苦しい嫉妬や妬み、友人の結婚や妊娠、出産
初めまして。29歳独身女性です。どうにも苦しいので相談させてください。
仲の良かった友人が結婚することになりました。
私は長いこと彼氏がいません。そして友人も長いこと彼氏がいなかったので、一緒に婚活をしたりコンパに参加したりしました。
最近友人に彼氏が出来、交際三ヶ月で結婚。
私結婚が決まりましたのメールを読んだとき、すごく苦しくて苦しくて。
思えば私は嫉妬しやすいのか、友人の結婚出産の報告を聞く度に胸が締め付けられるような苦しさと焦り、不安、嫉妬でしばらく落ち込んでしまいます。
ふとしたときに友人が頭に浮かび、子供と遊んでいる様子やドレスを選んでる様子を想像して涙が出るほど辛いです。
本当は自分の事のように祝福したいです。
本当に辛いです。どうしたらいいのでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
素直な気持ち 素敵です。
はじめまして 同じ名古屋のお坊さんです。
非常に素直に今の心境を分析されていますね。
また、本当は祝福したいという素敵なお気持ちをお持ちですね。
同じ境遇であった方が先に目標に達した場合
羨ましいという気持ちが出るのは当然だと思います。
もし、状況が逆ならばどうでしょうか?
ご友人はきっと同じ気持に苦しんだと思います。
しかし、祝福したい気持ちを持たれたんではないでしょうか?
相手のことを思う気持ちというのは結婚後も非常に大事になる気持ちです。
今は苦しいかもしれませんが、相手を祝福したいという心を成長させることにより、
あなたも目標に近づきさらに目標の後も素敵に生きていけるようになると思います。
今回の気持ちの分析を大事にしてくださいね。
改めて、相手を思う気持ちを教えていただき、
有難うございました。
友情の軌道修正
友情は契約ではありません。
友情は義務ではありません。
友情は拘束ではありません。
友情は所有ではありません。
友情も幸せも、奪う姿勢ではなく頂く姿勢であるべきであり、
奪い合うのではなく、共有するべきものです。
私は結婚してますが、妻は結婚前も結婚後も友人と良好な関係を続けています。
友人という肩書きだから関係が良好なのではなく、
友人だから、関係を何があっても良好にするべきもの、それが友情なのではないでしょうか。
私の親友には施錠のようなルールはありません。
お互い仲がよくても、お互い自由であるのがお互いを尊重しあう姿です。
そうするべきであると気づかなかった頃は、壊れてしまった友情もありました。
ですが、最後に、友情に破綻はありません。
壊れても破たんしているようであっても続いていく、続けてゆくのが友情なのです。
友情こそは上手に接すれば最も永続する関係であります。
その秘訣は得失を無くし、互いに持っているものを与え合う、授かりあう、事であると思います。
あなたにとって、彼女が結婚出産したのは、新しい関係の授かりなのです。
減ったり、損なわれたのではないのです。結婚後も仲良くやっている人たちは大勢います。
すべては授かりである、これがキーワードです。
洞然坊の大橋慈峰です
始めまして、大橋です。
質問拝読させて頂きました。取っても人間らしい、素直なお気持ちですね。
誰でも心の奥底では考える事だと思いますよ。其れで当たり前と、私は思いますよ。
だけど辛くても、祝福してあげましょうよ。そして良かったね!と微笑んでみては?
その時の笑顔が段々と貴方の、心の中の優しさを呼び出してくれますよ。
一度お友達に、笑顔でおめでとうと、無理してでも言ってみては?
きっと新しい貴方の素顔が見えて来ますよ。
頑張って下さいね。
大切な友人だからこそ
hitomimiさま
はじめまして、なごみ庵の浦上哲也と申します。
質問文を読ませて頂きました。
とても苦しい気持ちに苛まれているのですね。
一緒に婚活していた友人に彼ができ、結婚が決まって苦しい。
また、それを素直に喜べない自分にも苦しんでおられますね。
私もそうです。
僧侶の衣を着ていても、ひと皮むけば嫉妬や負の感情を持っています。
良かったら、下記リンクもご覧下さい。
http://hasunoha.jp/questions/57
http://hasunoha.jp/questions/367
http://hasunoha.jp/questions/387
hitomimiさんにとってその友人が大切な人だからこそ、苦しみがより一層深いのだと思います。浅い付き合いならば、陰口を言っててスッキリすることも出来るでしょう。
大切な人だからこそ、祝福したい思いと嫉妬との板挟みに苦しんでいるのではないですか?
いいじゃないですか、嫉妬する時があっても。
親しいからこそ、良い時も悪い時もあるのだと思います。
今の気持ちを、どうぞ否定しないで下さいね。
慈悲の瞑想
hitomimi様
川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。
「嫉妬」でお悩みのご様子・・嫉妬は本当に厄介な煩悩でありまして、嫉妬は心の中だけでは留まらずに実際に色々な悪い行いの動機となってしまうことにもなりかねず、場合によっては誠に深刻な問題となってしまいます。
これまで「嫉妬」につきましては下記の各問いにても扱わせて頂いて参りました。
http://blog.livedoor.jp/hasunoha_kawaguchi/tag/嫉妬
この中では、やはり下記の問いの拙回答が一応今のところ参考になるのではないかと存じております。
問い「いけないことなのでしょうか…」
http://blog.livedoor.jp/hasunoha_kawaguchi/archives/1002979344.html
『・・「随喜」とは、「・・他の者の善徳行や慈悲・利他行について、喜びの心を起こして、その功徳に随うこと・・」でございます。この度の相手の行為(惚気話)の場合は、善徳行や慈悲・利他行とまでは言えませんので、この「随喜」の説明には当てはまらないかもしれませんが、「人の幸せ」に共に喜びの心を起こして、自分も幸せな気持ちになることができれば、「嫉妬」や「怒り」という悪い煩悩を抑えることができるため、誠に推奨されるものとなります。・・』
人の幸せや善徳行を共に喜んで「随喜」していけるようにするために、「慈悲の瞑想」、あるいは「四無量心の瞑想」を行うことが仏教では一つの方法論としてございます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/慈悲の瞑想
チベット仏教でも、ロジョン(心の訓練法)における「トンレン」が代表的にございます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/トンレン
但し、瞑想の実践につきましては、最初はできるだけ正式な師(先生)の指導の下で行うのが良いのではないかと存じております。もしご興味がございましたらお近くのお寺などで開催されている瞑想会をお調べ頂けましたらと存じております。もちろん、中には怪しいものもあるかもしれませんので、その内容の真偽につきましては慎重なる見極めも必要となりますので、十分にご注意下さいませ。
善処を祈念申し上げます。
川口英俊 合掌
質問者からのお礼
お返事ありがとうございます。
コメントをみて涙が出てきました。
なんて嫌なヤツなんだと自分を責めていました。
そんな風に言って頂いて心が洗われました。
今はまだちょっと心から祝福出来ないかもですが、成長していきたいです。
私自身も結婚出来るように頑張ってみます!
ありがとうございました。
お返事ありがとうございます。
友達におめでとうと伝えることができました。
そして今日実家に帰って両親と話をしたらだいぶ落ち着きました。
もしかしたら早く親孝行をしたくて孫の顔を見せたくてこのような気持ちになってしまったのかもしれません。両親を大切にしていこうと思います。
本当にありがとうございました。