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父親に新しい恋人がいるのが許せない

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2年前に、闘病の末に母を亡くしました。
悲しくて寂しくて、まだ全然乗り越えられていないです。

そんなときに、父親に新しい恋人がいることがわかりました。前を向いていきたい、1人は寂しいという父親の気持ちも、権利もわかります。でもどうしても受け入れられません。

闘病期間は確かに母に全力で向き合って、添い遂げた?と思います。でも私は、最後に寄り添っただけで、母のことをずっと大事にしてきたみたいな顔をする父親にすごく苛立ちます。

新しい恋人も、聞いてみれば3回忌が終わる前から付き合っていて、「せめて3回忌の法事が終わるまで待ってくれてもよかったじゃない」と伝えたところ、「お前俺を何歳だと思ってるんだ?」と的を射ない解答がかえってくるばかりです。

父親が新しい恋人に会う日はどうしようもなく苛立って、理不尽に過剰に責め立ててしまい、よくないなと思いつつ止められません。父親もそんな私に対して辟易しています。

私は父親が幸せになろうとしているのが腹立たしくてたまらないです。相手の女性に対して、「大した病気もしていない頃から大事にしてもらえていいね」「大きな病気したらどれだけ大事にしてもらえるんだろうね」とさえ思ってしまいます。

父が幸せになる権利があることは重々わかっています。わかっているけど感情が抑えられないです。

父は私のことを大事にしてくれていると思います。思い遣ってくれていると思います。でも私はどうしても受け入れられず認められないのです。

私は父が取られると思って不安なのかもしれない。寂しいのかも。

母のこと大事にしてなかったくせに、今はすごく大事にしていた、今も大事に思っていると話しながら新しい恋人の話を嬉しそうにする姿に私はついていけない。

「お前は母親を大事にしてくれなかったことを怒ってるんじゃなくて、自分が大事にしてもらえないことを怒ってるんだ」と言われましたがそれは違います。大事にしてもらっている自覚があるので。

まとまりのない文章ですみません。自分の感情の置き所というか、この嫌悪感の飲み込み方がわかりません。

何を問われているかもわからない文章だと思いますが、1人だともう考えてもわからないので、何か一言でもお言葉をいただけましたら大変ありがたいです。

よろしくお願いいたします。


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

お母さまも、頷いてくださるのではないかしら。ありがとう〜と。

そうね。。。あなたにとって、「父」に求めてしまう思いがありますよね。
だから余計に、これからもお母さんを大切に想ってほしい、夫婦であってほしい、私の両親は、父母だけなのだと強く感じてしまうのだと思います。

お父さんにも、生きる支えが必要、連れ添う人が。そんなことは、あなただって、理解しているのよね。それでも、嫉妬とかそんなものではなく、お父さんの隣にいるのは母であり母だけなのだと、娘としての変わらない想いがあるのではないでしょうか。

あなたが強く伝えるほど、お父さんは彼女を守ることをなさるかもしれません。
それは、あなたやお母さんが、傷つくことに見えてしまうでしょう。

せめて、娘の前では、私の父でいてほしい。
父母の子であることは、誰にも裂かれることではないのですもの。

お母さまも、きっと頷いてくださるのではないかしら。あなたに、ありがとう〜と。

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はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として、慌ただしく過ごしております。 ◆ゲートキーパー ご相談 駆け込み寺 (訪問は要予約。まずはメールでお問い合わせください) ◆ビハーラ僧、終末期ターミナルケア、看取り、グリーフケア、希死念慮、自死、産前産後うつ、育児、DV、デートDV、トラウマ、PTSD、傾聴、手話、要約筆記、電話相談員、小学校支援員としても、サポートしています。 ◆一般社団法人『グリーフケアともしび』理事長 【ともしび遺族会】運営 毎月 第1金・昼夜2回開催(大阪駅前第3ビル) 14:00〜,18:00〜 お問い合わせ申込⬇️こちらから griefcare.tomoshibi@icloud.com *この活動は皆さまのご支援により支えられております。ご協力をよろしくお願いします。 ゆうちょ銀行 口座番号 普通408-6452769 一般社団法人グリーフケアともしび ◆『ビハーラサロン おしゃべりカフェひだまり』 ビハーラ和歌山代表 居場所運営 問い合わせ申込⬇️こちらから griefcare.tomoshibi@icloud.com ◆GEはしもとサピュイエ 所属 (Gender Equality 誰もが自分らしく生きることができる社会をめざして)DV・女性支援 ◆認定NPO京都自死自殺相談センターSotto 元グリーフサポート委員長(2018〜2024) ◆保育士.幼稚園教諭.小学校教諭. レクリエーションインストラクター 10年間 保育 教育の現場で 総主任として勤めた経験も生かしつつ、お話できることがあれば 幸いです。 いつも あなたとともに。南無阿弥陀仏 ここでは、宗旨を問いません。 まずは、ひとりで抱え込まないで。 来寺お問い合わせは⬇️こちらから miehimeyo@gmail.com ※時間を割いて、あなたに向き合っています。 ですので、過去の質問へのお返事がない方には、応えていません。お礼回答がある方を優先しています。 懇志応援も宜しくお願いします。 ※個別相談は、hasunohaオンライン相談より受け付けています。お寺への いきなりの電話相談は受け付けておりません。また夜中や早朝の電話もご遠慮ください。 法務を優先させてください。
午後から夜の時間帯は都合がつけやすいです。特に21:30以降は、たっぷりとした時間が取れます。 ◆こちらから、無理に聞き出すことは致しません。 言いにくいこと、言えない気持ちも大切にします。あなたのお気持ちのままに、ゆっくり待ちながら、その気持ちを大切に受け止めたいと思っています。 ◆自死で大切な人を亡くされたり、死別により 死が受け入れられなかったり、心の整理がつかない方へ。30分ずつでも、オンラインで定期的に気持ちに向き合っていきませんか。吐露したり泣ける時間も、大事なグリーフケア 。 ◆個別電話ってドキドキして勇気のいることだけれど、声が届くから、聞こえてくるから、ちゃんと繋がっているようで、そばにいるように安心出来ることもあります。 ◆ 終末期ターミナルケア、看取り、希死念慮、自死、グリーフケア、トラウマ、PTSD、子育て、産前産後うつ、不妊、傾聴、手話、要約筆記者 としても、サポート ◆出来るだけ希望時間にお応えしたいと思いますが、午前中は毎日 法務があります。 (相談は、hasunohaオンライン相談より受付下さい。お寺へのいきなりの電話相談は受けていません。法務が優先なので) ◆一人で悩まないで。待っていますね(﹡´◡`﹡ )

祝福されてもいい面もあります

お気持ち、分かるところもあります。私も20代はじめだったらあなたのように思っていたかもしれません。たぶん同じように思うでしょう。

私自身の経験からしますと、母が49歳で亡くなり父が残りました。はっきりいって父はあまり母を大事にしていたとはいえません。ですが、母が亡くなると急に力をなくし、仕事も早めに退職しました。早く脳梗塞になり60歳で亡くなりました。兄いわく「あんなに落ち込むくらいやったら、母が生きている間にもっと大事にしときゃよかったんや」。その通りだと私も思います。

奥さんを亡くすと急に力を落とす男性は世の中にたくさんおいでになります。どちらかというと、ですが、ご主人を亡くした奥さんより奥さんを亡くしたご主人の方が落ち込み、一人になられた後の余命も短い(もともと男性の方が短命、男性の方が年上で結婚するケースが多い、という事情を勘案したうえの話です)といえます。

こうしたことから考えると、お父上に新しい恋人がお出来になり元気でおいでになるのは悪い面ばかりではないといえます。しょぼくれて生きる気力をなくしてしまったお父上の姿を見なきゃならないのとどっちがいいですか、ということもいえましょう。私の申していることがいますぐあなたに受け入れられやすいかどうかは別にして悪いとばかりはいえないんです。

あなたの年齢が20代のはじめ頃ですと、お父上が不潔に見えるかもしれませんが、年齢を重ねられますと、お考えが変化していくものと思います。母上がおいでになっていた頃から不倫なさっていたわけではないのでしょうから、今すぐは難しいかもしれませんが、そのうちお父上のことを祝福してあげられるようになるものと思います。お父上の新しい恋人さんがどんな人なのかにもよりますが、亡くなった母上も喜んでくれているようにも思います。

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私はお坊さんといっても、ひと様に何か答えらしいものを提示できるような立派な者ではありません。むしろその逆で、しょっちゅう周りの方々にお尋ねして、教えてもらって生きています。質問について考え、答えようと悩むことで私自身が学び、僧侶として少しでも成長していけたら、と思っています。 youtube法話を始めました。私の名前ですぐ見つけていただきます。
本堂までWi-Fiの電波が届かないので、お内仏(家のお仏壇)のお部屋でお話します。

あなたのお気持ちは、ごく自然なことと思います。

頭では理解できても
その通りに心が伴わないことは
往々にしてあることです。

お母さまが亡くなったことと
お父さまが新たな人生を歩むのは
真逆のことですから
あなたが両方を
そのまま受け止めるのは
やはり難しいと思います。

苦しいでしょうが
どうか自分を責めないでください。
受け入れられるには
時間が必要なことだと思います。

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 浄土真宗(大谷派)/広島県広島市/17世住職。  1967年京都市生まれ。山形大学理学部卒業後、証券会社で勤務。30歳で脱サラし、親戚筋の超覚寺に入寺、45歳で住職継職。  遺族の分かち合いやお悩み相談などグリーフサポート活動を続け、お寺の掲示板による法語伝道にも尽力している。カープ坊主の会会員。
こちらに法事が入っていなければ、ご希望の日時に相談させていただきます。 想いを吐き出しても、あなたの環境は変わりませんが、あなたの気持ちは変わっていきます。 どうぞ安心してお話しください。

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