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頑張りたいのにもう頑張れない

回答数回答 2
有り難し有り難し 30

アラサーの女です。
受験や就活、さらに転職で燃え尽き、5年以上なんのやる気も起きず、何も楽しめず、無気力な状態が続いています。そしてその無気力加減がどんどん酷くなっています。
我ながら、もともと勤勉な方で受験や就活はすごく頑張ったと思いますし。しかし体力がないせいかフルタイムの仕事が非常に辛く、肉体的に疲労がたまりさらにうつに近い状態になり仕事を辞めました。
それ以来何にもやる気が起きず頑張れません。

その後は、ジムに通ったり運動したりの努力はしましたがどうしても体の具合が悪く、フルタイムの仕事は諦めて、在宅の絵を描く仕事で生活しています。(フリーランスです)
会社員の収入には及びませんが、無気力ゆえに物欲はなく、あまり不自由していません。

自分の今の境遇は恵まれていると思っています。
幸せなはずなのに、昔のようにやる気が出ません。
がむしゃらに頑張るのが好きなはずなのに、努力しても無駄、と心にブレーキがかかります。(受験や就職の努力が、疲弊から退職の流れで無駄になった感じがして辛いです)

頑張りたいのに頑張れなくて辛いです。
もっとバリバリ仕事をして趣味も楽しみたいのに。
最近ではどんどん症状がひどくなり、机に向かって仕事を始めても10分も経たずにスマホを見たり別のことをしてしまいます。
無気力で、何をやるのも辛いです。
楽しいと思える趣味もない。ゲームや漫画のような娯楽も楽しくない。

うつ病かと思って病院に行きましたがうつではなく、自律神経失調症と言われました。

やりたくないときは休めばいい、というような状況ではないんです。そしたら多分死ぬまで休んでます。
もう5年ほども比較的ゆっくりした生活をし、一応仕事はしていますが気分的にはほぼニートです。
バーンアウトのような症状ですが、年々、頑張れなさに拍車がかかり落ちて行くばかりな気がします。
どうすれば活力を取り戻せるでしょうか。

この話の要ではないので上記に記載していなかったのですが、大学で上京し結婚と離婚を経験しており最近実家に戻ってきて数ヶ月です。家族仲は良好です。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

まずは生活のリズムから。

お餅 様 相談ありがとうございます。

頑張りたいのに頑張れない。なら無理に頑張らなくていいと思いますが、もう長くそういう状態なら、何かきっかけが欲しいという感じでしょうか?

家に居ることが多い、フリーランスの仕事なら、
まず生活のリズムを作ることを初めて見てください。
朝は決まった時間に起きる。
朝食に始まり、三食をしっかりとる。
野菜生活の食生活を心掛け、間食はしない。
仕事の時間も決めて、時間オーバーせず、休憩の時間も決めて超過しないように、無理のない時間設定をしてください。

そして、一日のうち、一度は散歩に出る、
身体のメンテナンスを怠らない
自律神経が問題なら、自律訓練法を試してみるのも良い方法です。
そして何より、ヨガや瞑想に取り組むことをお薦めします。
趣味がないなら、ヨガ等を趣味にしてください。
自律神経にもいいですし、身体と心のメンテにもなります。
簡単な入門的なヨガから始めて、楽しそうなヨガ教室に定期的に通うのがお薦めです。
提案的な答えになりしたが、何がきっかけになるかわかりません、何でもとりあえずかじってみよう。という感じで始めて見てはいかがでしょうか?
合う合わないがありますから、とっかえひっかえ色々やってみてください。

で、最後に、これが肝心。「過去を悔いない」「自分を責めない」
「悪いのは自分のせいじゃない」と思うことが大切です。
参考にしてください。

追伸:返信メッセージありがとうございました。運動をとりいれ、決まった時間に起きるように心がけていること、大変良いと思います。きっと変わっていくきっかけになるでしょう。ダメ出しではなく、少しでも出来たことに「OK、私は出来る」と良いだしをして、無理のないよう続けていきましょう。困った時はすぐに相談してください。信頼できる誰かに頼るのもよいことです。
この度のご縁に感謝申し上げます。一礼

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お寺の法務(法事などのご先祖の供養)と 唱題行・写経・法話・カウンセリン...
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なりきってそれをやる

禅の修行は頑張るとかがむしゃらにというようなものではなく、目の前のことを地に足つけて取り組むこと。他のことをやるのではなくただそれをやります。

遠くにに目標を置くのではなく、今できていることが大事です。
10分仕事をしたなら、10分しかできなかったのではなく、10分できたということ。スマホを見ているときはスマホを見ることができた、ということ。

今まではこうだった。それはそれ、今のあなたの様子を認め、今の様子で生きる。やる気が出なくても、やる時にはやる。気持ちは気持ち、振り回されずに淡々とこなす。一生続くかどうかはその時にならなきゃわからないことです。がむしゃらな瞬間もあればそうでないこともある。年寄りになってもガツガツがむしゃらな人はあんまりいないでしょ。

今目の前のことをしっかりやって、見る方向さえ見失わなければ大丈夫です。肩の力を抜いてやっていきましょう。過去と比較しない。今は今です。

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おきもち

禅宗 曹洞宗 僧侶。神奈川県西部円通寺住職。小学校教師。 悩みを吐き出す...
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質問者からのお礼

お礼が遅くなりすみません。
お返事いただいた当時は辛い気持ちでいっぱいでなんだかしっくりこずになんとお返事をすればいいものか迷っておりました。
現在も相変わらず無気力ですが、こんな相談をさせていただいたにも関わらずここ半年くらいを振り返るとあれは頑張れていたなとか、こういう仕事をしたなとか、思えることがありました。
思い返してみると自分が思っているよりも、できていることはあったかもしれないです。
「目の前のことをしっかりやる」それができないから困っているのに…と思っていましたが、できている時もあるな、と思うとご回答もありがたく飲み込むことができました。
体調や生活リズムを整えることに関しても、それがうまくできないから悩んでいるのだと当時は感じていましたが少しずつですが運動を取り入れ、決まった時間に起きることができています。

遅くなりましたが、お二方ともありがとうございました。
あまり自分を責めずにゆっくり生きてける環境に感謝しつつゆっくり生きていこうと思います。

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