このまま医師になるのが不安
はじめて質問させていただきます。
私は現在、大学6回生で、8月から就職試験が始まります。その後、いくつかの試験を経て、卒業すれば来年から医師として働く予定です。
勉強に力を入れる必要がある中で、現在、漠然とした不安に苛まれています。
というのも、就職試験では面接があるのですが、どうしても自分が胸を張って頑張ったと言えるものがないような気がしているからです。
大学受験では、必死になって勉強していたのですが、大学に入り、なんとなく部活やバイトをして今に至っています。周りの人と比べず、自分らしくいたいとは思っているのですが、周りは頑張っているのに、何も大したことをしていない自分が情けなく思ってしまいます。
性格的にも、元々明るく、人と関わって周りを笑顔にするのが好きで、高校まではリーダー等もしていたのですが、大学に入り、少し人間不信になってしまい、集団とは距離をおくようになり、それを今でも引きずってしまっています。
このような気持ちで、自分が医師として働けるのかとても不安になってしまいました。
何かアドバイスをしていただけると嬉しいです。よろしくお願いします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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まずは自分を責めない
たーちゃん 様 相談ありがとうございます。
人間不信から、漠然とした不安。頑張ったと誇れないとのことですが、
人間不信になったことで、自分を責めていませんか?
自分が悪い、情けないとか、なぜできないんだとか。
このような思いがあるとしたら、
自分は悪くない。自分のせいじゃない。自分の責任じゃない。と思い直しましょう。
なぜなら、そもそもの人間不信は、周りの影響であってあなたが起こしたものではないからです。さらに脳が嫌なことに対して、凍り付きや逃走反応を起こしているせいでもあります。このような反応は人間の脳が進化してきたために起こる反応です。あなたがそうなりたいと選択したのではありませんね。
でも辛いとか空しいとかやるせない気持ちが続くなら
私の独断ですが、
医師を目指しているあなたにお薦めの本を紹介します
J.カバットジン著『マインドフルネス ストレス低減法』(北大路書房)
と
クリス・アイロン:エレイン・バーモント著『コンパッション・マインド・ワークブック』(金剛出版)
の2冊です。
精神科医になれと言っているのではありません。(笑)
これから医師になるにあたって、ストレスはつきもの、それを低減することと、患者と相対するときにコンパッショネイト・マインドを持ってほしいと私が願うからです。
多分この2冊を読み実践を、試験勉強の合間に入れることで、前向きに取り組めるようになると私は思います。
どうぞ参考にしていただいて、医師の道へ進んでみてください。
困ったときはどうぞまたご相談ください。応援します。(^^)/
追伸:お礼メッセージありがとうございました。「人に頼ることが苦手」は、ちょっとした恥を晒すつもりで、経験を積んでいけば、頼る方法が見つかりますよ。病院によっては、多職種カンファレンスをしているところもありますから、そんなところをちょっと覗いてみよう。でもどうしても、やや孤独で苦しい時、頑張りすぎてるときは、どうぞ遠慮なくご相談ください。ご縁に感謝申し上げます。再礼
こんにちは、たーちゃんさん
はじめまして、はくりょうと申します。
たーちゃんさんの投稿読まさせていただきました。
すごいじゃないですか!存分に胸を張って、頑張りましたと答えてください。6年間びっしり学び、さらにこれからまたインターンの始まり。
僕のような半端坊主には絶対にマネの出来ない、頭はもちろん心も身体も、資金さえもついていけません…
お釈迦様は、生・老・病・死の4つを逃れようのない大きなくるしみと説かれました。その中で我々坊主ができるのは、たったひとつ死だけ。それも死んで24時間以上経った後だけ。たーちゃんさんができるのは、4つ全て。
僕は坊主になるのに2年。たーちゃんさんは6年とさらにあと数年。
これだけ見ても、すごく頑張っておられるたーちゃんさん。
ドクターとなられた暁には、僕もいろいろ教わりたく、異業種カンファなどもお願いしたいです。
自己分析が出来ているたーちゃんさん。いろいろ不安感が出てきたり、疎外感や孤立感を感じるのも、たーちゃんさんの進む道が間違っていない証拠なのです。安楽な道を選べば、小さな満足感や一時の充足感で終わります。どんどん悩んでいっぱい経験して、どうか本物のドクターになってください。こころよりたーちゃんさんを応援しております。
はくりょう拝
医師として働きたいのですか?
質問者からのお礼
回答していただき本当にありがとうございます。
私自身、人に頼ることが苦手で、自分で頑張って乗り越えようとする性格なのですが、悩みを聞いていただき、それに対して返事がいただけて、素直にとても嬉しいことなんだと気付きました。
まだまだストレスに対する対処法が身についていないのは痛感しておりますので、教えていただいた本を読み、実践していきたいと思います。
視野を広く持ち、素敵な医師になれるように精進します。ありがとうございました。