hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

この先の生き方。再構築か離婚か。

回答数回答 4
有り難し有り難し 71

初めまして。現在別居して半年になります。
別居の原因は主人の浮気です。

別居していますが、ここ3ヶ月仲良く過ごしていました。
先日主人からまた前のように皆で暮らしたいと言われました。その時に別居原因だった女性と最近まで続いていた事、その女性が少し前に妊娠、流産した事を聞かされました。

俺を信じてくれと言われましたがなかなか信じれず苦しいです。
過去を振り返らずまた皆でやっていくのがいいのか、きっぱり離婚した方がいいのか迷っています。

何をされても嫌いになれない自分にも腹が立ちます。どうしたら心が軽くなるでしょうか?


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 4件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

赦す か 許す か。

わたしは許すことと赦すことに違いをつけて考えています。
相手を許すという事は、自分が中心で相手も自分の所属するものの一つだと思っているうえで許すことです。つまり条件があるような人間的な許し、拘束的許しです。
赦すとは、容赦、神の赦し、仏の赦し。そこに束縛がない。
もともと相手も自分のものではなく、誰のものでもない世界。
お互い本質的に何ものにも所属していない在り方であることを分かった上でゆるすのですから、赦せて当然なのです。
夫婦と言えど別存在。
親子と言えど別生命体。
真実の愛はそれを認めたうえで生まれるものです。
互いに赦し合える関係を構築することであなたは救われます。
関係を見直しましょう。
憎しみや罪の責め立てや恨み嫉妬怨念依存ライフか。
それとも
幸せや赦し、寛容、感謝、支え合い、自立ライフか。
相手の誠意を見抜く期間を数か月もったらどうでしょう。それが偽りか口先だけかどうか。
あなたは母でもあります。母としての赦しの姿勢を子供たちに示すことが子供への教育となります。またその姿を夫に示すことで夫は恥じ入る事でしょう。恥じ入らないならばその程度の人間性です。本人が自分のエゴの業火で焼かれるだけです。
あなたはより高い精神性を求めるためにも容赦、赦しの道を歩むことです。
❝夫と言えど私でさえ自分のものに出来ないのだから、誰かが自分のものにする事などできない。❞
所有意識を離れる事であなたは自由になり、別次元の愛に目覚めることでしょう。

{{count}}
有り難し
おきもち

お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

道義的なケジメを付けさせていくことから

ここ蘭様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

浮気や不倫に関しましては、下記の各問いにても扱わせて頂いております。

http://blog.livedoor.jp/hasunoha_kawaguchi/tag/浮気
http://blog.livedoor.jp/hasunoha_kawaguchi/tag/不倫

問い「既婚の姉が既婚者と不倫の末家出しました。」
http://blog.livedoor.jp/hasunoha_kawaguchi/archives/1003472314.html

この拙回答にて、『・・世の中には、好きな人のすることであれば、何でも許してあげる、認めてあげる、信じてあげるということもございますが、それが悪い行為であるならば話は全く別となります。むしろ、悪い行為を諌めて、反省させて、悔い改めさせる、償いをさせることこそが、真なる愛情のあり方となります。・・』と述べさせて頂いておりますが、「何をされても嫌いになれない」というここ蘭さんのお言葉を鑑みますと、ご主人様の悪い行いでさえも見過ごせてしまうのかな・・と思ってしまったり致します。

不倫・浮気だけでも立派な悪業ですのに、この度は、ご主人様が浮気のお相手に、妊娠させてしまった挙句に流産とは・・お相手の女性の身体的傷つき、精神的傷つきもかなりのものがあったのではないかと存じます・・それも不倫の仲での色々な負担や不安、マイナス要素、プレッシャーなども幾ばくか流産に影響を与えてしまったのかもしれません・・かなりの憶測ですが、恵まれた「いのち」を大切にできなかったところが少しくでもあったのではないかと存じます・・

それをいけしゃあしゃあとその女性とは終わった、前のように皆で暮らしたいとは・・拙生的には誠に許し難しであり、猛省させることはもちろん、何らかの償いをしっかりと行わせるべきであるのではないかと存じております。

まずは、何よりもその流産の水子さんの御供養と相手の女性へのケアをきちんとしたのかどうか、そこから道義的なケジメを付けさせていくことを始められてはどうであろうかと存じております。先で離婚ももちろん選択肢の一つとして視野に入れつつに、ご主人様の反省と償いの度合いを推し量られていかれてはどうかとご提案させて頂きます。

川口英俊 合掌

{{count}}
有り難し
おきもち

最新の仏教論考はこちらでご覧頂くことができますが、公開、非公開は随時に判断しています。 https://blog.goo.ne.jp/hidetoshi-k

徳川家康になりなさい。

 徳川家康は幼いころから一緒に生活してきた家臣本多正信が信仰上の違いから一向一揆に加担し主人を裏切りました。そして、一向一揆と和睦した際行き場を失った本多正信を許し、再び家臣として登用したところ家康の右腕として活躍しました。
 本当に自分が許す気持ちがあるなら、もう1度チャンスを与えてもいいのではなのでしょうか?
 そこから先は自分で考えましょう。

{{count}}
有り難し
おきもち

目指せ!となりのお坊さん あなたの小さな悩み相談お答えします  私があなたの悩みを解決するのではありません あなたの悩みを解決するお手伝いを私がするのです ちょい悪坊主を目指しています。尊敬する人は一休さん。
ここだけの話し  どんな些細な質問でも回答します! ・私の目指す僧侶は一休さんのようなちょい悪坊主です。時には常識にとらわれずとんでもないことを言いますが、しっかり受け止めて下さい。私もしっかりとあなたの質問を受け止めたいと思います。 ・先ずは30分からで、システムに慣れたら時間を延ばしたいと思います。

{{count}}
有り難し
おきもち

目指せ!となりのお坊さん あなたの小さな悩み相談お答えします  私があなたの悩みを解決するのではありません あなたの悩みを解決するお手伝いを私がするのです ちょい悪坊主を目指しています。尊敬する人は一休さん。
ここだけの話し  どんな些細な質問でも回答します! ・私の目指す僧侶は一休さんのようなちょい悪坊主です。時には常識にとらわれずとんでもないことを言いますが、しっかり受け止めて下さい。私もしっかりとあなたの質問を受け止めたいと思います。 ・先ずは30分からで、システムに慣れたら時間を延ばしたいと思います。

煩悩スッキリコラムまとめ