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死後の世界

回答数回答 3
有り難し有り難し 14

10代、20代の時は「今」を生きていたので死について深く考えてきませんでしたし、死ぬことは怖くありませんでした。
しかし、身近な人が亡くなるにつれて死後について考えてしまうようになりました。

大事な人はいずれ死にますし、いつか会いたいと思っていた人もいつの間にか死んでしまいます。
子供の頃の友達、近所のおばさん、世話になった先生、みんなに昔の姿で会うことはできませんし、次会ったとしても当時のように話はできないと思うと苦しくなるのです。過去には絶対に戻れないこと、死はせまってきていることを実感していく感覚。

この感じはみんなにもあるのでしょうか?

また、お坊さんに対して愚問だとは思いますが死んだ後人はどうなると思いますか?
個人的な意見をお聞きしたいです。

①輪廻転生
②天国、地獄
③同じ人生を繰り返す
④無
⑤その他

私の今の考えとしては希望も含めて③だと思います。
長文をお読みいただきありがとうございました。

皆様のご意見をお聞かせください。

2021年6月21日 19:55

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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

一考察

しろさんの疑問に対しては、個々に違うと思います。なんと言っても亡くなった方が戻ってきて証明されていないからです。しかし、それぞれの体験を通じて死後の事を感じている人もおられます。
文面の都合上ご質問のみですが、
①はそうであると思いますが、単純に同じ人生を繰り返す訳ではないと思います。
この世に誕生してきた事には偶然はなく、原因と結果として必然の事だと思います。そして望んで生まれて来たのですか、様々な経験をしながら、自分が何者かであるかを体験したいのでしょう。
仏教では、みんな仏の子と言われているのですからその事を経験したいのではないでしょうか。
もちろんこれは仏教とか他の宗教とか宗教を信じようが信じまいとも問わず、すべての人類に共通する愛とか絆とか慈愛とか、その様な次元での事かと思います。

肉体は変化しても魂、意識の次元は滅する事は無いと思いますので、死後の事が分かると生まれてくる前のことも解明されるのでしょう。
しかし、誕生と同時にすべての事は忘れる様に仕組みなのかと思います。
ゆえに人として努力すること、又、未来を想像出来るようになっているのでしょう。

②天国、地獄は死後でなくても、この世で日々の生活の中で、心の世界でも実際に体験する中にでもあります。
日常生活の延長線上に肉体が滅びたら(死)そのまま天国、地獄さらなる次元の世界へ移行するでしょう。

あくまで私見ですから、私も死後分かるのか思い出すのかはその時かと思います。

2021年6月22日 7:12
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有り難し
おきもち

日蓮宗のお寺で、名古屋市南区にあります。 ”お寺は生きている人のためにも...
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仏戒を受け、仏弟子となれば、仏国土に行きます。

 タイトルに書きましたように、死後自分は仏様の世界(仏国土)に行く。と信じております。そういう信念に基づいて、檀家さんの葬儀をお勤めしております。

以前、下記のような回答をしました。参考になるかもしれません。
「仏教史の流れと民俗文化の中に答えがある、と思います」
https://hasunoha.jp/questions/45602

以前、寺の会報に書いた記事ですが、これも参考になると思います。
『やすらかに旅立ち、やすらかな世界へ』
https://ameblo.jp/dorinji/entry-12511892592.html
https://ameblo.jp/dorinji/entry-12512318090.html
https://ameblo.jp/dorinji/entry-12513598181.html

2021年6月22日 10:02
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有り難し
おきもち

 目の前の方の悩みや気持ちをしっかりと受け留め、心を開いてもらうように努め...
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無上瑜伽タントラにおける三身修道から学ぶ

しろさま

こちらの拙回答も参照していただければと存じますが、

https://hasunoha.jp/questions/53947

仏教における死後から次の生へ向けたありようについては、後期インド密教の無上瑜伽タントラにおける三身修道において、それが詳しく説明されるところであります。

三身修道は、死、中有(中陰)、再生(次の生まれ)のサイクルを擬似的に体験する高度な修行となりますが、最終的に悟りへと至るためには、実はこの死、中有、再生のサイクルの構造を活かすことが求められるからであります。

もし、死から次の生へ向けた詳細を知りたいとなりましたら、下記文献が役立つものとなりますので、是非、参考にして頂けましたら。

「ゲルク派版 チベット死者の書」(学研プラス・平岡宏一先生訳注)

「秘密集会タントラ概論」(法蔵館・平岡宏一先生訳注)

川口英俊 合掌

2021年6月22日 8:05
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有り難し
おきもち

Eishun Kawaguchi
最新の仏教論考はこちらでご覧頂くことができますが、公開、非公開は随時に判断...
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質問者からのお礼

吉田様
ありがとうございます。
仏教についても学んでみます。

川口様
ありがとうございます。
文献確認してみます。

鈴木様
ありがとうございます。
求めていた回答です。私見をいれていただき、ためになりました。
死後に分かる。思い出すという言葉が響きました。

「死後の世界・死んだらどうなる」問答一覧

虫の知らせ

こんにちは、お世話になっております。 今回は私が過去に経験した不思議な体験について、お坊様方から見るとどのように感じるのか知りたく、投稿させていただきます。 1年ほど前の話となります。 私の家には父方の祖父母が買ってくれた、鮮やかな森の中を夫婦が寄り添って歩いている素敵な絵が飾ってあります。 ある日の夜、その絵が気になってみたところ、何となく男性が薄く見えました。 元よりほんの少し霊感のようなものがある私は、そのことを母に伝えようか迷ったのですが、気のせい。 気にし過ぎだと思ってその日は寝てしまいました。 ところが次の日、父に大事な話があると言われ聞いてみると、昨日の夜祖父が家で倒れ救急車で運ばれたとの事でした。 病院での検査の結果、祖父はガンにかかっていました。 前日の夜、夫婦の絵に違和感を感じたのは虫の知らせのようなものだったのでしょうか。 ちなみにその後祖父は約1年の闘病の末亡くなりました。 その間に一緒に散歩したり、旅行したりと沢山思い出を作ることが出来ました。 偶然と言われてしまえば、それまでではありますがこのような虫の知らせというものは、本当にあるのでしょうか。 よろしくお願いいたします。

有り難し有り難し 3
回答数回答 1

死について考えすぎる

昔から死や、明確でない死後の世界に対する恐怖心、不安感に襲われ日常生活でも情緒不安定な生活を度々してきました。 最近昔よりも少し大人になったためもっと複雑に考えてしまい苦しくなっています。 また私は小さな命を3度産む選択が出来なかった時があり 自分自身軽率な行動を取ってしまったために命を産むことが出来なかった。 その命は幸せに過ごして欲しい。 今一緒にいる3人の子ども達も幸せに過ごして欲しい。 死についての恐怖を抱いたまま大人になってほしくない。 でも私は死んだ後も地獄にいって苦しむかもしれない。 でも苦しいのや痛いのは嫌だ。と考えてしまいます。 今とても幸せなんだと感じながら生活しながらそれよりも死に対する恐怖心、不安感の方が強く楽しく日常生活を送ることが難しいです。 来世も人間になりたいと欲がありながら そんなことじゃ生まれ変われないかもしれないと思ってしまったりして 心が苦しいです。 この先死について考えることは無くならないと思いますが 今生きているこの瞬間をどうやったら恐怖心よりも楽しく幸せに過ごせるか、前向きに生きていくためにどうしたらいいか教えていただきたいです。

有り難し有り難し 2
回答数回答 1

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ