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死にたい気持ちが消えません。

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40代の主婦です。小学一年生の男の子と夫の3人家族です。夫は一年前に転勤が決まり先に海外へ行きました。私は昨年の3月に子どもを連れて行くはずでしたが、コロナで入国制限がかかり行けなくなり、そのまま子どもと2人日本で過ごした後、ようやく最近夫のところへ行くことができ、ようやく一年ぶりに家族3人での生活が始まりました。
私は夫に会ってほっとしてしまったのか、こちらに着いて2週間ぐらい経った時に突然死にたくなり、夜にお酒を飲んだ後ドライヤーのコードを首に巻いて死のうとしていました。夫がすぐ浴室に来たので私は今も生きていますが、あの時夫が来てくれなかったら死んでいたかもしれません。
夫とその日朝まで話をして気づいたのですが、子どもと2人日本で過ごした一年の間、実は私はとても疲れていたのだと気付きました。子どもと2人だけの入学式、突然の休校で自宅で宿題をやる毎日、学校がようやく始まってママ友との面倒な付き合い、子どもが友だちとケンカして謝りに行ったり。夫とは毎週末LINEで会話していましたが、夫は平日は忙しくて毎日ちょくちょく話すことはできませんでした。その間も私はストレスで胃を壊したり、夜中に母子2人で眠るのがこわくなりお酒を飲みながらスヤスヤ眠る子どもの頬をなでて泣きながら朝まで起きていたり、この子のためにがんばろう、そういう気持ちで一年過ごしました。
そしてようやく夫のもとに来れたら、あ、もういいやと思ってしまったのです。あんなに子どものためにがんばれたのに、行きたい大学にも行けてしたい仕事もできて、結婚もできてかわいい男の子も産まれて、大変だったけどようやく夫のところに来れて、きれいな街にやってきて美味しいものを食べれたから、もういいや後悔しない、という気持ちです。
日本に帰りたいのかというとそういうわけではありません。今住んでいる国は人々も明るく、日本よりコロナの状況はよくありませんが、日本人という理由で差別されたり嫌なことをされたこともなく比較的住みやすいところです。
子どもが悲しむのになぜこんなことを考えてしまうのか自分でもよくわかりません。死にたい気持ちとどう付き合っていけばよいのでしょうか。


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

ご質問ありがとうございます。
ご家族一緒になれてよかったですね。
ところで、「死にたい」と思う原因の多くは「現状から逃れたい」というストレスが溜まっている場合が多いと思います。
昨年一年間の多忙によるストレスの蓄積に加え、今年からの新しい環境によるストレスによって「現状から逃れたい」と感じて「死にたい」と思ってしまうのではないでしょうか。
住みやすい所のようですが、無意識に心と体のストレスになっているのかもしれませんね。
しかし、それは時間が経てば徐々に解消されていくと思いますから心配しないでくださいね。
いきなり外国の生活習慣に変えてしまわずに、日本人と電話したり、日本食を食べたりしながら徐々にそちらの生活習慣に合わせていきましょうね。
また、お酒は理性を失ってしまいますから、そちらの生活に慣れるまではしばらく控えてくださいね。
夫に頼むことがあれば遠慮なく頼んでくださいね。
もしまた「死にたい」と思った時は、「私は疲れているんだな」と自分を分析してベッドでしっかり睡眠を取ってくださいね。
「死にたい」と思うことは悪いことでは無く、知らず知らずのうちに心と体が疲れている「アラーム」と判断してくださいね。

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おきもち

私は浄土宗の坊さんです。 少しでも何か参考になればと思って回答しています...
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私も死にたくなることがありますよ

ふっと責任感みたいなものから解放された、ということでしょうか。緊張がほどけたときふと、もういいや、という気持ちが湧いてきた、ということもあるのでしょう。
あんな状態で締め付けられるうにお子さんと二人で暮らしておいでになったら、誰だって参ってしまいます。だから、一過性の問題として自殺しようとなさったことはさほど気にしなくていいと思います。みんな辛いのは同じだし、ご主人の顔を見てお子さんを委ねて楽になれるという感情が湧いたのももっともなことでしょうし。

ただ、どうもそれが一過性のことじゃなく、ずっと自殺志願みたいなものを引きずっておいでになることがお悩みの本質なのかなぁ、と思います。これはどうしたらいいんでしょうね。

コロナ禍により、あなたより若い層の女性の自殺者数がすごく増えましたね。明らかに直接の原因はコロナ禍かコロナと関連の深い何かなのでしょう。が、その淵源を辿ると、もともと自殺志願の種みたいなものがみんなの心のなかにあるからなのでしょうね。

実は私もときとして死にたくなることがあります。それでも生きているのは他者との関係性ですよね。次に目的達成意識でしょう。若い女性の自殺数が増えているのは他者との関係性がコロナによって希薄になったことが第一の理由だと思います。だけどあなたにはご主人とお子さんがいて、ある種の義務みたいなものもあるので一見何故なのか分かりにくいです。

社会がコロナ前の状態で、日本においでになるなら、何がしかの形で社会参加なさることをお勧めしていると思います。私のやっている子ども食堂みたいなものに参加するなどです。

しかし、その状況にありませんから、現状でお勧めするのは仏教を学ぶことです。仏教は、迷いを脱して覚りを得ることを目的としています。死にたくなるのも一つの迷いであるわけです。あなたは何故死にたくなるのか、生きることにどんな意味があるのか、お釈迦さまは究極の目的である覚りを完成されたのだから死んでもよかったのに何故その後も生きて、人々を導いたのか。

こうしたことは海外におられてもインターネットでいくらでも学べます。ことに今はコロナのお陰?で大学の先生をなさっているような学識の深いお坊さんがたくさん動画をアップなさっています。仏教から学ぶ千載一遇の時期といえます。

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おきもち

私はお坊さんといっても、ひと様に何か答えらしいものを提示できるような立派な...
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先ずはあなたを休めて下さいね

拝読させて頂きました。
あなたが今まで必死でがんばっていらしてふと死にたくなってしまっているのでしょうか、気がつかない中で死への衝動を起こしてしまったのでしょうか?あなたの祖詳細な心の状態はわかりませんけれどもあなたの心や体をご案じ申し上げます。
今までご主人と離れ離れになってお子さんと一緒に必死に生きていらしたのでしょうね、独りで歯を食いしばってお子さんを育てて学校生活でもなれようと一生懸命に育てていらしたのかと思います。
そうしてようやくご主人とも再会して一緒に生活することができるようになって心の緊張がゆるみ力が抜けてしまったような感覚なのかもしれません。
きっとあなたの心も身体も全身全霊でフル活動して燃え尽きてしまったのかもしれません。つまりは心は「燃え尽き症候群」に一時的にかかっているのかとも思います。
私も東日本大震災が起きて1週間後からずっと東北へ災害ボランティア活動をしていた時に何もない不自由な状況で肉体労働をずっとして小さな車の中に沢山の荷物を積んで車の中で睡眠を取る生活をしていました。ある時自宅にたどり着いた時にはふっ、と力が抜けて考えることもできずボーっとしてしまい、フッ気がつくと一体自分は何をやっているんだろうか?果たして生きているんだろうか?或いは生きるって何なのだろうか?もう生きるのも面倒くさいという考えが頭の中でぐるぐる回ってしまって何もできなくなってしまいました。その時私は燃え尽きてしまったのです。

もしかしたらあなたも今まで何も言わず必死で頑張っていらしたので、同じように今燃え尽きてしまっているのではないでしょうか?
もしもそうであるならばどうか先ずあなたの心や体をしっかりと休めて下さい、ゆっくりとあなたを癒して下さいね。やることは最小限でゆっくりと横になってあたたかな日差しを浴びて体に優しい美味しいものをゆっくりと召し上がって下さい、そして思い切り睡眠もとって下さいね。
必ずあなたは心身とも回復なさいますからね、あなたもご主人もお子さんも大切な方ですし、皆さんの未来はこれから開けていくのです。
あなたがこれからもご主人やお子さんと一緒に仲良くお健やかに生活なさり、皆さんと一緒に心豊かに幸せに生き抜いていかれます様心からお祈り申し上げます。
あなたにもご主人にもお子さんにも日の光が降り注いでいますからね。(^^)

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Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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質問者からのお礼

ご回答ありがとうございました。
友人は皆同じように子どもがいて忙しくSNSでのやりとりだけで、私は子ども関係の仕事をしていましたが渡航のためすでに辞めていて、短期間だけ在宅の仕事もしましたが、人と接する機会は本当になくなりました。
夫と子どもがいるのになぜそう思うのか…、昔からなぜ人間は生きるのか漠然と考えることがよくありました。確かにその意味を考えてみる良い時期なのかもしれません。
日本にいたとき旅行に行くとよくお寺に行きましたが、そのときに集めた仏教や写経の本をこちらに持ってきています。改めてじっくり読みたいと思います。インターネットでお坊さんの話を聞くことは全く思いつかなかったので、聞いてみたいと思います。

ご回答ありがとうございました。
死にたいと思うことはダメだと思っていました。そうではなくてアラームなのだと考えるとほっとします。
夫と話し合っていろいろ頼もうと思います。こちらは確かに住みやすい所ですが、今は世界中どこでもそうだと思いますが、観光客は全くいないので街を歩いていると目立つこともあり、外を歩くだけでも疲れていたのかもしれません。
夫だけではなく、こちらに住んでいる日本人の方と話してみると気持ちを共有できるかもしれないと今は思います。
辛いことがあるとお酒を飲みすぎる傾向が昔からあるので、少しずつ減らしていくか、飲むとしても量を少しにして一人きりで飲まないようにします。

ご回答ありがとうございました。
ボランティアが終わってご帰宅された時のお話がとても興味深かったです。
私もこちらに到着したとき、解放と疲れが一気に押し寄せるようなそんな感覚だったような気がします。
実家の両親が出発直前はずっと手伝ってくれたので私は大丈夫だと思っていましたが、渡航の準備や引っ越しのことなど私が一人で考えて判断しなければいけないことが多かった気がします。実は当初予定していた便が前日に欠航になり徹夜で他の便を探したり想定外のことばかり起きて、もう最後の方は心も体もとっくに限界にきていたのに、精神力で必死に耐えていたような状態でした。
今は夫もいるので、自分のことを大切にして休みたいと思います。
最近は夜中に泣いたりして朝まで起きて昼眠ったり、生活サイクルがおかしくなっていたので、陽の光を浴びるようにします。

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