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親と疎遠にした最悪感が苦しい

回答数回答 2
有り難し有り難し 24

家を出て依頼、実親とは疎遠でした。
しかし7年前に子供が産まれ、祖父母との繋がりを持たせたく、実親と連絡を取るようになりました。

しかし実父は孫には一切関わろうとはせず、自分の自慢話と他人の悪口を言うばかりでした。
昨年初めに亡くなりましたが、晩年は誰にも相手にされず、話を聞いてあげるのは私だけでした。

実母は子供の世話をすると言って私の家に来ても、上げ膳据え膳の汚し放題、勝手に親戚を呼んで宴会❲準備も片付けも一切しない❳、子供にアレルギー食物を与える、子供や親戚に私の悪口を言い晒し者にするなど、身勝手な振る舞いばかり。

何度か止めるようにお願いしましたが「あんたのワガママなんか知らない笑」と取り合ってもらえませんでした。

そして去年末、小さすぎる子供服を送ってきた実母に「申し訳ないけどもう着られない、次からは買う前に私に相談して欲しい」と言った私に「少しキツいごときでごちゃごちゃうるさい、アンタはうっとおしい!」と実母が逆ギレして以来、連絡は絶たれました。

その後メールで「サイズは店員に確認したのに間違ったみたい。次は自分で確認する」などと浅はかな言い訳が送られてきたので、無視しました。

そして半年ほど経過しました。
私は、
実母が謝ろうとしたことを汲み取らなかったこと、
祖母と孫の交流を断ったこと、
年寄に寂しい思いをさせていること、
などの罪悪感で毎日苦しいのです。

しかし私が折れたら、またあの虐げられる日々かと思うと、このままでいるしかないなと思い直すのです。

罪悪感から逃れるにはどうすればよいのでしょうか。
実母の呪縛から逃れられる日はくるのでしょうか。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

人の心を変えることは難しい

 質問拝読いたしました。

 お子様が生まれたことを機会に、ご両親と連絡を取り、お子様と祖父母の繋がりを持たせようとした。とても良いことだと思います。但し、現実は思い描いたようにはならなかった。と言うことですね。

 ご質問を読みますと、しばらく実家と疎遠であったのは、ご両親との関係が原因な訳ですね。お子様のためを思って、両親と連絡を取り交流するようになった。でも、期待した結果にはならなかった。或る程度止むを得ないことだと思います、ご両親が「孫のために良き祖父母になろう。良き祖父母を演じよう。」という気持ちを持ってくれなければ、期待した結果は得られないと思います。でも、決して無駄なことでは無いと思います。

 お母様は孫のために洋服をかってくれた。この点に希望を持てます。サイズが違っていれば「違っているよ。」と言いたくなる気持ちはわかります。でも「違っているよ。」という言葉を省いて、「ありがとう。」とだけ言えばいいことです。あなたとお子様が服が届いて、サイズが違っていることがわかっていても、まずは「ありがとう。これから着て来て見るね。」。それから「着てみたけど来てみたけど、小さかったみたい。でも、買ってくれた気持ちには、感謝してます。」と言えれば、お母様の機嫌もちょっと違ったと思います。

 なーんてことを偉そうなことを言えるほど、私は上手に対処してきた訳ではありません。一言多くての失敗もありますし、言葉が足らなくての失敗もあります。お母様の言動にも原因が有る訳ですから、りりさんだけが罪悪感をもつ必要はありません。

 お子様と祖父母との関係に心を砕くことは、良い事です。大事なことです。

 ですから、距離を置きながら、今後も繋がりを大事にした方が良いですよ。直接会えば、お母様はマウントを取ろうとするでしょう。その点に注意しながら、繋がりを絶やさないようにしていきましょう。
①一応、メールの返信はしましょう。違うフォルダーに入って、今メールに気が付いた。」と説明して、子供のために贈ってくれた御礼だけ伝えましょう。
②手紙やメールや電話で安否確認したり、お子様の近況報告をする。
③母の日のプレゼントを送り、お子様から電話で「おばあちゃん、おめでとう。」の言葉を伝える。
④お盆などには、一緒にお父様の墓参りをする。

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 目の前の方の悩みや気持ちをしっかりと受け留め、心を開いてもらうように努め...
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優先順位

私の個人的な意見ですが、優先順位をはっきりさせましょう。
たしかに親は大切にすべきですが、結婚したら、親よりも配偶者を優先すべきだと思います。
なせなら、他人様の息子・娘を夫・妻に迎えるのですから、配偶者を幸せにする責任があると思うからです。
次に、子供が生まれた場合は、配偶者よりも子供を優先すべきだと思います。
子供は大人が守ってあげなければ生きていけないし、保護者としての業務があるからです。
ということで、親の優先順位は1位ではないとはっきり決めておきましょう。
浄土宗では、どんな悪人でも南無阿弥陀仏と念仏を称(とな)えれば極楽浄土に往生できると考えます。
罪悪感は消えないかもしれませんが、阿弥陀仏はあなたを見捨てません。
人生に良いとこ取りはなく、取捨選択を強いられる人生。
過ちやミスは誰にでもありますが、仏様の慈悲は平等です。
亡くなったお父様も極楽浄土に往生できますように願って、南無阿弥陀仏と念仏しましょう。

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