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将来のゆめについて

回答数回答 3
有り難し有り難し 12

私は先日高校に入学したばかりの高校一年生です。
私立高校は親がここ以外考えられへん、と訴えてくるかのように、受験する高校が決まりました。
公立高校は自分で決め、受験したのですが、不合格でした。
結果、行きたくもない高校に通うことになりました。
同じ中学だった子がいないです。私の隣には、頼れる仲のいい子がいて当たり前だったので、不安しかありません。
行きたくもない高校に通うことになって、毎日泣いています。後悔しかありません。
私には、夢があります。作詞作曲ができるアイドルになることです。
しかし、親は私の夢をバカにしてきました。そんなんで食べて行けるわけない、と言われ、私は親がレールを敷いた人生を生きていくしかないのか、と最近つくづく思います。
しかし、妹には、オーディションを受けさせています。
私は、高校に入学したばかりですが、今このタイミングで、オーディション等を受けて、夢に進んでいかなければ、再び親の言いなりになる気しかしないです。
私は、夢を諦めて、親の言いなりになって生きていくべきなのか、それとも親の反対を説得して、夢に向かって挑戦するべきなのか。
どちらが正しいと思いますか?
取り柄だった明るさも、最近無くなってきてることを自覚しています。
後悔しない人生を、生きたいです。
何が正しいかわかりません。
また、親を説得する方法って何ですか?
長文失礼しました。
回答お願いします。


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

蓮華の色

蓮華は土壌でその花弁を赤にも白にも咲かせます。身近なお花ですと、紫陽花もそうですね。
与えられた今を大切にできる人が将来に花を咲かせることができます。
お仕事というものは、その99%がやりたくないことをするものです。本当はこんなことしたくないと思うことでも与えられたお仕事を一所懸命にするからお金ももらえるし、次のお仕事ももらえるのです。
嫌な学校に一所懸命に通うことが出来たなら、アイドルとしてのお仕事も必ず成功に結び付けることが出来ます。
今の学校に通うことがすでにプロの道だと思えてくることを願っています。

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有り難し
おきもち

「平等」という嘘を信じるな。 仏はこの世が不平等であり辛苦から絶対に逃れることの出来ない世界であるという。絶対に逃れることが出来ないにも関わらず、「平等」によって或いは「楽」によって人間が救われるというのは矛盾である。 不平等で辛苦極まりないこの世をあきらめ死後に救いを求めるのも人間否定そのものでお話にならない。 平等というのは自分が助かりたいという思いから生まれた自己優先の魔界の教えである。仏教はそうではない。 人を助けることを優先にすれば自分も救われるという考えだ。 人のために活きることで不平等が不平等でなくなり、辛苦が辛苦とも感じなくなるのである。 世のため人のために働いてみる。 「有り難う」 その言葉で、人はそれまでの苦労が苦でなくなるのである。 これが仏教の真の教えである。 生温い癒やしなどまったく意味がない。 積極的に人生を切り開くための教えに耳を傾けるべきである。 お寺やこのようなサイトの利用は一回にとどめなければならない。何度も相談するということは、まったく良くない傾向である。 お坊さんから聴く「仏の教え」によって生きる力を得て、二度とお寺に相談する必要がない幸せな人生を手に入れて欲しい。 本来ならば実際にお寺に足を運び相談すべきである。ここでご縁のあったお寺さんに必ず足を運ぶべき。それが億劫ならばその程度の悩みだということ。本当に切羽詰まっている人は必ずお寺に足を運ぶ。 その観点からご自身の悩みがどの程度のものなのかを推し量ってみることも有効であろう。 それと仏の教えが必要のない質問は無視する。なんでも応えてくれると思ったら大間違いだ。

現実との折り合い

しーやん様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

夢があるのはとても素晴らしいことです。

そして、もっと素晴らしいのは、夢を諦めずに努力し続けることです。

問題は、諦めずに、言い訳もせずに、モチベーション、情熱、志を維持して、どう努力し続けていけるかです。

しかし、生きていくための生活は前提となりますし、そこが現実との折り合いにもなってきます。

生活のための最低限の必要な要素は、やはり義務教育、学校生活や社会勉強などにてしっかりと学び得ておくに越したことはありません。振り返ってみますと、三年間など正直、本当にあっという間です。できれば人間関係も含めて有意義に過ごしたいものです。

親御さんのことは・・やはり心配がおありなのでしょう。

どうしてもやりたいならばしっかりと納得してもらうまで説得する。それでも納得してもらえないようであれば、独り立ちできるまでは、色々な恩恵にも感謝しながら、忍耐することです。

Dream come true!

川口英俊 合掌

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有り難し
おきもち

最新の仏教論考はこちらでご覧頂くことができますが、公開、非公開は随時に判断しています。 https://blog.goo.ne.jp/hidetoshi-k

今できることがたくさんあります。

こんにちは。拝見いたしました。

行きたくない高校に通うことになり、中学からの仲の良い友達とも離れてしまい不安な毎日をおくっておられるとのこと。また、ご自身の夢に向かって進んでいくのか、それとも夢を諦めるのかどうすればよいのか悩んでいるということなのですね。まず、高校一年生の年齢で夢を実現させていこうという強い気持ちを持っていることは素晴らしいですね。自分のなりたいもの、好きなことについてまっすぐ発言できるということは大切なことだと思います。

さて、私の勝手な推測で話しを進めさせていただきますが、例えばアイドルになるつもりの少女が誰も友達がいない学校に入学し、そして信頼する仲間を得ながらアイドルに成長していくストーリーとしてご自身の学校生活を設定してみるというのはいかがでしょうか。
また、オーディションだけが総てではないと思います。今の学校に通いながらでも作詞作曲は出来ますし、学校生活が作詞のヒントになることもあると思います。例えば友達もいない学校に入学した今のあなたの気持ちを歌にすることが出来るのではないでしょうか。オーディションを通さなくても、ブログや動画が発表していけば合格しなければ実績にならないオーディションとは別に「自分の作品」として実績を残していくことができます。
昨今はYouTubeなどから出てきたアイドルもいます。自分の作品を実績として持っていれば親を説得する材料にもなるのではないでしょうか。

環境を整えないとアイドルが出来ない。それでは今活躍しているアイドルには到底追いつけないのはしーやんさんならおわかりのことだと思います。現状でも出来ることは山ほどあります。この逆境で出来ることやってみることこそ「アイドルの物語」になるのではないでしょうか。どうぞあなただからこそ歩めるアイドルの道を進んでみてください。応援しております。

合掌

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有り難し
おきもち

御縁があって一般人からお坊さんになりました。現在は小さなお寺の住職をさせていただいております。

質問者からのお礼

真面目な回答ありがとうございます。
あれから、少し日にちが経ち、学校では友達も出来ましたが、やはり不安な気持ちは変わっていません。
しかし、みなさんがくださった回答をもとに自分を見つめ直しました。
本日、母親にオーディションの件をもう一度頼んでみたら、なんと、すんなり、OKしてくれました!
ブルーだった気持ちも前向きに捉えることによって、起こった奇跡なのかもしれません(笑)
とにかく今では、自分に自信を持って、一生懸命努力しようと思っています。
本当にありがとうございました!

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