学ぶ方法が知りたい
仏教をもっと知りたくて、ネットを活用していたところ、
hasunohaさんを知りました。
過去のQ&Aを拝見させて頂くと、
実際の僧侶の方々のお答えの方が難しい言葉を並べた活字より、
私には馴染みやすいような気がします。
(以下はプロフィールと重複しますが)
縁あって(しかもまったく別件で2度)、真言宗に関わるようになり
30年近くになります。
その頃は少しずつ、作法等を教わったのですが、
2年ほどで絶縁したため、基本を知らず、現在に至ります。
昨年、不思議なご縁の下で
ホントに自分がやりたい事は何か?を
時間を掛けて自分に問い、
やはりご縁のあった仏道を進みたい。
今世に生まれた意味を知りたい。
そして少しでも人様のお役に立つのなら・・・
まずは
読んでるお経の意味を知るべきよね、
仏教用語的な言葉の意味も知るべきよね、
と、ネットで検索三昧。
そうなるとどんどん拡大してしまって、
真言宗ってそもそも・・・
父方は浄土真宗でお寺さんもすぐ近く。
浄土真宗ってどんな考え方なの?
大日如来、阿弥陀様やお釈迦様って?
などいろいろと知りたいことが増えてしまいました。
言葉が適切かはわかりませんが、
効率的な学び方を教えて頂きたくてこの場をお借り致しました。
正義、熱血漢過ぎて、たまに暴走
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
【解学】【行学】
【行者当に知るべし、もし解を学ばんと欲わば、凡より聖に至るまで、乃至仏果まで、一切碍なし、みな学ぶことを得るとなり。もし行を学ばんと欲わば、必ず有縁の法に藉れ、少しき功労を用いるに多く益をうればなりと。】『教行信証』「信巻」
浄土真宗の親鸞さんは、もし仏教の知識を身に付け教養を深めたいのであれば、いくらでも学べるぞとおっしゃっておられます。ですから、この情報公開の時代、書籍やインターネットを駆使すれば、概要のみならず、きっと釈迦の悟りの内容でもなんでもいくらでも好きなだけ学ぶことができます。お寺に法話を聞きにでも行けば、布教使さんの巧みな話術で泣いたり笑ったり、仏教の知識を得るだけではなく、きっとお愉しみいただけるかとも思います。
しかしながら、実際にその道を歩もうとするのであれば、それは単純に知識欲を満たすだけでは到底解決できない重大な問題にぶち当たるはずです。その折にはぜひまたお尋ねくださいませ。
「四諦」
寿庵さま
誠にその通りにて、ご縁(仏縁)によるところが大となりますが、仏教を学び進めたいと思われて頂いていることは、誠に有り難く尊いことでございます。
まあ、仏教の基本をしっかりと押さえて頂けましたら、あとはスムーズに学び進めてゆくことができるようになります。
その一番の基本は、「四諦」、四つの聖なる真理であります。
苦、集、滅、道。
是非、このことからしっかり理解なさって頂けましたらと存じます。
お薦めの本は、
「ダライ・ラマの仏教哲学講義―苦しみから菩提へ」(大東出版社)
苦しみから悟りへと至るための基本的なことを学べるかと存じます。
川口英俊 合掌
質問者からのお礼
転落院様
お忙しい中、早速のご回答ありがとうございます。
仰る通り、今は知識欲が先行しており、
調べる程、「?」じゃあ、これは?と
頭の中がゴチャゴチャしております。
4年間、絶縁だった父が孤独死で発見(すべての対応は私です)されて以降、
お寺さんとは親しくなり、法事での法話に妙に納得した自分がいます。
いろいろな宗派のお話も聞きたいので、
地元のお寺さん巡りを計画しております。
アポがあれば、法話が聞けるお寺さんもあるようですが、
何度か足を運んで空気感とか感じてみたいのです。
大変な道を歩もうとしています。
悩んだ時、迷った時には
ご助言等、よろしくお願い申し上げます。
川口英俊様
お忙しい中、ご回答ありがとうございます。
お礼のお返事が遅くなりました事、申し訳ございません。
「四諦」
苦 集 滅 道
般若心経の中にもある言葉ですね。
お釈迦様の教えが時の流れの中、
尾ビレ背ビレが付いて伝わったようだとネットで見て、
であれば、尾ビレ背ビレのない本元は何なのか?
と疑問に思っていました。
置かれた環境の中では、
じっくりと本を読む時間も取れずでしたが、
お薦め頂いた書籍の件、
参考にさせて頂きます!