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夫が死ねばいいのにと思ってしまう。

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有り難し有り難し 27

夫は50代サラリーマンです。
10年ほど前に双極性障害2型を発症したものの、会社は辞めたり長期休業することもなく、まじめに勤めてくれています。
ただ、もともとの温和な性格や病気のために昇進は見込めないし年下の人に追い抜かれる焦りや恨みを抱えていて、その愚痴を毎日のように私や家族に聞かせます。
ある程度は私たちも相手にするのですが、だんだん嫌気がさして適当に聞き流すと、脅し文句のように
「毎日死んでしまいと思っているのに」「明日死んでも何も後悔ない」
などと言います。
それだけ、夫が毎日しんどい思いをして頑張ってくれているのは理解しているつもりですし、
「そうか、そうか、しんどいんよね」
と共感?というか慰め?というか、夫が気が休まるように言葉を選んで話をしていましたが、あまりにもしょっちゅう「死」を軽々しくちらつかせるのが腹立たしくなり、最近は
そんなに死にたいなら死ねばいいのに・・・と思っています。
私が後先考えない性格なら口に出してしまうところですが、
やはりそこは理性で抑えています。
それに本当に死なれては困りますし。

でも、最近しょっちゅう
「死ねばいいのに」が浮かんできます。

こんな私になにか言ってもらえないでしょうか。
そんなバカなこと思うなんて、というお叱りの言葉でも、
わかりますよ、という味方の言葉でも、
なにかすっきりするようなお言葉をください。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

ご主人を信用しているからこそ、心労に繋がる。

拝読させていただきました。

あります。あります。
数え切れないほど同じような環境下で家庭内の奥様がストレスより三半規管が弱り、メニエール病を発症されたり、色々とあります。
結婚当初は好きだった旦那の声さえも嫌いになることもあるものです。

◇あじさいさんへ一つの修行法を伝授します。
相手のいう言葉は聞くが、素直に奥様も心にまで受け取らないようにする方法。
旦那さんは話しを聞いて欲しいから、適当な対話をすると、「僕の話を聞いているのか!」と違う方向性に行かない程度の聞く姿勢。

これはお釈迦さまに罵声を浴びさせる人がいました。しかし、お釈迦さまは話しは聞くがビクともしません。それは「心」がどれだけ強い風や嵐がこようが大きな岩がビクともしないように構えていました。
すると罵声を浴びさせていた人は、疲れてへたりこんでしまったのです。この時の対話はお釈迦は無言でしたけどね。
周囲にいたお弟子さんたちはあまりにもひどいことをいうものだから、私たちが代わって言ってやりますといいましたが、お釈迦さまは何もしなくていいのです。と、おっしゃりました。なぜなら「あなたはプレゼントを貰ったら、受け取りますか?」お弟子は「はい。受け取ります。」お釈迦さまは「私はプレゼントを受け取らなかったのです。受け取らなかったら、そのプレゼントはどうなりますか?」
弟子たち「相手(罵声男)に戻ります。」

わかりましたでしょうか?これは多くの場面で通用する術です。

ご主人さまと奥様だけに言える甘えであり、愚痴をこぼしている内は、大切なことに中々気付かないものです。

名誉や役職や給与など、こうであって欲しいという欲求が、そこに向いている以上、素直になるには、最近は嫁も話しを聞いてくれてるものの、俺は何をしているんだろうと、虚無感からの脱出方法となる機縁が必ずあるものです。

夫婦で乗り越えたい。ある程度進行してしまっている今から何ができる?
できることはたくさんあるはずでず。
「夫婦が自然に笑顔で話せる」ことを二人に与えられた宿題です。

・不要なものは(愚痴など)捨てる。
・投げやり思考は捨てる。
・嫌いな自分は捨てる。

一つずつ捨てていければ、笑顔が降臨してくれますよ。必ず。

合掌

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質問者からのお礼

法源さま
どうもありがとうございました。
お釈迦様のプレゼントのお話、よくわかりました。
私もそのようにできればいいなと思います。

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