仕事をしてまで生きたくないです
先日、働いていた会社を退職しました。
転職活動をしなければいけないと分かってはいるのですが、やる気が起きません。
やりたいこともありません。
親元から離れて生活をしているので、このままではお金も尽きてしまいます。
そのような状況でも、行動する気力が起きないのです。
最近では、仕事をしてまで生きる意味はあるのか?生きたくないとまで思うようになってきました。
自分でいうのもあれですが、幼い頃から両親に愛されて育ってきたと思います。
進学もし何不自由なく育ててもらいました。
また、心から信頼出来る友人や彼氏もいます。
そのような幸せな環境で育ってきたのにも関わらず、どうしてこのような考えになってしまうのか自分自身のことがよく分かりません。
是非お言葉をいただきたいです。
よろしくお願いいたします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
心が喜ぶ仕事に就いていますか?
拝読させていただきました。
仕事は誰しも好きでしている人は少ないものでもありますね。
「ありがとう」「喜んでくれた」「感謝された」お客様からでも同僚からでもいい。
自身では頑張れる限界というものもあります。
人は一定のラインまで到達したり、現在が満たされていたりすることで、不要なものを手放したくなります。お腹がいっぱいになれば他のものは入らないものです。いわゆる幸せのタンクというものが人にはあるのです。裏を返せば、幸せの中の不満かも知れません。少し心を見つめる休息の時間をもつことで、色々なことに気づける時期や機会かも知れません。
座禅や瞑想では自己を見つめ、自我が強いと気付けば、何から手放していけばいいのか?など大切なことに気づけるかも知れません。
しかし、お金は底をついていくかもしれない。そう感じながら、仕事をし続けている人は多くいるものですね。
「いつまでもあると思うな親と金、いつまでも無いと思うな運とツキ」こんな ことわざ があるのはご存知かも知れません。
求めるものがある限り(幸せ、安心、健康、生活など)生きていくには必要不可欠でありますお金です。
・他人が喜んでくれる仕事を見つける。
・職場を変える。
他人が喜んでくれたとき、不思議な気持ちが湧き、やる気スイッチが入ることもあります。
すぐ結婚などで家庭に入ったり、実家に戻る選択肢が無い場合は現状を変化するには「人が+動く=働く」のみ。同じ時間を過ごすなら楽しい時間にしてしまいましょう。楽しくするも、楽しくしないも自身の心がすべてを握っています。頭で考えるのではなく、心が喜ぶことを主に考えてみてはどうでしょう。
合掌
仏教を聞いてみてはどうでしょうか?
やる気が起きない。やりたい事もないということなのですね。
あなたの悩みこそが、まさにお釈迦様の悩みだな…と感じました。仏陀は元々インドの王様で、何一つ悩みがありませんでした。しかし、なぜ人はどうせ死ぬのに生きなければならないのか、老病死という苦しみを味わって生きなくてはならないのか?どう苦しみを乗り越えることができるのかと悩み出家したのです。
仏陀は人生は一切皆苦だと言います。苦とは思い通りにならないという事です。人生は2つの意味で根本的に苦なのだと思います。一つは、私たちは何のために生きるのか本来的に全く分からないからです。気づいたらこの生に投げ出されていた。何のために生きるのか全く分からないのが人間です。2つ目に私たちは業縁存在であるということ。縁によってはどんなことでも起こる命を生きているという事です。なぜこの家に生まれたのか、このような容姿と能力で生まれたのか、全く分かりません。縁があれば明日死んでしまう身を生きているのです。ですから、人間だけが、生きているだけで虚しい、何となく虚しい…という苦悩を抱えていると仏教では説きます。
しかし、社会で生きる我々はやりたい事や夢等何らかの意味付けを見つけて騙し騙し命を尽くして行きます。例えば、やりたくない事なんてしなくていいので、嫌じゃない事を仕事にしつつ生きていくのはどうでしょうか?楽しい、最高!という事を仕事にするのは至難の業です。でも、まあこれはそんな嫌じゃないか~位のものを見つけてやって行く。
もう一つは、仏教を聞いていく。それこそ、なぜ生きるのかということを探求してみてはどうですか?例えば、禅宗のお寺やテーラワーダ仏教のお寺では、一切経済活動をせずに、座禅や勉強をすることができる場所もあります。そういうお寺に数年行ってみても良いかもしれない。
生きたくないから、分からないから死ぬ…というのも、また新たな意味を作り出しているように思うのです。わざわざ死を選ぶというのもまた新たな意味をあなたがこしらえていることでしょう?そもそも、私達にとっては意味の分からない生命です。あなたの思いで消していいのでしょうか?
【おすすめの本】『仏教のゼロポイント』、『躁鬱大学』『自分の薬をつくる』http://www.higashihonganji.or.jp/sermon/radio/detail75_01.html
質問者からのお礼
お二方ともお言葉ありがとうございます。
少し心が落ち着きました。
自分自身としっかり向き合い、自分はどうしたいのか考えていきたいと思います。