自分が信用できない
みなさま、こんにちは。
ハスノハに登録して、就活に関するご相談をして、進む気力を得ました。お答えいただいた方々や、つぶやきに応えてくださった方々に、とても感謝しております。
それから少し前に進めました。新しいことも始めました。家族とも話をするようになりました。全く何もできなかった時より、少し変われたと思います。
しかし、やはり自分が信じられず、自分のことへの判断ができないです。
自分が一番自分のことをわかっているから、結局は自分で決めないといけないのが就活です。でも自分のことを考えたくない。考えても自分の判断は信用ならない。他人の意見こそ、私を最も正しく表している。
前回のご相談から、3週間もあったのにほんの少ししか進めませんでした。他の人なら1時間で終わることを、私は5時間もかけてやっているんです。一番やらないといけないことから目を逸らして、甘えて、本当に格好悪い。やっぱり自分が大嫌いです。
自分がどうなろうと、どうだっていいという思いが消えません。苦しくて、自分で自分を刺し殺したり、事故で一瞬で死ぬ様子を想像すると楽になります。あなたの幸せのために何がしたいと問われて、最後に行き着くのはやっぱり、死ねばいい。苦しむ前に死ぬほうが効率的だ、という自分の声です。生きたい自分も死にたい自分も、どちらが本当なのかわからないし、決められない。
いつか、いつの間にか本当に死んでいそうで、感情の自己コントロールがききません。死ぬべきだと言われたらいますぐ死ねると思いますが、生きろと言われたらおそらくしばらく生きているでしょう。
前回のご助言を生かしきれないままで、申し訳ない気持ちで一杯です。まだこれからも考えていくつもりですが、自分では今行き詰まっています。
自分を冷静に把握し、自分の幸せを願うにはどうすればいいのですか。
どうかご助言をいただけませんか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
どうにかなるから
自分のことわからないですよね。
自分とは何か。その真相を突き止めるのが仏道修行です。
お釈迦様もそこがはっきりしたから悟ったと言われているのです。
世の中は無常です。昨日までの自分は今はもういないのです。だからこそ、私とはこれ!と決めつけることはできないものです。記憶だって曖昧なもの、好き嫌いだって変化する。そういう生き物です。人にレッテル貼られてもそうではないと思う時の方が多いのではないでしょうか。
しかし、この身を借りて生まれてきたから、その身体の特徴は知っていた方が便利ということはある。
私は名前と顔を一致させたり、計画を立てたりすることが苦手です。どうにもうまくいきません。しかし、それでも仕事をして生きています。どうにかなるものです。工夫したり、助けてもらって生きています。
それで良いのではないですか。自信なんてないですよ。ただ動けばどうにかそのようになる。環境が自分を育ててくれる。そんなところもあります。
自信は後からついてくるおまけです。揺れ動くそれすら怪しいものです。
とにかくやってみる。これにつきます。想像と実際はちがいますから、実践してそこで学んでいくしかないのですよ。
就活よりも大切な出会いのために。
リルさん お悩み拝読しました。自分を信じることができないことに辛い思いをされているのですね。
自分ほど信じられないものはない、それは正しいのではないでしょうか。いろんな自分がいて、気持ちはコロコロ変わっていきます。何かうまくいった時といかない時、誰かに褒められた時、叱られた時、晴れの日と雨の日、私を取り巻く環境で気持ちは随分変わります。だから、今の自分なんて信じない方がいい、私はそう思っています。
と、同時に周りの環境に振り回されない自分を持つことも大切です。私が僧侶になるときに、お師匠さんから言われた言葉は「褒められても自惚れず、貶されても落ち込まず、何があってもガタガタしない」でした。それはとても難しいこと。でも、落ち込んだときにその言葉を思い出してなんとか我慢しています。
リルさんは、きっととても真面目で、ありたい自分を持っていらっしゃるのだと感じました。今は、他人の評価を気にしたり、誰かと比べたり、いい会社に就職しないと、と思う必要はありません。本当にやりたいことが見つかるまで、私は就職浪人をしてもいいのではないかな、と思います。考えすぎると見失うこともあります。
自分を信じなくてもいい、けれど、自分を愛してあげることは必要だと思います。他の人よりも今は効率が悪くても、頑張っている自分を褒めてあげること。力まずに、「今日はこんなもんかな」と、等身大の自分を受け入れるようにしてあげてください。人生は長いものです。今の就活よりももっと大切な出会いは今後にあります。焦らずに、、、心よりお祈りしています。
質問者からのお礼
慈正さま
自分を信じない、というのは盲点でした。
感情に呑み込まれないよう、一旦自分を捨ててみると、考えすぎが止められる気がします。今まで上ばかり見ていて疲れていたのかもしれません。
「褒められても自惚れず、貶されても落ち込まず、何があってもガタガタしない」と、私も思い出してみようと思います。
今、就活より大切な出会い…どんなものなのでしょうか。見えてくるまで待つことにします。ありがとうございます。
邦元さま
自分とは何かを知ることは、お釈迦さまでも最終点に位置する行為なのですね。
無常という言葉は辛かったのですが、昨日までの自分が全てではないという考え方だと思うと素敵に感じました。
私は実践することが苦手です。でも今日の自分はできるかもしれないですよね。
がんばります。ありがとうございます。