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父親にお前が1番ストレスだと言われた

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私は病気をしてから実家に戻り、職を転々とし、未来に不安を抱えながら生活しています。自分自身、なんとかこの負のループから抜け出そうと努力していますが、体は思うように動かず、非正規でしか働けない状況です。

つい最近、ずっと元気だった父親が病気になり、辛そうだったので声を掛けると「お前が1番のストレスだ」と言われました。ショックで驚きましたが、何故そう思うのか確認すると、「子どもが独立しないのが1番のストレスだ」と言うのです。新卒の頃はきちんと大手の会社に就職したし、国家資格も取得しました。病気で思うように働けないのは自分も辛いし、さらには結婚できなかったことも自分が1番辛いのに、父親にそんなことを言われ、そんなふうに思われてることがショックでたまらなくなりました。こんな家で過ごしたくありませんが、一人暮らしできる財力も体力もないので同居し続けなからばなりません。

父親の心を変えることは無理だと思うので、私自身の心の在り方で、強く優しく生きられるコツがありましたらご助言いただけると嬉しいです。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

あなたは、あなた。 誰の価値観に振り回される必要はありません

それは悲しいですよね。。。
あなたが勝手気ままに生きて、今の状態があるわけではないのに。そばで見てきて、わかってくれていたと思っていた親に、そのように言われて、悔しいですよね。

お父さんの年代を考えると、子どもが自立して親の役目が終わるとか、結婚して独立するのが子の幸せと、思い込んでいる価値観があると思います。それが、あなたを傷つけていることなんて、気付きもしておられないのだろうね。。。
悲しくて、何も言えなくなっちゃいますよね。

お父さんも、体調を崩され、心がイライラ不安定になり、あなたに思いをぶつけてしまわれたのだろうね。お父さんの体調は、あなたのせいじゃないもの。

あなたの空間を保ちましょうね。誰にも邪魔されないスペース(部屋)で、自分時間を大切にしてくださいね。
例えば、一輪挿しに花を生けてみる。花を飾ると副交感神経が優位になり、気持ちがリラックスすることがわかっています。
また、ポジティブな気持ちは免疫力を高めます。気持ちが前向きになるヨガポーズもあります。ネットで調べると出てきますが、簡単なポーズばかりです。毎日のルーティンに取り入れながら、毎日に変化を。

あなたは、あなた。
誰の価値観に振り回される必要はありませんよ◎

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はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として、慌ただしく過ごしております。 ◆ゲートキーパー ご相談 駆け込み寺 (訪問は要予約。まずはメールでお問い合わせください) ◆ビハーラ僧、終末期ターミナルケア、看取り、グリーフケア、希死念慮、自死、産前産後うつ、育児、DV、デートDV、トラウマ、PTSD、傾聴、手話、要約筆記、電話相談員、小学校支援員としても、サポートしています。 ◆一般社団法人『グリーフケアともしび』理事長 【ともしび遺族会】運営 毎月 第1金・昼夜2回開催(大阪駅前第3ビル) 14:00〜,18:00〜 お問い合わせ申込⬇️こちらから griefcare.tomoshibi@icloud.com *この活動は皆さまのご支援により支えられております。ご協力をよろしくお願いします。 ゆうちょ銀行 口座番号 普通408-6452769 一般社団法人グリーフケアともしび ◆『ビハーラサロン おしゃべりカフェひだまり』 ビハーラ和歌山代表 居場所運営 問い合わせ申込⬇️こちらから griefcare.tomoshibi@icloud.com ◆GEはしもとサピュイエ 所属 (Gender Equality 誰もが自分らしく生きることができる社会をめざして)DV・女性支援 ◆認定NPO京都自死自殺相談センターSotto 元グリーフサポート委員長(2018〜2024) ◆保育士.幼稚園教諭.小学校教諭. レクリエーションインストラクター 10年間 保育 教育の現場で 総主任として勤めた経験も生かしつつ、お話できることがあれば 幸いです。 いつも あなたとともに。南無阿弥陀仏 ここでは、宗旨を問いません。 まずは、ひとりで抱え込まないで。 来寺お問い合わせは⬇️こちらから miehimeyo@gmail.com ※時間を割いて、あなたに向き合っています。 ですので、過去の質問へのお返事がない方には、応えていません。お礼回答がある方を優先しています。 懇志応援も宜しくお願いします。 ※個別相談は、hasunohaオンライン相談より受け付けています。お寺への いきなりの電話相談は受け付けておりません。また夜中や早朝の電話もご遠慮ください。 法務を優先させてください。
午後から夜の時間帯は都合がつけやすいです。特に21:30以降は、たっぷりとした時間が取れます。 ◆こちらから、無理に聞き出すことは致しません。 言いにくいこと、言えない気持ちも大切にします。あなたのお気持ちのままに、ゆっくり待ちながら、その気持ちを大切に受け止めたいと思っています。 ◆自死で大切な人を亡くされたり、死別により 死が受け入れられなかったり、心の整理がつかない方へ。30分ずつでも、オンラインで定期的に気持ちに向き合っていきませんか。吐露したり泣ける時間も、大事なグリーフケア 。 ◆個別電話ってドキドキして勇気のいることだけれど、声が届くから、聞こえてくるから、ちゃんと繋がっているようで、そばにいるように安心出来ることもあります。 ◆ 終末期ターミナルケア、看取り、希死念慮、自死、グリーフケア、トラウマ、PTSD、子育て、産前産後うつ、不妊、傾聴、手話、要約筆記者 としても、サポート ◆出来るだけ希望時間にお応えしたいと思いますが、午前中は毎日 法務があります。 (相談は、hasunohaオンライン相談より受付下さい。お寺へのいきなりの電話相談は受けていません。法務が優先なので) ◆一人で悩まないで。待っていますね(﹡´◡`﹡ )

病気やトラブルや停滞を前向きに向上させる誓いを立てる。

仏教には人の歩むべき道として4つの誓願があります。「四弘誓願文🔍」
その第2番目の誓願に「自分の煩悩を絶つ」というものがあります。
人生何でもかんでもアリ・OKではない。そのままでもいいとはいえよくないことは正す。
志、心の向かうべき方向性がなければ自分の迷いは晴れない。
人生の負も停滞も煩悩。それをそのままにしない。虫歯もがんも病も放っておけば悪化するでしょう。心も同じ。
「心の虫歯を治療しようと志すぞ!」
お父さんが快く思っていないこと、その衝突もあえて虫歯といたします。
もちろん、東大入れだとか世界一になれとか「そりゃ無理だよ、おとーちゃん」というレベルのものは別にやらなくてよいのです。でも100人いて100人が同じ虫歯になってその虫歯は通常治療するべきレベルなのに治療しないで放置&悪化させたらそれは本人の責任。
その虫歯治療にあなたが新たに向き合えばいいのです。
人間おおよそ誰でも安楽な道、傷つかない道、へこまない道を心の中で選択しますが、治せる病を治さない姿勢は自分を損ねていると思いませんか。

他人様はそこのところの微細な心情をわかってはくれない、言ってもくれない。けど、あの時、あの事、あれ以来、何か自分の中で壊れてしまったようにやる気をなくした、元気をなくした。もう、傷つきたくはない。
でも、一番自分をわかってもらいたい家族、とーちゃん、かーちゃんに誤解をされたり悪く思われ続けることは苦しい。自分でもわからないけど何でこんなんなっちゃんだろう、そこをだれかわかってほしい、かみ砕いて咀嚼して子供にでもわかるように、誰も傷つけないように公開で自分を弁護してほしい、正当化してほしい、助けてほしい、わかってもらいたい…。
その歯がゆさを良い方向に向けるためには、他人任せはだめです。
だからこその、自己誓願。志。心の軌道修正を。
あなたの人生。
あなたの存在が現在の家庭にある以上、あなたがきちんと家族と対話・会話・コミュニケーション・意思疎通をして、どちらも苦しまないように話し合うべきでしょう。そして、やがては死んでしまうお父さん。安心させてあげるべきでしょう。そんな難しい飛び越えられないハードルでもないお父さんが納得がいく程度の高さの階段をあなたが昇る姿をみせる。
あなたが越えられる程度のハードルを越える姿をお父さんに見守ってもらってはどうでしょうか。

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お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

質問者からのお礼

中田様、ご回答ありがとうございます。
いつも前向きで明るい父からあのようなことを言われ落ち込んでいましたが、ふっと心が楽になりました。
(父も孫に恵まれず寂しい思いをしているのでしょう。他にも兄弟がいるので可能性はあるのですが病気により気弱になってしまったのでしょう)
ありがとうございます。
今の自分を精一杯生きます。
小さな幸せに感謝できる日々にしていきたいです。
無い物ねだりしても幸せに生きられませんね。

次言われたら、「自立できなくて心配かけてごめんね、だけど私はこの生活でも幸せだよ、病を乗り越えて、非正規だとしても働けていることに感謝しているよ」と伝えてみようと思います。

叱咤激励ありがとうございます。
痛いところを突かれたと言う気持ちと、どんなに再起を信じて立ち上がろうとしてもなかなか病状はよくならず、普通の人のように生活できるところまでたどり着ける自分にはなれず、苦しい思いもしています。健康になるための努力もしています。ですが、無理がかかると大きなストレスが爆発して元通りです。父の願う結婚、出産は叶えられないと思いますが、より健康になること、働き続けることは可能と思いますので、普通の人とは比べず、自分の中の自分の心と身体に向き合いながら、できることをやっていきたいと思います。諦めることだけはしないよう、厳しいお言葉をふとした時に思い出すようにしたいと思います。ありがとうございます。

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