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自己嫌悪に襲われています。

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有り難し有り難し 11

私は、中学3年生で今年度高校受験を控えています。

先日、模試があり先生に申し込みをしてもらって受けに行くことになっていました。

しかし、当日模試には行けませんでした。
苦しくて、行きたくなくて、同級生にこの姿を見られるのが怖かったのです。

今となれば 無理をしてでも行くべきだったのではないかなど考えてしまいます。

同級生は私がこうして泣いている間にも勉強をしていて、模試にも参加しています。
こんな弱い自分が大嫌いです。

お坊さんは、こういうときどうしますか?
自分を責めて泣いてしまうのは、悪い事だとおもいますか?


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

人を気にしなくいていい。自分を苦にしなくていい。

模試なんだから
そこまで無理して行く必要はありませんよ。

誰にも好不調の波はあります。
あなたはたまたまその時だったのですが
他のどの人も常に好調であり続けることはありません。

自分を責めてしまう時は
大抵他の人と比べてしまった時です。
その他の人も
あなたが勝手に妄想した状態の人です。

誰かと比べそうになったら
それをすぐ否定してください。
その習慣を続けていたら
だんだん人のことが気にならなくなりますよ。

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有り難し
おきもち

 浄土真宗(大谷派)/広島県広島市/17世住職。  1967年京都市生まれ。山形大学理学部卒業後、証券会社で勤務。30歳で脱サラし、親戚筋の超覚寺に入寺、45歳で住職継職。  遺族の分かち合いやお悩み相談などグリーフサポート活動を続け、お寺の掲示板による法語伝道にも尽力している。カープ坊主の会会員。
こちらに法事が入っていなければ、ご希望の日時に相談させていただきます。 想いを吐き出しても、あなたの環境は変わりませんが、あなたの気持ちは変わっていきます。 どうぞ安心してお話しください。

数年前の息子の姿を見ているようで

まるさん、はじめまして。質問を拝読しました。

まるさんの質問を拝読しながら数年前の息子の姿を思い出し、他人事と思えなかったので回答いたします。息子の場合は大学受験でしたが、受験に対する重圧に溺れかかっているところは同じだと思います。

まるさんは、模試を受験することが苦しくて、行きたくなくて、同級生にこの姿を見られたくなかったのですね。息子も同じようなことがあり、模試を受験できないことがありました。親としては「自分で決めたことだから」と見守るだけでしたが、後で本人の口から聞いた言葉はまるさんと同じでした。

空海上人は高野山を開き真言宗を打ち立てて歴史に名を残した偉人です。
ですが、初めから空海上人は偉人だったわけではありません。幾度も人生の取るべき道に悩み涙を流したと振り返っています。

空海上人はこんなことも言っています。
「調子の出ないときは待てばいい。調子のいいときに一気にやればいい」

模試を受けられなかった理由はまるさんにしか分かりませんが、本当のところの心の声を大事にして調子の出ないときは待てばよいと思います。時間のリミットがありますが、自分で決めたことはうまくいかなかったとしても納得できるはず。

涙を流しながらも心の声を聴いて、自分で決めていきましょう。
まるさんが自分の道を見つけられることを祈念しております。
合掌

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有り難し
おきもち

徳島県の高野山真言宗寺院で住職をしています。 本山布教師心得として自坊の月例法話の他に、地域の出張法話の依頼もあります。 出張法話で寺のある地域の特産品「梨」を紹介するので、「梨のおじゅっさん」として有名になりました。 ホームページ http://houwa-kanonji.com/

質問者からのお礼

皆様、ご回答どうもありがとうございました。
あのあと少し気持ちも落ち着いて、
模試も再受験しに行くことができました!
優しいお言葉、本当に嬉しかったです。
ありがとうございました。

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