親の介護と自分の人生
はじめまして。
現状をどうにかしたいわけではなく、心持ちを教えていただきたいと思い投稿しました。
現在、父親が要介護5で在宅介護中です。
四肢麻痺で全介助、70歳を過ぎた母親が主に介護しています。
体が不自由なだけで認知症などはありません。
独身の弟が同居していて、夜の食事やオムツ替えなど母を手伝っています。
私は結婚して近くに家を建て、子育てと仕事をしながら、毎朝仕事前に様子を見に行き、仕事帰りの夕方行って話し相手やマッサージをしています。
休みの日は家族で実家に行き、ご飯介助など手伝っています。
私は今、自分の時間がほぼありません。
子供達は中学生ですが、自分の家族に負担が掛かっている気もしますし、もう少し実家に行く頻度を減らしたいのが本音です。
でも母もいつも疲れていて、弟も愚痴を言う相手もいないらしくストレスを溜めています。
それが分かるだけに、私だけ楽をするわけには行かないと思ってしまいます。
ちなみに父は平日は毎朝のヘルパー、デイサービスやリハビリなどで毎日なにかしら介護サービスを受けていますので、家族だけで支えているわけでもありません。
今はコロナ禍で旅行も行けませんが、家族旅行にも行きたいし、やってみたい習い事もあります。
たまに実家に行く事が面倒に感じる時があり、そんな事を思う自分が嫌な人間に思います。
親の介護と自分の家族、自分の人生との向き合い方を教えていただきたいです。
宜しくお願い致します。
お坊さんからの回答 1件
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いまの状況のなかで楽しみを探す
私自身は前住職の看取りをしただけの経験しかありません。三カ月ほどでした。実家の兄は長期間、半身不随の父と認知症の祖母を家で介護しつつ共稼ぎし、子どもたちを育てていました。兄と義姉には本当に感謝しています。当時は平成一桁で介護施設もディサーヴィスもヘルパーさんもへったくれもない時期でしたから、本当にたいへんだったと思います。
時間の許す限りお父さんのお世話に行かなければならないでしょうし、それ自体は分かっておられる。心の持ちようということになりますと、これは現状でできる楽しみを見つける、いまの生活の中で人生をエンジョイする、ということでしょう。
具体的には、平日に一人でできる楽しみを見つけるのがよいです。私自身の例では、ガン末期の前住職を在宅で看取った際、NHKのラジオ講座で英語の勉強を始めました。は安いものです。それでひと月の間、勉強できて、とかく沈みがちなターミナル期にある病者との生活のなか、日常を離れることができました。当時のことを思い返すと、英語の勉強をしていて精神的に随分と救われたと思います。ただし上達はしていませんが……。いまは当時とちがいインターネットでいつでも番組を聞けますからずっと恵まれています。
別に英語でなくてもあなた好きなこと、没頭できるもの、気分転換できるものなら何でもいいわけです。コロナ禍が幸いして取り寄せで美味しいものが家で食べられるようになっていますね。探せば現状のなかでさしてお金を使わず平日でも楽しめるものはいくらでもあります。
旅行は行けなくてもyoutubeの動画で旅行気分くらいは味わえます。檀家さんのお料理屋さんにお寿司を握ってもらって持ち帰りにしてもらい家でみなで食べたりしています。楽しい事はみつけられるものだと思うんです。
ふと思い出しましたが、創価学会の会員さんで娘さんが重度の障害を持っておいでになり、ご両親の介護もなさっていた方のことを思い出しました。以下の動画をご覧になってください。
https://www.youtube.com/watch?v=Btk1EUD2NgU
質問者からのお礼
ありがとうございました。
現状で出来る事を探して、自分の人生も楽しみつつ父の介護も無理のない範囲でやっていこうかと思います。