとなりましたら、それはそれで視野狭窄に陥ってしまって、新たなアイデアやパフォーマンス、展開へと向かうのに少し弊害も生じてしまうかもしれません。

何か仕事とは別に打ち込めるものや気分転換できるものがあれば、それも一つ仕事や人生の活力に繋がっていくことになるのではないかとは存じます。また、新たな人間関係が良い縁に繋がっていくことになる場合もあるかとは思います。

「お坊さんが自分を律するために取り組んでいるようなもの」・・

律するといえば、やはり「戒律」となります。

「戒律」としては、例えば代表的な三帰依戒、五戒や十善戒がございますし、正式な僧侶であれば、別解脱戒や菩薩戒・大乗戒、三昧耶戒などの「戒め」事を守ることで律するというのが基本となります。もちろん、形骸化・有名無実化してしまっている現実もございますが、仏道を歩むには、しっかりと取り組もうと努力していかなければならないことでございます。

基本的になぜ戒律が設けられているのかは、仏道を成就するために、悪い行いを慎み、善い行いに努め励まないといけないからであります。

もちろん、最初からできるのであればそれで良いに越したことはありませんが、元々、私たちは業(過去世の行いの集積・習気)や無明(根本的無知)・煩悩に侵されてしまっているため、恣意的なままに任せていては到底善い行いを積むことができないからでございます。

ですから、仏道を歩むための適宜なる行いを規定して守ることで、修行をしっかりと進めていけるように調えられた次第となります。もちろん、既に時代に合わないものもあるかもしれませんが、基本的には、他に迷惑を掛けないという行い、更には他を利する、他のために役に立つという行いという善い行いとお考え頂ければ良いのではないかと存じております。

しっかりと律することに取り組みながら仏道を進めて参りたいものでございます。

川口英俊 合掌

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Eishun Kawaguchi
最新の仏教論考はこちらでご覧頂くことができますが、公開、非公開は随時に判断...
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質問者からのお礼

早々のご返答ありがとうございました。
心の内から湧き出るもの、自分が感じるならきっとそれ、という考え方には深く感銘を受けました。
柵や自分のちょっとした惰性の心で、内から湧き出るものに対して鈍くなっていたように思います。
自分の過去を振り返ってみると自分が最も活力あふれていたころは、相対的に最も負荷の大きい生活をしていたように思いますし、そう思うと苦難を避けて生きることがとても虚しいことのように感じてきました。
少しづつでも自分を律して生活していこうと思います。
ありがとうございました。

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