お仏壇の選び方について
早いもので明日が初めての、祖母の祥月命日です。
四十九日法要(同時に納骨)までには
お仏壇を買い替えの予定です。
子供たちはお仏壇の継承はしないため、
私の代で終わりますが。。。
その前に、地袋付仏間の漆喰壁を
クロス仕様にするのが急遽明日に。
祖母が喜んでくれてるのかなぁ、なんて思います。
現在の仏壇はミニサイズのモダン仏壇(高さ40cm程度)。
ご本尊、脇侍は掛軸タイプ。
地袋付仏間の仏壇を置く際の高さは130cm以内。
地袋は高さ約44cm。
今は正座出来ますが、腰痛持ちにて
歳を重ねると椅子を使う事になると思い、
仏壇の高さをどうしたものかと悩んでおります。
また、出向いた仏壇店では品数が限られていたため、
ネット購入も視野に入れてます。
昔ながらの唐木仏壇か、今風のモダン仏壇か。。。
純和風の和室ではないので、
誰もがお参りしやすいような
明るい(?)仏間空間が良いかな、とは思っています。
正義、熱血漢過ぎて、たまに暴走
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
「明るい仏間空間」を目指すなら、家具調でしょうか
仏間と言っても、洋間風にリフォームされるということですよね?
>
誰もがお参りしやすいような明るい(?)仏間空間が良い
>
ということでしたら、家具調の仏壇の方が好みに合うかと思います。
気になるのは、高さですね。椅子に座っても、位牌や本尊様の位置が目よりも若干上になるぐらいが良いと思います。地袋の高さが44cmでしたら、仏壇と仏壇台込みの高さが100cm~130cmで考えれば宜しいかと思います。
第一案
仏壇と仏壇台が一体型になったものも結構あります。収納スペースに合い、色彩や質感のバランスを考慮して、好みのデザインの仏壇を買えば良いと思います。
第2案
地袋の上のスペースは、或る程度横幅が有ると思います。仏壇の質感や色彩のバランスを考慮して、サイドボードを購入して、サイドボード中央に仏壇を置く。線香・ろうそく等の仏具類の収納、お寺や墓地関係の書類の保管用として利用。小さめの仏壇では、花や供物を供えるスペースが限られているので、サイドボードの天板部分を花や供物や御霊膳用のスペースとして活用。普段は、お祖母様の遺品をかさったり、寿庵さんの好きな人形や写真や置物を飾る場所として活用しても良いと思います。
よく検討して、「誰もがお参りしやすいような空間」を作り上げてください。
菩提寺のご住職と相談なさってください。
今はネットで
いろいろなタイプのお仏壇を見られますから
ある程度候補を見つけて相談なさるのが良いと思います。
お子さん方がお仏壇を継承しないとのことですが
将来のことは分かりませんから
継承してもらうことも想定して
移動しやすい形のものが良いと思います。
菩提心が仏壇であり、須弥山です。
仏壇はどのようなものでもよいでしょうが、そこに宗教的精神、仏教的精神がなければただの仏壇という位牌を祀る、本尊を祀る大きな箱となりましょう。
これは周りの人がどうであれ、あなたがおばあ様や先亡さまとの関わりを通して、あなた自身に仏教的な精神、功徳、法眼がそなわることが大切です。
そのためには菩提心を発願する必要があるのです。
葬儀も、初七日も大切なのは菩提心です。
お釈迦さまも亡くなられて供養塔、ストゥーパ(卒塔婆)が建てられたのもただ亡くなられたお釈迦様を供養しようというようなものではなかったはずでしょう。
むしろ、供養のルーツである誓願、精神の継承、自己の人間性の向上、報恩謝徳、宗教的な精神を高める志を立てる、打ち立てるということがあって初めて供養塔を建てる、仏壇を持つ、位牌を作る、墓石を建てるという形が後から備わるのが正当、王道の供養の精神というものです。
仏教では菩提心の精神を四弘誓願文で説いております。
1世の困っている人を救います 自己の迷妄の衆生を善導します
2煩悩を断ち切ります 自他を苦しめる悪しき心を善導します
3法門を学び自己を開発します 何事も学びとして自心を善導します
4仏道を成就いたします 自己の本来性を明らめて一切を善導いたします
昨今の仏教には先祖供養はあっても、自身の人間性を向上させようという精神が不足しているように感じます。先祖供養や亡き人のご供養は仏教徒でなくてもするものでしょう。ですが、仏教徒は亡き人の供養だけをしているのではないのです。さらに、縁ある方々をも救い、この上ない人間性に導く素晴らしい精神を持っているのです。その象徴がお寺であり、お墓であり、仏壇であり、位牌、塔婆、供養というものです。それらもみな自身を救い、他存在をも救わんという大きな救いの精神です。
菩提心とは何か。
菩提心とは自分より偉い人を作る精神であると説かれる方もおられます。
自分自身が本当に多くの人たちの恵み、恩恵によって今日まで生きてこれているのですから、菩提心という仏教の救済精神、慈悲・智慧の精神で家族も、他人も笑顔にしてあげようという精神こそが仏教の精神であり、生きた仏壇というものです。
仏壇はわが心の象徴。ご本尊はもちろん仏壇にもありますが、内なる自己の身心にこそ菩提心の本尊あり。そういう気持ちでお求めください。それが仏教的宗教精神です。
質問者からのお礼
吉田俊英様
お忙しい中、こんなに早くコメント頂けて恐縮です。
元々は地袋付仏間の横は床の間でした。
この和室が5年前の台風で雨漏り被害があり、
床の間をクローゼット風に、
扉を付けたので純和風でなくなりました。
地袋付仏間だけが純和風で漆喰壁がダークだったので、
クロスはサイドはホワイト主体のゴールドの模様入り。
正面は控えめゴールドを。
かなり明るくなると思います。
椅子に座る事を考慮すると、
第1案で行くと、高さは100cm程度でも良さそうですね。
第2案の件。目から鱗です!
まったく思い付きもしませんでした。
実は飾りたいものがありまして・・・
幅約103cm、奥行き約95cm。
今は遺骨がありますが納骨後は空間がもったいなくて。
空間利用も構想してるので
ぜひぜひ参考にさせて頂きます。
ありがとうございます!!!
和田隆恩様
お忙しい中、早速のコメントありがとうございます。
祖母方菩提寺(父方と同じ浄土真宗)と、
私個人がお勉強させて頂いてるお寺さんは
宗派が違いますが
どちらも意外にアバウトなご意見でした。
ネットを駆使しておりますが、
いろんなタイプのお仏壇があるため、
見れば見るほど迷ってしまってました。
子供たちは・・・そうですね。
万一があるかもしれないので
若い人にも受け入れやすいお仏壇を選ぼうと思います。
丹下覚元様
おはようございます。
ご教示頂きありがとうございます。
お仏壇の最上段がなぜ須弥壇と言うのか、
疑問でしたが調べる事を後回しにしてました。
いろいろな文献をネットで検索しました。
おかげ様で勉強になりました。
初めて構えたお仏壇は先祖供養がきっかけでした。
仏教とは?を勉強すると、
生きている人のための教えなんだ・・・と。
お仏壇を買い替えるのも
身内の供養のためだけではありませんが、
この部屋は私の仕事場でもあります。
ご教示頂いた事はより一層、
肝に銘じて日々を過ごします。