浄土真宗の法名について
浄土真宗のご本尊さまは
阿弥陀如来さまとお聞きしました
ですが
法名に釈と付くのはお釈迦さまの
お弟子さんになるとお聞きしたのですが
なぜ阿弥陀如来さまのお弟子さんでは
ないのでしょう?
貯金ができない。 生活に不自由しない程度の浪費家
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
阿弥陀如来さまは、お師匠ではないからです。
阿弥陀如来さまは「救主」
つまりお救いくださる方、
お釈迦さまは「教主」
教え導いてくださる方、
と教えていただきました。
ですから、
仏教徒のお師匠は、
お釈迦さまになります。
仏弟子ともいいますが、
釈迦牟尼仏の弟子、
ということですね。
釋氏を姓とす
マイヨジョンヌさま
はじめまして、なごみ庵の浦上哲也と申します。
よろしくお願いします。
それにしても面白い所に着眼されましたね。
私も浄土真宗の僧侶ですが、そこは深く考えておりませんでした。
さて、法名・戒名に「釋(釈)」が必ず付くのは、日本仏教では浄土真宗だけだと思います。
もともとこの「釋(釈)」が付くようになったのは、中国の東晋時代の僧 道安が「釋氏を姓とす」と言いはじめたことに由来するようです。
意味としては、「仏教僧は皆お釋迦さまの弟子なのだから、釋を姓にしようじゃないか!」ということです。それがどこまで広まったのか、現在はどうなのか分かりませんが、一時期はほとんどの僧侶が「釋」を名のったようです。
余談ですが、現在でも名字が「釋」という方がいます。私が通っていた高校(仏教系でない高校です)の倫理の先生が僧侶で、釋という名字でした。
女優の釈由美子さんも、それが本名であれば、親戚や先祖がお寺かもしれませんね。
話を戻しますと、浄土真宗の宗祖 親鸞聖人はその考えを受け継いで、「釋親鸞」と名のられたのではないかと思います。そしてそれを受け、浄土真宗では法名の最初に「釋」を付けるようになったのではないでしょうか。
そのお心としては、もちろん浄土真宗のご本尊は阿弥陀如来なのですが、それを私たちに説いて下さったお釋迦さまも非常に大切な存在です。ですので「お釋迦さまの弟子となり、阿弥陀如来の教えに出逢う」という意味があるのだと思われます。
ちなみに浄土系の時宗という宗派では、戒名に「阿」を付けているのを思いだし、ちょっと調べてみました。すると古くは戒名に「阿弥陀仏」を付けていて、それが略されて「阿」が付くようになったそうです。
能の観阿弥・世阿弥は、略される課程でそのような名前になったようです。
問いを頂いて、私も考えさせて頂くご縁を頂きました。
有り難うございました m(_ _)m
質問者からのお礼
なごみ庵の浦上哲也さま ご回答ありがとうございます。
短文でご説明不足な部分もあったかもしれませんが。
丁寧なご回答ありがとうございます。
分かりやすかったです。
林鴬山 憶西院 超覚寺
和田隆恩 さま
ご回答ありがとうございます。
私の
拙い質問であったかも知れませんが
おかげさまでまた仏教が身近に感じる事が出来ました