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母とうまくいきません

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20代の女です。
今年、新社会人として世に出ました。
その際、県外の大学から地元企業に就職したため、
色々考えた結果(経済的・地理的理由)から実家に戻りました。
しかし、母親との関係でストレスを感じています。

そもそも母親とは価値観や趣味や性格が合わず、
物心ついた頃からことある事に喧嘩ばかりしています。
その大半が母親曰く
「あなたは人の気持ちや状況を察しれない。気が利かない。私や家族に対する思いやりを、あなたは持ってない。」
ということに集約していきます。

私は常日頃から、
人は互いにある程度は気持ちを察することができますが、
すべては無理なので、本当に大事なことは相手に伝えることが大切だと、思っています。
特に私や母親のように価値観や考え方に違いがある場合は。

なので、自分は助けてほしい時には必ず言うようにしてますし、
希望が通らないとしても
そこは伝え方が悪かったか、自分でしなきゃいけなかったことか
どちらかだと思っています。

なので、母親には喧嘩の度にこう伝えていますが、
「ある程度分かるなら、私が大変な時とか忙しい時とか見てれば分かるはず。なのに、あなたは手伝いもせず優しい言葉をかけることができない。察しなさいよ。」
と必ず言われます。

こうなると
言ってほしい私と言わなくても察して欲しい母親で
堂々巡りになります。

もちろん産んでくれたことや大学まで出してくれた両親に対して
感謝の気持ちはあります。
誕生日を互いに祝ったり、買い物にもよく出かけます。

しかし、正直注意して見てても、
外での母親の仕事が忙しいとか、母親が時間がないとか、
分からないです。

私も5年県外で一人暮らしをし今戻ってきたばかりで
5年の間に変化した家族の中で生きるのに必死で、
自分も仕事が始まったばかりで右往左往しています。

その中で、母親の状況をつぶさに観察して行動するのは
正直ストレスになります。
私も家ではのんびりしたいし、気を抜きたいのです。

母親をただただ嫌っているわけではなく、
仲良くしたいのもあります。
ですが、実家暮らしが今苦痛なのも確かです。

気持ちが楽になる方法はありますでしょうか。
どうかお力をお貸しください。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

独立するか従うか・・・・

はるさんへ こんにちは。

母との関係で苦しんでいるのですのね。
子どもは、母はこうあるべきという気持ちがありますが、母も一人の悩みのある人間です。子どもの要求どおりに生きているわけではありません。

あなたももう二十歳を越えました。同じ責任ある大人として母と対峙しなければなりません。親だからといって実家だからといって甘えても良いわけではないのです。親には親の生活があります。実家で生活したいのであれば大家である親に従わなければなりません。月末から給料が入ると思いますが、もちろん生活費も納めるのが道理です。

家で気を抜く自由な生活をしたいのであれば、私は別居をお勧めします。たとえ小さな家でもアパートでもかまわないので自分の収入の中でやりくりをする努力が必要です。

母親と仲良くするにために、コミュニケーションの距離感を見つけることが大切です。その距離は人それぞれ、同じではありません。はるさんのメールを伺う限りは、離れて母とコミュニケーションを取った方がいいのではないかと感じました。

もうはるさんは大人のです。大人としての行き方を作っていってください。ノンビリしたいのであれば親のもとでない場所を作ってください。いよいよ本当の親離れの時期がきたのです。がんばって!合掌

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「シヤレコウベ並べて見れば皆同じ」

自分は認めて欲しいけど、お母さんは認めたくない!
この様に受け止める事の様に見受けました。

この世は例え親兄弟で在ろうとも十人十色です。

親、姉妹以外だったら我慢するのでは?ないでしょうか。

合う合わないはあって当たり前これから先には色んな人間関係が生まれて来ます。
その度にイライラして暮らす事は苦しみに繋がり悩みの暮らしになってしまいます。

是より社会人に成られたのです。周りを見渡してそれから自分を見て行動する事。
これも思いやりの在り方です!

この世は愛互いにお世話になっており皆苦、楽、悲しみ、楽しみ、感動、様々な思いが交差して暮らす人々は皆「同事」の世界にいるのです。

「シヤレコウベ並べて見れば皆同じ」なのです。

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質問者からのお礼

お礼が、遅くなりました。
母とはその後色々と話し合い、
一年は生活資金を貯めるために、
実家にお世話になる。
という方向で落ち着きました。

大学時代は今ほど関係は悪くなかったのを考えると、
やはり物理的な距離が関係良好のためには必要なのかな、と思います。

おふたりの僧侶の方々、ありがとうございました。

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