どうすれば息子を変えられますか?
現在高1の息子についてお話を聞いて頂きたく投稿しました。
昨年の高校受験で第一希望の学校に不合格となり第二希望の高校に通っています。不合格となったのは長年目標にしていた学校で、塾でも合格できるだろうと言われていましたが結果は厳しいものでした。
今の学校に不満はなくそれなりに楽しんで通っていますが、受験に失敗したせいか高校入学と同時に新たな塾に行きたいと言い始め、親としては高校生活に十分慣れてから考えれば良いのではないかと話しましたが本人がどうしても…と言うので昨年春から大手の塾に通っています。
第二希望で、学力的にも余裕を持ったはずの学校でしたが、いざ蓋を開いてみると上には上の生徒がたくさんおり本人も少しショックのようでした。
じゃあ、そこからどうしたら良いのか…。奮起して頑張るのかと思えば、
大手の塾に通っているだけで安心しており、満足してしまい、自分に甘い性格なのでスマホに時間を取られて成績は下がる一方。塾の代金は一年分を一括払いするシステムの為、辞めさせたり他の塾に移る事もできず。
こんな状態だったので塾の高2への更新はしないと主人が話しましたが、「もっと勉強時間を増やして頑張るから、お願いだから今年も行かせてほしい」と頼み込んできました。
それならと、高2も通えるよう料金を払って継続していますが、今回のテストも平均点以下。
経済的に余裕がある訳ではないので、息子の為にと大金を払って塾に行かせているのは非常に大変です。家の事情も何度も本人に話していますが、やはりそこは子供だからなのか理解できていません。
主人も私も点数が上がらないのを怒っているのではなく、受験に失敗して悔しいから塾に行きたいと言い始めた割には毎日のんびり、のほほんと過ごして、テストが悪ければ落ち込んでいる息子の姿にいい加減呆れてしまいました。
〇〇大学に行きたい、など学校名は立派でプライドだけは高いのですが、それに伴う努力や行動を起こす事ができていません。私達親は見守るしかできませんが、どうすれば「本気」で頑張れるように導いてやれるのかずっと悩んでいます。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
スマホ時間も含めて「実力」
欲・怒り・怠け・プライドなどの煩悩は誰にでもあります。
欲や怠けをコントロールすることも能力・才能の一つです。
つまり、遊びに時間を費やしてしまうのもひっくるめて、それが今の息子さんの実力なのです。
ですから、ある程度遊びながらでも合格できるレベルの進路を目指す方が気楽だと思います。
実力以上の進路に背伸びした結果が、今の状況なのですから。
同級生のレベルが高い高校なら平均点以下はやむを得ません。
結果的に実力に見合った進路にたどり着ければ幸せになれます。
「本気」という概念はあいまいです。
根性論ではなく、煩悩(誘惑)を制御するための具体的な工夫をしてみてはどうでしょうか。
仕事に喩えるなら、猛烈に残業するのではなく働き方改革です。
思うようにはならないと明らめる
親は見守るしかできないですよ。塾に行っても行かなくても、やる気のある子は勉強しますし、自分の人生ですからどうにかしようとするものです。
勉強がしたいのか、塾に通いたいのか。これは同じことのようでいて大きく違います。塾に通わせるならその理由をよく聞くべきです。スマホは自分で稼ぐまでは、基本的に親が貸しているものという捉えで管理すべきです。
学習の仕方がわからないなら情報提供してあげたらいいし、あとは本人次第、本人から出てきた意欲でないと、長続きしませんから干渉しすぎずコミュニケーションはとり、子供の理解に努めることが第一です。
質問者からのお礼
早々のご回答ありがとうございます。
どうすれば本人のやる気が上がるのか、本気になれるのか…ばかりを考えていましたが、「欲や怠けをコントロールすることも能力・才能の一つ」というお言葉を頂き、非常に納得すると共に気持ちが軽くなりました。
スマホに制限時間を設けるなどの事はしていますが、他に誘惑を制御できる方法を考えてみたいと思います。
希望している大学にどうしても行きたければ自分の欲に打ち勝って頑張れるでしょうし、そうでなければやはりそれが息子の「実力」だと捉えて見守ってみたいと思います。
とても参考になるご回答、ありがとうございました。
邦元様
ご回答ありがとうございます。
確かに、親は見守るしかないですね。頭では分かっていても、つい口出しをしてしまったりして、干渉し過ぎていたかもしれないな…と、気付かされました。
塾には安心感を得る為に行っているように見えます。それが結果に繋がれば良いですが今のところは厳しいように思います。
アドバイスして頂いたように、これからはあまり干渉せず、コミュニケーションは変わらず取りながら子供の成長を見守れるよう、親の私も頑張りたいと思います。
ありがとうございました。