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この先の生き方。再構築か離婚か。

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初めまして。現在別居して半年になります。
別居の原因は主人の浮気です。

別居していますが、ここ3ヶ月仲良く過ごしていました。
先日主人からまた前のように皆で暮らしたいと言われました。その時に別居原因だった女性と最近まで続いていた事、その女性が少し前に妊娠、流産した事を聞かされました。

俺を信じてくれと言われましたがなかなか信じれず苦しいです。
過去を振り返らずまた皆でやっていくのがいいのか、きっぱり離婚した方がいいのか迷っています。

何をされても嫌いになれない自分にも腹が立ちます。どうしたら心が軽くなるでしょうか?


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お坊さんからの回答 4件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

赦す か 許す か。

わたしは許すことと赦すことに違いをつけて考えています。
相手を許すという事は、自分が中心で相手も自分の所属するものの一つだと思っているうえで許すことです。つまり条件があるような人間的な許し、拘束的許しです。
赦すとは、容赦、神の赦し、仏の赦し。そこに束縛がない。
もともと相手も自分のものではなく、誰のものでもない世界。
お互い本質的に何ものにも所属していない在り方であることを分かった上でゆるすのですから、赦せて当然なのです。
夫婦と言えど別存在。
親子と言えど別生命体。
真実の愛はそれを認めたうえで生まれるものです。
互いに赦し合える関係を構築することであなたは救われます。
関係を見直しましょう。
憎しみや罪の責め立てや恨み嫉妬怨念依存ライフか。
それとも
幸せや赦し、寛容、感謝、支え合い、自立ライフか。
相手の誠意を見抜く期間を数か月もったらどうでしょう。それが偽りか口先だけかどうか。
あなたは母でもあります。母としての赦しの姿勢を子供たちに示すことが子供への教育となります。またその姿を夫に示すことで夫は恥じ入る事でしょう。恥じ入らないならばその程度の人間性です。本人が自分のエゴの業火で焼かれるだけです。
あなたはより高い精神性を求めるためにも容赦、赦しの道を歩むことです。
❝夫と言えど私でさえ自分のものに出来ないのだから、誰かが自分のものにする事などできない。❞
所有意識を離れる事であなたは自由になり、別次元の愛に目覚めることでしょう。

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おきもち

道義的なケジメを付けさせていくことから

ここ蘭様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

浮気や不倫に関しましては、下記の各問いにても扱わせて頂いております。

http://blog.livedoor.jp/hasunoha_kawaguchi/tag/浮気
http://blog.livedoor.jp/hasunoha_kawaguchi/tag/不倫

問い「既婚の姉が既婚者と不倫の末家出しました。」
http://blog.livedoor.jp/hasunoha_kawaguchi/archives/1003472314.html

この拙回答にて、『・・世の中には、好きな人のすることであれば、何でも許してあげる、認めてあげる、信じてあげるということもございますが、それが悪い行為であるならば話は全く別となります。むしろ、悪い行為を諌めて、反省させて、悔い改めさせる、償いをさせることこそが、真なる愛情のあり方となります。・・』と述べさせて頂いておりますが、「何をされても嫌いになれない」というここ蘭さんのお言葉を鑑みますと、ご主人様の悪い行いでさえも見過ごせてしまうのかな・・と思ってしまったり致します。

不倫・浮気だけでも立派な悪業ですのに、この度は、ご主人様が浮気のお相手に、妊娠させてしまった挙句に流産とは・・お相手の女性の身体的傷つき、精神的傷つきもかなりのものがあったのではないかと存じます・・それも不倫の仲での色々な負担や不安、マイナス要素、プレッシャーなども幾ばくか流産に影響を与えてしまったのかもしれません・・かなりの憶測ですが、恵まれた「いのち」を大切にできなかったところが少しくでもあったのではないかと存じます・・

それをいけしゃあしゃあとその女性とは終わった、前のように皆で暮らしたいとは・・拙生的には誠に許し難しであり、猛省させることはもちろん、何らかの償いをしっかりと行わせるべきであるのではないかと存じております。

まずは、何よりもその流産の水子さんの御供養と相手の女性へのケアをきちんとしたのかどうか、そこから道義的なケジメを付けさせていくことを始められてはどうであろうかと存じております。先で離婚ももちろん選択肢の一つとして視野に入れつつに、ご主人様の反省と償いの度合いを推し量られていかれてはどうかとご提案させて頂きます。

川口英俊 合掌

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Eishun Kawaguchi
最新の仏教論考はこちらでご覧頂くことができますが、公開、非公開は随時に判断...
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徳川家康になりなさい。

 徳川家康は幼いころから一緒に生活してきた家臣本多正信が信仰上の違いから一向一揆に加担し主人を裏切りました。そして、一向一揆と和睦した際行き場を失った本多正信を許し、再び家臣として登用したところ家康の右腕として活躍しました。
 本当に自分が許す気持ちがあるなら、もう1度チャンスを与えてもいいのではなのでしょうか?
 そこから先は自分で考えましょう。

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