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成仏とは。

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(編集部より。投稿の一部を変更しています)

彼氏がある宗教に入っており、
御釈迦様の力は2000年程前からなくなった。だからお坊さんになんかしてもらっても成仏できない。大聖人様を信じる人しか成仏できないと言ってます。
また、戒名や登板は金儲けでなんの意味もないと言ってます。本当のところはどうなんでしょう?


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お坊さんからの回答 5件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

【体解】

"お坊さんになんかしてもらっても成仏できない"
"大聖人様を信じる人しか成仏できない"
"戒名や登板は金儲けでなんの意味もない"
(登板?塔婆の間違いかな?)

なるほど。
世の中にはそう考えたい人もいるだろうし、そう考えた方がラクな人もやっぱりいるんだろうなぁ。

"本当のところはどうなんでしょう?"
ここで私の享受している専門知識と坊さんとしての看板を盾に、どう彼のご意見を否定したところで、次は彼氏に「本当のところはどうなん?」と訊くことになるでしょう。

本当のところを知りたければ、あなたが身を以てそれを理解し、その是非を判断するしかありません。

hasunoha.tenrakuin@gmail.com

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おきもち

【公認心理師】 【レンタルお坊さん】活動中。 とりあえず何でも相談して...
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どっちが正しいということは無いのです

 宗教にはいろいろな教えがあります。
 彼には彼の信仰がおありでしょう。
 究極は、彼の言葉を受け止めるか、ハスノハ僧侶方のおっしゃる言葉を受け止めるかになります。
 「私はハスノハ回答僧であるから、私の言うことを信じなさい」などとは決して申しません。
 彼とこれからもお付き合いをなされるのであれば、彼のおっしゃることを受け止めた方が「彼との良好な関係を築くために」良いです。
 後はあなた次第です。
 また、何か疑問があればどうぞお気軽にハスノハへご相談になって下さい。
 御二方のご多幸を念じ申し上げております。
 

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おきもち

成仏について

まーさま

お釈迦様は確かに入滅なさられ、応身(化身、私たちと同様の姿カタチとして現れられたお身体)としてのお姿は見られないものとなりましたが、如来・仏陀のお身体はそれだけでなく、法身としての真理のお姿がございます。

もちろん、その法身は、私たち凡夫にはその姿カタチは見えず、直接にお教えを頂戴できないのですが、その法身からのお釈迦様の残された教えの法のお力(お加持)は、いまだ娑婆世界にございます。

もちろん、そのお力は徐々に衰退し、五濁悪世と申しまして、私たちの世界は悪くなっていくということでございますが、まだ何とかお加持の力は残っており、弥勒菩薩様が如来となり、この娑婆世界に下生なさられるまでは何とか絶えないであろうかと思われます。

僧侶は、そのお教えのお加持の力、真理(お釈迦様の残されました智慧と福徳)の力を頼りとして、法の護持に努めるところとなります。(もちろん、現代僧侶においては、色々とその任に堪えないことがあるのも重々に承知の上ですが、清らかに僧侶としての戒律を厳粛に守り、法の護持に努めている者がいるのも事実であります)

僧侶は、あくまでも仏道の一修行者であり、何か偉そうに教えられるような立場ではありませんが、少しだけは仏道についてのアドバイスはできることがあるのではないだろうかと存じます。

アドバイスはできても、成仏、つまり、如来・仏陀とさせることなど、とてもできるものではありません。それは正しいでしょう。

しかし、それは、僧俗に限らず、各自に言えることで、あくまでも如来・仏陀となるのは、仏法を頼りとして、自分自身それぞれの努力に依るところとなるからであります。「法灯明・自灯明」と申します。

そして、それは「誰かを信じたから成仏できる」というものでもありません。成仏のためには、確かなる菩提心によって智慧と福徳という二つの資糧を過不足なく円満に積むことが必要であるからであります。

そこへ向けて、僧侶は、少し前を歩いている者としてアドバイスできることがあるであろうというところです。

戒名、塔婆につきましては、字数制限の関係上、詳しくは申せませんが、本来の意味を知って頂ければ、もともと金銭授受の対象となるようなものではないことはご理解頂けるのではないだろうかと思います。今はもちろん違ってしまっていますが・・

川口英俊 合掌

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おきもち

Eishun Kawaguchi
最新の仏教論考はこちらでご覧頂くことができますが、公開、非公開は随時に判断...
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偏りすぎても。

まーさまのご心労お察し申し上げます。

編集部で一部編集されていますが、文言で大体の見当はつきますが、成仏とか、戒名のこと、お坊さんのことをあまり理解せずに、しかもあたかも僧侶を敵の如くに、その彼もそのように教え込まれたのでしょう。
たしかにすべてのお坊さんがお坊さんらしくないかもしれませんが、それでも道を求めている人も多々おられます。
ここでは、すべての説明はできませんが、今日まで継承されてきた仏教です。
すべてを鵜吞みにするのは悲しいかな世界を狭くするだけでしょう。

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有り難し
おきもち

日蓮宗のお寺で、名古屋市南区にあります。 ”お寺は生きている人のためにも...
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神の存在証明かな。

時代が変わってあの団体も少しは社会常識に沿った静かな活動をしているのかなと思っておりましたが、まだそんな事言ってるんですね。

大聖人様とやらを信じてお悟りになったという方なら、お釈迦様のお力(?)が無くなったという明らかな根拠を示せるはずだと思いますので是非伺ってみて下さい。
また成仏できた、できないの証明も是非お願いしたい。断言するということはもちろん根拠あってのことだと思いますので。
根拠ある説法を常日頃心がけている私には興味津々であります!

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有り難し
おきもち

一般家庭から真言宗のお坊さんとなりました。 お寺はありませんので普段は普...
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「仏教全般」問答一覧

良い人・優しい人が損する理由

YouTubeのオススメに「良い人・優しい人が損する理由はこれです」みたいな動画があったので、とりあえず観てみました。その動画には「ブッダの教え」というサブタイトルが付けられていました。 優しさと思いやりが、いいように利用され苦しむ主人公の話でした。 その後、主人公が見つけた答えは、 ①「自己尊重と他者への尊重のバランス(自分自身と他人の間に健全な境界線を引く)」 ②「自分の気持ちや考えを尊重してもらえない関係は健康的ではないと理解しそのような関係とは距離を置く」 ③「支援や協力が真に価値を持つ場合にのみそれらを提供するようにする」 というものでした。 私にはとても良い話に感じましたが「我を無くす」から遠のいてるようにも見えて、この話をどこまで鵜呑みにしていいのか迷っています。 「ブッダの教え」とありますが、この動画に出てくる登場人物名や逸話をネットで検索してもそれらしいソースが見つかりませんでした。 (生きにくさを抱えた現代人向けの創作?) ここでお坊様方にお聞きしたいのは①②③は仏教的に見て、実行しても大丈夫な内容でしょうか。 またお坊様方の考えなどもお聞かせ頂けたらと思います。 よろしくお願いします。 補足です。 私は優しさ・善良さとは程遠い人間ですが、周りではよく聞く話だったので、このテーマに関心がありました。

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