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仏教に興味があります

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はじめまして。お読みいただきありがとうございます。ご教示よろしくお願いします。

私は仏教に興味があるのですが、何に取り組めば良いのかわかりません。
本を読んだりしていますが、なんだかわかった気になっているだけに思えてしまいます。

大切なのは日々仏教の教えを胸に堅実に生きていくことだと思います。が、沢山の考え、宗派がある中でどの教えが良いのか(私の考えとマッチしているのか)がわかりません。

仏教の教えを理解し、実践するにはまず何から取り組めば良いのでしょうか?

よろしくお願いします。

2023年4月27日 7:00

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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

スマナサーラ長老のyoutubeがお勧め

日本では、仏教といえばまず「宗派はなに?」なのですが、それは日本だけのいびつな構造だと思います。
 スリランカや東南アジアでは釈尊以来と自負する上座部(テーラワーダ)だけの仏教で、大乗中心の中国、台湾、韓国でも、修行は禅中心、教学は小乗から大乗まで何でも、の、ほぼ一「宗派」だけです。
 日本の開祖がそれぞれ独自に始めた宗派を探す前に、大本の釈尊の教えは何だったのか、を知ることは有益だと思います。
 哲学的な煩瑣なものは面倒くさいので、とりあえずyoutubeで、スリランカ人のスマナサーラ長老の説法を見てみてはいかがでしょうか。在日40年で日本語ペラペラです。無常、苦、無我の仕組みから経典解説から悩み相談までありとあらゆるものがあります。本もいろいろ出ています。それらが全部、釈尊の教えです。これが仏教ではないかと思います。

2023年4月27日 9:28
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有り難し
おきもち

初期仏教というか仏教本来の教えを学びつつ、その在家信者のあり方から見た日本...
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菩提のお寺へ

こんにちは。

 仏教に興味を持ってくださってありがとうございます。

 仏教といっても様々な宗派があるのでどれがご自分にあっているのか、それを知ることができ方法はあるのか、というご質問です。

 私は曹洞宗のお寺で、自分では曹洞宗の教えが自分に合っていると感じています。実はね、多くのお坊さんたちも数ある宗派の中で「自分の信仰している宗派が自分に合っている」と感じているようです。お坊さん以外の方々に聞いてみても多くの方は同じような感覚を持っているように感じます。これはどういうことかと考えてみると、身近にある宗派が最終的に自分に合ったものと感じるようになってくるのではないか、と思います。
 いろいろ宗派があってそれについてひとつひとつ学んで「この中でこれが自分に合っている」と選択するというのは、どの宗派も魅力的なので、とても難しい事だと思います。ですのでね、身近な宗派を学ぶことが信仰を深める近道だと思いますよ。

 そこでおすすめなのが、菩提のお寺の宗派について学ぶことだと思います。あなたのお父様のご実家の宗派は何でしょうか?お父様のご先祖様のお墓参りやお年忌法要にに行くことがあると思いますが、そのお寺の宗派です。まずその宗派について学ぶことだと私は思います。

 私は、hasunohaで回答する目標のひとつとして、相談者様を菩提のお寺にお返しする事と考えています。hasunohaがいらなくなる世界です。みなさんが菩提のお寺を持ち、そのお寺を心のよりどころにしてほしいと考えています。その第一歩として是非菩提のお寺を知っていただきたいと思います。

2023年4月27日 11:55
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有り難し
おきもち

・曹洞宗/静岡県/50代 平成27年鳳林寺住職。平成28年hasunoh...
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質問者からのお礼

光禪様
ご回答ありがとうございます。
〝私は、hasunohaで回答する目標のひとつとして、相談者様を菩提のお寺にお返しする事と考えています。"
勝手ながら、とても素晴らしいお考えだと思いました。
ちょうどGWに祖母に会うので、菩提のお寺について聞いてみようと思います。
ありがとうございました!

藤本晃(慈照)様
回答ありがとうございます。
早速YouTube拝見しました。
とても穏やかな話し方をされる方ですね。
話を聞いていて、その一言一言が心に沁みる感じがしました。

日本仏教の大元である上座部仏教の生の声を聞けるなんて、大変ありがたいことです。

他の動画も拝見し、本も手に取ってみようと思います。
教えていただきありがとうございました!

「仏教全般」問答一覧

お金なんて要らんと貫いた心

神仏への信仰心がとても篤かった医療人のお話です。 その人は幼き時に難病で視力を失い、家督を譲って琵琶法師と鍼師のどちらかを選ぶときに医の道を選んだそうです。親には「二度と家の敷居をまたぐでないぞ」と突き出され、入門先の師匠は「素足に埃が付いたら掃除やり直し」覚えも良くなく、ある日鍼を持たせてもらった時には、患者さんが痛さで悲鳴と怒号のクレーム続出…ことごとく破門。 後がなく生死をかけ岩屋に篭もって断食修行、無我の境地で空腹に転び手にした松葉(鍼のような)と、くるまった落葉を元に、のちの管鍼法を発案。「これなら患者さんも痛がらずに下手な自分でも施せる」心の清らかな和一さん、あれよあれよと出世し果ては将軍の病まで治癒。「よくやった和一よ、褒美を与える。何でも申せ」と将軍、ところが見返りを求めなかった和一先生、儲けは要らんと一旦断るも、当時の上下関係では言語道断。お互いにプライドがゆるさず譲り合わなかった末(流石の将軍もこれで諦めるであろうと、盲目の自分に)「ひとつ、目が欲しゅうございます」と頓智を効かせたところ「わかった」と将軍は引き下がり、しばらくして江戸の一ツ目という地名の土地に、「盲目と老体が遠方まで行かずともお参りできるように」と江ノ島の弁財天様を勧請、老いても尚熱心に参詣を怠らぬ和一検校を自分のケアスタッフとして「そばに置いておきたかった」のもあり、治療院のみならず弟子の養成所と神社まで併設、そして今も残るそうです ハンデがあっても自立して生きていける術を磨く、世界初の視覚障害者用職業養成機関は、実は江戸時代に「盲目となり家を出され、師弟関係も破門され…住むところもお金もなく、仕事のセンスにも恵まれず…只管に神仏に手を合わせ続けた」信仰篤き偉人の苦労の先に日本で生まれた逸話、私は大好きです! 話が長くなりましたが、私も勉強をし指圧師となって施術をしたいと毎日仕事に明け暮れています。元ヤン僧侶さんは「目標が半端ねぇ。もっと効率的にガッツリ考えろ」と喝を入れてくださいました(笑)息を吸うように朝日が昇れば仕事が入ってきて、6月は休みなしで母の日から連勤達成更新中です。今の仕事も好きですが、やっぱり指圧を専門学校で学びたい。 先日お寺でふと仏様から「前へ。只管に進みなさい」と声が聴こえた氣が…私の指圧を喜んでくれた母の為にも入学が叶うようエールをいただけますか。

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