朝 目覚めたくありません。
4歳児のダウン症の母です。
周囲のお母さんが次第に ダウン症でよかったとは思わないけど、今が幸せ という域に達しつつある中
私は未だに頑固に自分が可哀想になります。
朝、目が覚めたとき 助けて と呟いてしまうことがあります。
また今日も生きてることにガッカリし、
最愛の健常児の兄弟を残してでもこの人生を下りたいと思いながら
笑顔を作ります。
産後1年目はショックで記憶が曖昧ですが、鬱の診断後も健常児の兄弟の前だけでは必死で笑顔を作っていました。ダウンの子どもを愛せず、苦しく、いなくなって欲しいと願いました。自分も死にたいと思いました。人に会うこともできませんでした
産後2年目、どんなにジタバタしても時間だけは無情に流れ、どんなに願っても私の心臓も止まらず、仕方なく少しずつ必要最低限、コソコソと隠れるようにではありながら外に出られるようになりました。そんな中、ダウン症が生まれた意味を肯定するためにも、過去の自分の選択を肯定するためにももう1人子供が欲しいと妊活を始めました。格言を探したり、今に集中するマインドフルネス、小さいことに幸せを感じる、自己肯定感を高める、世の中は全て無常だと考えてみる、いろいろ試行錯誤してみたものの頭では理解できても心が納得しません。
産後3年目、健常児の子まで私の絶望感を感じさせるわけにはいかない、自分を救えるのは自分だけだ、ピンチをチャンスに、と思い新たに資格試験の勉強を始めました。バイトも始めました。
産後4年目、ダウン症の子への愛情はあるのか、ないのか。よくわかりません。
健常児の子との愛情の差は歴然としていますが障害児がいる生活に慣れてはきて表面上は穏やかな日々です。
それでも望んでいた妊娠もできず、チャンスはラスト一回となりました。
双方の両親はダウン症を出産後、直接的もしくは間接的な理由で自分の心を守るために絶縁となりました。
毎日考えているわけではありませんが、妊娠判定で陰性が出るたびに
これまで人生の各フェーズで真剣に選択してきたはずなのに
なぜ私はこんな辛い人生になってしまったのかという気持ちがぐるぐると沸き起こり抜け出せません。手段が目的化しているのかもしれません。
幸せになりたくて妊娠を望んでいるのですが。
追い詰められたラスト一回、自分の気持ちを整理して望みたいのでどうか交通整理のお力をお貸しください。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
御自身のお心を解放して上げて下さい…
三人目のお子様に恵まれるかどうかは…お任せですね。これは人間の能力の限界を超えた自然の理(ことわり)です。だからこそ力抜きましょう。自分が頑張っても結果は変わらない。自分が頑張ることではない…そう受け止めて、気持ちを落ち着かせましょう
ご長男がダウン症でいらっしゃるとのこと。今現在が不安であり、又将来を案じてご心配が続いていらっしゃるのでしょう。御自身が心のご病気にまでなってしまわれた…ご心痛お察し申し上げます。
なぜ、あなたが「ダウン症児を出産されたことで追い詰められるのか」…答えは出ています。
「現代社会の福祉制度が貧弱だからです。あなたがご長男を将来にわたって養育、サポートし続けなくてはならないから」です。
…と思い込んでいませんか?
もちろんご長男を育てていかれることはお楽ではないと思います。でも日本の福祉制度はあなたが思い込んでいるほど貧弱ではありません。そんな制度をどんどん利用しましょう。そして周囲にいる先輩お母さん方にどんどん質問し、愚痴り、思いを共有しましょう。
そして、実は現在あなたを悩ませているのはご長男だけではない、いえご長男ではない…ように感じます。
あなた御自身があなたを追い詰めているのです。責め立てているのです。
「私はもっと優秀で、実力もあり、世間からも一目置かれる存在である。にもかかわらず…」といった思いがあなたを苦しめているのです。現実の自分を見つめない、それこそ幻想の自分(実際には存在しないのですから、あえてそのように申し上げます)を求め続け、その幻想の自分に嫉妬し、怒りの炎を燃やし続けているのす。それが現在のあなたの姿です。
キツいことを申し上げましたことお許し下さい。
仏教は根本的に今の自分を見つめます。いえ、「今、ここ、私」しか対象としない教えです。
今のあなたが、あなた本来の姿です。今のあなたはあなた御自身の選択の結果であり、また自らの力の及ばない自然の働きの結果です。
それらをあなた一人で抱え込む必要はありません。…そうおっしゃる存在を、あなたにそのことを知らしめる「はたらき」を、仏と申します。
どうぞ、力抜いて下さい。自分で全て解決しなくては…などと思い込むのは自惚れです…さらなるキツイ表現お許し下さい。
仏はそこまでおっしゃって、あなたの心の重荷を取り除いて下さいます。
無理しなくて良いですよ
私の娘も重度の障害児です。寝たきりで食事もお手洗いもいけません。私もさんざん悩みました。受け入れるまで時間がかかりました。
子供を愛せないというお気持ち、否定してはいけないと思います。今そういう条件たいであることを旦那様にも理解してもらう必要があります。どうしてもできないことは、旦那様にしてもらうことです。これは理屈ではなく、こうしたら解決できるという明確な答えがあることではありません。ありのままのあなたを家族みんなが認めてくれることであなたに心のゆとりができます。
息子さんに可哀想な思いをさせないようにはしなくてはいけませんから、旦那様の理解が何より大切なのです。
理屈ではなくありのままのあなたを受け入れてもらうこと。
よーくあなたの思いを否定せずに聞いてもらうことです。
質問者からのお礼
邦元様
お忙しい時間を割いて回答いただきありがとうございます。
邦元様もお辛かった中、胸が裂けるような同じ苦しみを味わった者として
お声がけに涙がでました。
両方の両親に否定されましたが夫は充分に支えてくれています。
私もそろそろ前に進みたいです。
小林 覚城様
お忙しい中、最後まで読んでいただいてすぐにお返事をくださりありがとうございました。
また厳しいお言葉ありがとうございました。
日本の福祉制度についてはさほど心配していません。
「私はもっと優秀で、実力もあり、世間からも一目置かれる存在である。にもかかわらず…」といった思いがあなたを苦しめているのです。とおっしゃいましたが
まさにその通りです。
優秀ではないのは自分が一番よくわかっていて、なのにそういう幻想に近づきたくて今まで頑張ってきました。頑張ってこれました。
長男が生まれてから、自分自身の問題とこれまで向き合ってきました。
なんとか前に進みたいと試行錯誤ジタバタしてきましたが
人が離れていって、社会のお荷物を抱えて、すっかり自信を失ってしまった現実の自分を受けいれられない許せないことが
前に進めない原因なのであれば、どうやったら許せるのでしょうか。
私のような頭が凝り固まった者はどう考えたら自分を解放できるのでしょうか。