周りと比べてしまう自分が嫌い
田舎の高校3年生の、よると申します。
夏休みが明けてから数ヶ月で、今までほとんど勉強をしてこなかった人たちにあっという間に抜かれてしまいました。
夏休みに一緒に勉強していたその人たちが頑張っているのを見ていたので、素直に応援するべきだとわかっているのですが、何でわたしはこんなに出来ないんだ、今まで私が3年間頑張ってきたことはなんなんだと思ってしまいます。努力がまったく報われません。
もう死んでしまおうかなと思いましたが、
そんな自分にばかばかしくなりました。
今まで何を頑張っても平均点かそれ以下です。周りの人がキラキラ輝いて見えます。
周りの人と比べずに生きるにはどうしたらいいでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
テスト以外の自分
比べたら誰でも嫌になります。上には上があるものです。ありのままのあなたがあなたなのです。テストの点は人間性の点ではない。テストで測れないこと沢山あります。素晴らしいことは大体測れない。
優しさとか、誠実さ、真面目さ、素直さ何にもテストじゃ分かりません。しかし、社会ではこれが武器になる。
あなたはあなた。
あなたの性格や人生を武器にしたらいいのです。比較なんてするだけ無駄ですから、やめましょう。
比べないために何かをするのではなく、比べなければ良いのです。何にもしないということです。
自分の目標をしっかりと
「3年生の2学期は、これまで部活に一生懸命だった人が受験勉強の世界に入ってきて、すごい勢いで成績を上げてくる。追いつかれたり追い越されたりするから、焦らないように」これは受験の世界ではよく聞く話です。
あなたに足りないのは勉強ではなく、その心構えだったのかもしれませんね。
「これまで勉強をしてこなかった人」と言いますが、同じ学校の同じ学年の人ならば、同じ教育を受けてきているわけですし、さらに部活で3年間一生懸命だった人は「目標に向けて一心に頑張る」ということを積み重ねてきた人ばかりで、その目標が勉強に向いた時のパワーは侮れなかったりするものです。
既にあなたも気がついていますが、今の苦しみは周りと比べることで起こっているものですので、改めて「自分の目標は何なのか」「その目標に向かって今自分はどれくらいの所にいるのか」を見つめ直すことが大事だと思います。自分の目標が希薄になってしまった状態(あるいは希薄なまま)では、周りの人も素直に応援できないでしょう。
周囲との優劣は気になるかもしれませんが、自分の目標が達成できる勉強をしっかりと身に着けていれば大丈夫なのです。高校3年にとって、就職か進学か等も含め、進路も目標も様々。比べてもしょうがないものです。違う目標を持ってそれにむけて頑張る人もしっかり応援し、自分も自分の目標に向けて頑張って下さい。
あなたが3年間頑張ってきた勉強、それ自体は決して無駄にはなりませんから。
質問者からのお礼
邦元様
テスト以外に沢山の大切なことがあると気づけました。優しさや、感謝の気持ちを忘れずにいきたいと思います。
慈海様
部活で目標に向けて一心に頑張ることが受験勉強につながるというお言葉にはっとささせられました。たしかに何の心構えもなく勉強していました、、。
お二人のお言葉を読み、自分の目標に向かって精一杯努力しようと思うことができました。ありがとうございます。頑張ります。