死後の事についてお薦めの本を教えて下さい
最近、亡くなった人とお話してみませんか?、、、や、命日占いなど、、
そういう本に目がいくようになりました。実際買いました。
主人が亡くなり、やはり毎日考える事はあの世の世界の事。
亡くなったら、まず人はどうなるのか、どなたが導いてくださるのか、亡くなった人に会えるのか、などなど、さまざまな疑問が頭によぎるんです、
主人も阿弥陀様に会えたりしてるのか…とか、きれいな川見れたかなとか…
話ができない分、月日が経つにつれ、たまらなく主人と話したい、主人に聞きたいことがありすぎて心配になる事があります。
死を受け入れていかなければならないですが、何かしらの気を落ち着かせれる事があれば、、と、何か本を買っていきたいと思っています。
オススメの本を教えて下さい
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
気休めが良いか事実が良いかわかりませんが
死後のことなど不確かなことについては、いろいろな人がいろいろなことを言うので、こちらもいろいろ聞いてみたうえで、自分の好みに一番合うものを「これが真実だ(といいなあ)」という気持ちで選んでしまいがちです。
仏教の中でも宗派によって言うことが少しずつ異なります。その大本ともいえる釈尊の言うことは、
アルボムッレ・スマナサーラ『死後はどうなるの?』(角川文庫)
によくまとめられていると思います。
一口で言うと、「この宗教を信じる人は誰でもこの国に行ける」という言い方ではなく、「生命が生きる世界が地獄から天界まで六種類あって、各生命ごとに、業によって、死後の転生先がそれぞれ異なる」というものです。
仏教では、死んで終わりになる人は悟った人だけで、悟るまでは輪廻を繰り返すと言います。六種類のどこかで、今も元気に?生きておられると思います。
ついでに言うと、功徳廻向という別の法則ですが、故人の良いところを思い出して励ましてあげることは、故人への供養になります。(藤本晃『功徳はなぜ廻向できるの?』[国書刊行会])
ご主人がどういうところで今どうしているかなあ?と考えるついでに、ぜひ、「人間でいたときはこういう善行為をした。こういう立派な人だった。だから、あの人は今頃はこういうところでこういう風に生きているだろうなあ」などと前世の良いことも一緒に思い出してください。
さらについでに言うと、自分も、悟らない限り死後にはどこかに生まれ変わるでしょうから、「立派に生きたあの人と同じ所に自分も行けるように、同じくらい立派に生きよう」と、故人とその転生先を自分の目標にすると、残りの人生を生きる励みになるかもしれません。
死・中有・生の構造
kamayuさま
死後のことを知ることは、今の自分の行いをより善くすることに資することになります。
具体的に臨終から中有、そして、次の輪廻の生へ・・
その構造を詳しく知ることで、いかに生きるべきかが見えてくるところとなります。
お勧めは、
「チベットの生と死の書」(講談社・ソギャルリンポチェ師)
そして、より詳しいものとしては、
「ゲルク派版 チベット死者の書」(学研文庫・平岡宏一先生)
更に専門的には、
「秘密集会タントラ概論」(法蔵館・平岡宏一先生)
そして、そこからは自分の生についてだけでなく、亡くなられた方のことをどのように供養していくべきであるのかも見えて参ります。
宜しければ是非に。
川口英俊 合掌
質問者からのお礼
お礼大変遅くなり大変失礼いたしております。
お二方の回答ありがとうございます。
参考にさせていただきたく思います。
最近は、子供達とパパは何してるかなー、とかの話が多くなり、ネットで色々と調べたり、検索したりする機会が多くなりました。また、色々な質問がありますので、是非これからもお世話になります。
ありがとうございました。