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火葬場で集合写真

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こんにちは。
私の母の話しを聞いていただきたいです。
正直私も母から話を聞いてドン引きしています。

先日、母の従姉妹にあたる方が急死しました。
母の従姉妹なので私はその方にお会いしたことはなく、葬儀には母と(私の)叔母のみが参加しました。

母と叔母は葬儀に参加した後すぐに帰ってくる予定だったのですが、コロナ禍ということもあり参列者はごく少数の近親者のみだったらしく、親戚の方から「参列者も少ないし、よかったら骨を拾ってもらえないか」とお願いされ、母と叔母は火葬が終わるまで残ることにしました。

火葬が終わるまでの待ち時間をロビーで過ごしていると、親戚の1人がカメラを持ってきていたらしく「集合写真を撮りたい」と言ってきたらしいです。

親戚の人たちは皆んなそそくさと準備を始め、撮影に乗り気だったようですが、母と叔母は「ここは写真を撮るような場ではないし、写りたくないので遠慮します」と断ったみたいです。

するとカメラマンの親戚から「お前たちが写らないとシャッターを押せないから早くしろ」と半ば強引に集合写真に参加させられたみたいです。

母は帰ってきてから「嫌だった…」と話しており、正直私も話を聞いて何と非常識な人たちなんだろうかと思いました。

どうしても写真を撮りたければ、せめて他の場所で撮ればいいものを、わざわざ火葬場で。礼服の集合写真なんて、正直あまり気分が良くないです。

実は2年ほど前に叔父が急死しているのですが、母曰く叔父が亡くなる前に火葬場で集合写真を撮っていて、その時真ん中に写っていたのよね と話していました。

だから今回は真ん中だけには写らないようには気をつけたけど…と母は話していたのですが、

「迷信」「考えすぎ」と言われたら、その一言で片付けられてしまうことなのかもしれません。
けど私も叔父の話しを母から聞いて、やっぱり色々な考えが重なって母の身に何か災いが起きないかと不安です。

そして親戚には、神聖な場所でなんてことをしてくれたんだと怒りの気持ちすらあります。
集合写真を撮る暇があるなら、その時間を故人の思い出話に花を咲かせる方が、よっぽど有意義で穏やかだったのではないかと。

火葬場での集合写真、罰が当たらないか不安です。

もしよろしければ、この不安に対する心構え、後は供養などするべきなのか教えて頂きたいです。
よろしくお願いします。

2022年6月10日 21:57

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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

それぞれの価値観の違いですね

火葬場など、お葬式などでの集合写真は地域によってはそういう風習があるようです。
滅多に会えない親戚と会える貴重な場ということで撮るようです。

これは不謹慎でもないし、価値観が様々ということです。国が違えば文化も違うということと同じで、善し悪しではないと思いますよ。好き嫌いに近いでしょう。

ちなみに真ん中に写ることの多いお坊さんですが、何の問題もありませんよ。ご安心ください。

2022年6月11日 6:33
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おきもち

禅宗 曹洞宗 僧侶。神奈川県西部円通寺副住職。 悩みを吐き出す事で、ちょ...
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大相撲の土俵に女性が登れない問題

日本人には、死や血をケガレと思って嫌う文化があります。
そこから、神道などでは生理のある女性(血のケガレ)への差別に派生し、大相撲の土俵やマイホームの上棟式の舞台にも女性が登れないなど、弊害が生じています。
神様もケガレを嫌うはずだと、そしてわずかな血でも神様がケガレだと思うかもしれないと、人間が勝手に忖度しているだけなのです。
バカバカしいでしょう?
ということで、そのような迷信にとらわれそうになったら、「女性が土俵に登れない問題」を思い出してみましょう。
ただ、感染症対策という意味では、なんとなく死体の傍から離れた方が良いよねというケガレ思想は「生存本能」(野生の勘)なのかもしれませんが。

2022年6月11日 23:41
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有り難し
おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四...
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質問者からのお礼

回答ありがとうございました。
回答をよく読み、色々深く考えすぎていたなと思いました。母にも「迷信だし、考えすぎだし、気にしなくて大丈夫。地域によってはそういう風習もあるみたいだから、仕方ないのかもね。悪い方向を考えたら、そっちに気持ちも引っ張られてしまうから、気にしないで明るくしよう」と伝えました。ありがとうございました!

「葬儀」問答一覧

祖父の葬儀での出来事

先日祖父が亡くなり、生前からの祖父の意向もあり、家族のみ参列し、所謂直葬を執り行いました。 無宗教ということと、以前身内の葬儀の際にお坊さんの振る舞いについてとても嫌な思いをしたことがあったようで、それ以来自分が死んだら戒名もお経もいらないから家族だけで見送って欲しいとのことでした。 祖父の希望通りに直葬を執り行ったのですが、せめて火葬場ではお経を1回くらい読んで貰った方がいいのではないか、と親族の一人から声が上がり、じゃあそうしようということで、その際お世話になっていた葬儀屋さんに相談し、お坊さんを手配して下さるとのことで火葬の前に読経していただけることになりました。 お経が始まり、喪主である祖母がまず焼香し、それに続いて参列者が順番に焼香を行っていたのですが、一人ずつではなく三人ずつ焼香を行って欲しかったようで、お坊さんが読経中ですが参列者のいる後ろを振り返り、すごい目付きで睨んできました。 確かに焼香台は三つありましたが、特に何も言われなかったため、喪主に続き一人ずつ焼香を行っていました。 お坊さんの様子に気付いた火葬場の職員の方が、三人ずつどうぞと声をかけてくださったのですが、その間も時折こちらを睨みつけるように見ており、更には肩を竦めため息を吐いていました。 あまりの出来事に唖然としたと同時に頭にカッと血が登り、動悸が激しくなりました。 そのくらいの衝撃を受けました。 そのお坊さんにとっては数ある内の一つかもしれませんが、私たち遺族にとってはそうではありません。 大切な祖父を侮辱されたようでとても腹が立つと同時に悲しくて仕方ありません。 祖母も気付いており悲しがっていました。 こんなことなら祖父の言葉通り、読経してもらうべきでは無かったと後悔しております。 そのお坊さんへのお布施は一万円お渡ししましたが、お金さえ貰えれば後はどうでもいいのでしょうか? 腹の中で何を思ってようが自由ですが、それを表に出さないようたった数分も我慢できないのでしょうか、それが不思議でなりません。 上記したように、以前にもお坊さんのことで嫌な思いをしたことがあり、それに今回のこともあり、もちろんそんな事はないと分かってはいるのですが、こんな人ばかりなのですか? また、この悔しい気持ちの落ち着け方が分かりません。 アドバイスいただきたいです。 よろしくお願いいたします。

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母の葬儀を神式でやりたい父を理解出来ない

2月5日に、母がガンで他界しました。まだ60代の若さでした。今、悲しみと喪失感に暮れて居ます。 そんな中でも、葬儀の準備を進めなければなりません。我が家は、代々仏教式での葬儀を行なって来ました。 しかし、何故か父が神道式にしたいと言い出したのです。 ちなみに、父は特別神道を崇拝している訳でも無く知識もほとんどありません。 神式では、代々のお墓に遺骨を入れられません。魂も輪廻転生の輪に入れず、神棚に奉られる状態になると聴きました。 私は、生前散々苦労して来た母を、極楽浄土に送りたかったのです。 生まれ変わって、来世こそは、苦労無く、幸せな人生を送って欲しい。 しかし、神式では嫌な思い出ばかりが残る我が家に、魂を縛りつける事になるのでは無いかと心配しています。 父が私に相談も無しに依頼した葬儀屋さんも、神式葬儀の事例はほとんど無く、儀式なども曖昧に形だけやっている状態です。 母の亡骸は、まだ自宅に安置されています。枕直しの儀に必要な小刀などを担当の方が置いてくれました。 しかし、刀の置く向きが違います。葬儀屋さんのスタッフさん側に、神式の知識が無いのです。 用意出来る祭壇も小さく質素で、どうにも必要な用具が足りていません。これでは、あまりにも可哀想です。 まさか、お葬式の件で父とケンカをするとは思いませんでした。 どうしても神式で葬儀を行いたいのであれば、そこは仕方がありません。 ですが、せめて今の葬儀屋さんをキャンセルして、神式の儀式に詳しい、専門の葬儀屋さんに変えて貰いたいのです。 枕直しの儀を取り行ってしまった後のキャンセルは、失礼に当たるので出来ないのでしょうか…。 逆に、儀式をしたにも関わらず、別の葬儀屋さんで2度目の儀式を取り行う事は、 母の魂が迷ってしまったりなどの影響があるのでしょうか…。 葬儀業者をキャンセルして切り替えた経験のある方。 そして、数多くの魂を送って来られた、お坊様。 もう時間がありません。何卒、救いの手を差し伸べて戴けます様、お願い申し上げます。 大切な母親が人生の最後に、主役になれる日が葬儀だと考えています。 とびきり美しく、良いお式だったと言って戴ける様なものにしたい。私が出来る、最後の親孝行です。

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檀家総代について

先日父方の祖父が亡くなり、週末にかけて葬儀等を済ませたのですが 実は父が檀家総代をしているお寺の住職の母親の四十九日が祖父のお通夜と告別式が終わった次の日にあり 父は間もなくその手伝いに向かいました。 亡くなる1ヶ月前から祖父は施設のベッドから落ちて大腿骨を骨折したのちに入院と手術をしていたのですが その際はちょうど住職の母親が亡くなったあたりのタイミングだったため 本来であれば医師からの説明のためずっと病院に居なければならないはずが 檀家総代であるという理由から葬儀をまとめなければならず あまりそばに居ることができないような状況でした 「なんとかして祖父のそばに居てやれないものか」と言っても 父は「俺が葬儀のまとめをやらなければいけない」と返され聞き入れてもらえませんでした その時でも色々と疑問に思うことはありましたが まだ祖父は生きている状態だったので とりあえずはあまり口を出さずにいました でもなんだか今回は話が違うような気がするのです 昔からお世話になっているお寺なので 色々と感謝することがあるのは間違いなく 手伝う義務のようなものがあるのは十分理解しているつもりなのですが 身内の、しかも自分の親を見送るという時に葬儀から荼毘まで最低限のことだけして それが過ぎたあとは先にひかえている他人の葬儀を優先的にまとめるというのは なんだか祖父をないがしろにしているような感じに見えてしまってわたしは納得できません。 せめて四十九日までは自分の親のために集中できないものなのかと ただでさえ葬儀の前も後も大変だというのに… 檀家総代というのは、大切な家族の時間を犠牲にしてまでこなさなければならないものなのでしょうか? 本人に言っても、まわりに相談しても 「仕方がないことだから」と言われて終わってしまいます。 自分の行いは大なり小なり必ず自分にかえってくるものです もし自分があの世に行くときでも同じようにないがしろにされても良いということなんでしょうか。 あまりに薄情な気がしてなりません。。

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温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ